昨今のガソリン高騰に伴い、地方住民の行動範囲が収縮してきている。
先日知人との話の中で、従来は車を利用するのにガソリンの価格を特に気にすることはなかったが、交通手段として自家用車しかない田舎では深刻な事態になりかねないとの認識で意見が一致した。
昨今のガソリン高騰で燃費が10km/リットルとして、10km先へ買い物に行くとして往復約300円のガソリン代がかかる。
家庭の主婦の方は、チラシで安い店を探して買物をされるが、車のガソリン代を考えれば少し安いからといって遠くのスーパーへ行くことが得策とは言えない。
その結果、余程安くなければ、近くで用を済ませることになり、地方住民の行動範囲が収縮してきてしまっている。即ち消費活動が収縮し、惹いては景気後退に向うのではなかろうか。