1月13日に放送されたTBS報道特集「薬害を止めよ・患者全員を救え・C型肝炎患う母が国を動かすまで」に感動し、知らず知らずに熱いものが込み上げてきた。
C型肝炎薬害訴訟全国原告団代表 山口美智子さんの活動を母として、夫としての観点を交えたドキュメンタリーであった。
山口美智子さんをここまで強く支えたものは何であったのか?
小生が感じたのは、究極の人間愛と正義感ではなかろうかと思う。
政府から最初の和解案が提示されても、山口さん個人は対象になっても全員一律救済ではないとの理由で、受け入れを拒否された。
しかも、原告団の足並みが崩れることなく、一致団結して行動された。
なぜ、山口さんの決断に皆さんがついていったのであろうか?
小生が思うに、山口さんの考えは個人の利得を超えた崇高な人間愛に基づいており、「被害者全員の救済、更には将来にわたって決して薬害被害を発生させない」との強い信念があったからこそ全員の心を一つに出来たのではないか。
山口さんは小学校の教師をなさっていたそうであるが、まさに教師の理想像を見た思いがした。小生も小学校の教師をされていたある方への想いもあり、その方と重なってしまった。