G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

烏帽子岳(924m)~狗留孫岳(722m)周回~バリエーションルートにトライするも失敗~

2017-12-08 | 山行

山行年月日:2017年12月3日(日)、小春日和
参加者:G.G.他5名(6名)
アクセス:各務原 7:25→(R21)→(R365)→8:55烏帽子岳林間広場(駐車場)/約55 km(片道)歩行データ:距離≒9.7  km/所要時間≒5:34(昼食、休憩時間などを含む)/累積標高≒850 m
コースタイム:
駐車場9:08→10:55烏帽子岳11:10→11:43狗留孫岳、昼食12:25→14:00茶店「えぼし」→14:15→14:42駐車場
GPSトラック:
■篠立分岐点までは一般の登山道で問題はなかった。それ以降はバリエーションルートで点線のルートを辿る予定であったが、赤マークに惑わされ予定外のルートを下山してしまった。

                   (一目盛約300m)
GPSトラック標高図:
篠立分岐点以降700m位の間は30°位の急勾配であり、積もった落ち葉で滑べりやすく、立木に掴まり、必死で降りた。想定内であったが、多くのメンバーは1,2度は尻もちをついたようである。

 山行リポート:
第2展望ポイント、第4展望ポイントで東方の風景を楽しむも特段の景色はない。展望岩から北方の風景は見慣れた風景だが何時見ても将に雄大で見惚れる。

駐車場から1時間50分程で烏帽子岳に到着する。20人位のハイカーで賑やかである。記念撮影を済ませて、狗留孫岳に向かう。

 ■狗留孫岳は広々した山頂で南方に藤原岳と御池岳の巨体が立ちはだかる。何時ものことであるが逆光でぼんやりしているのが残念。西方には三国岳の双耳峰が指呼の間である。我々のグループ以外は誰も居ないのでマッタリと昼食と摂る。

 三国岳を背景にして記念撮影してから下山にかかる。篠立分岐点で登山道を右に分けて赤テープがある尾根に進む。そのうちに点線で示した県境尾根に合流すると思っていたが合流しないのでルートミスに気付いたが、予定のルートに戻るのは相当のエネルギーを使いそうなのと、このまま直進しても問題はなさそうと判断し、最後まで赤テープをフォローし林道に降り立った。
 やがて、国道に出合い、直の所に茶店「えぼし」があったので一服する。店の対面にある「古田遊歩道」の標識に従って遊歩道に入り、輿越え峠を越え細野里山遊歩道を経由して駐車場に帰着した。
その他の写真:
今回の山行で印象に残った風景写真などを下に示す。左上から右へ、第4見晴らしポイントから見下ろした水嶺湖/狗留孫岳からの三国岳/狗留孫岳での記念写真/草餅が名物の国道脇の茶店「えぼし」/石仏がある輿越え峠/輿越え峠付近の並木道など。

 歴史余話:
輿越峠は壬申の乱の折、桑名に陣を構えた大海人皇子が関ヶ原に行く途中に通った峠だと言われる。後に持統天皇に即位されるお妃が輿に乗って通ったので、輿越峠と呼ばれているそうである。
 因みに、持統天皇の歌として「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほしたり 天の香久山」はよく知られている通りである。

 雑 感:
■今回、下山時に通常の登山道でない尾根を赤テープ頼りに辿って計画外の所へ降りてしまうと言う失態を演じてしまった。原因は赤テープへの過信、滑りやすい急坂を下るのに夢中で冷静さを欠き、現在位置の確認が疎かになったことが挙げられよう。
■篠立分岐点からのバリエーションルートは地形図から分かるように暫くは急斜面であり滑べりやす立木に掴まりながら降下しなければならず危険なので立ち入らないのが賢明であろう。
■古田遊歩道、細野里山遊歩道は歴史を秘めた趣のある山道なので、普通の登山道で細野駐車場→烏帽子→狗留孫岳→立田→古田・細野遊歩道→駐車場へと周回するのをお勧めする。

              


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