少数派シリーズ/米軍基地・沖縄問題
毎日新聞大スクープ!米軍ヘリ都心超高層ビル群低空飛行常態化2
米軍ヘリの低空危険飛行は訓練?遊覧?歌舞伎町・浅草を通過しスカイツリーでUターン
東京都庁第1本庁舎南展望室(高さ202m)の近くを通過する米陸軍ヘリ「ブラックホーク」
=新宿区・都庁第1本庁舎北展望室から撮影 20年8月18日午前11時5分頃
●新聞取材時より年月が経過も危険飛行は投稿時の現在も継続されている
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■港区六本木・米軍基地「赤坂プレスセンター」ヘリポートから離発着
毎日新聞の記事/東京・新宿駅の上空で、米陸軍ヘリ「ブラックホーク」による危険な低空飛行が常態化している。米軍ヘリは首都のど真ん中で何をしているのか。要人輸送の訓練、市街戦を想定した訓練、遊覧飛行の可能性など、専門家からはさまざまな見方が上がる。毎日新聞取材班は、昨年20年7月から今年21年1月まで新宿駅に近い都庁展望室や取材ヘリなどから飛行実態を調査した。昨年8月18日午前10時55分、新宿駅から約4km離れた港区六本木の米軍基地「赤坂プレスセンター」のヘリポートに黒い機体が降り立った。多目的軍用ヘリ「ブラックホーク」だ。機体に「UNITED STATES ARMY(米国陸軍)」の文字が見える。ヘリポートの脇に待機していた迷彩服姿の若い男女6人が乗り込むとすぐに離陸した。機体は米軍基地のある神奈川県方面(南西側)に向けて飛び立ったものの渋谷駅周辺で北に進路を変え、記者が撮影していた新宿方面に向かってきた。
一定の高度を保ちながら、代々木駅近くにある「NTTドコモ代々木ビル(ドコモタワー)」と都庁との間を通過して、新宿駅上空を飛んだ。ドコモタワーの先端(高さ約270m)より明らかに低い高度だ。日本の法令は人口密集地などでは、ヘリを中心とした半径600m内にある建物の上端から300mの高さを「最低安全高度」と定めて、それよりも高い場所を飛ぶように規制している。ヘリが通過した都庁とドコモタワーの間は約1.1kmしかなく、このエリアには「JR東日本本社ビル」(同約150m)などの高層ビルが建ち並ぶ。日本のヘリであれば、確実に違法となる低空飛行だった。新宿駅上空を通過したブラックホークは、繭をイメージした斬新なデザインの「モード学園コクーンタワー」(同約200m)を左手に見ながら東側に折れてゆく。近くにあるのは、外国人観光客に人気の歌舞伎町。ヘリからは歌舞伎町のシンボルとなっているゴジラの巨大な頭が見えるはずだ。
■歌舞伎町→東京ドーム→上野公園→浅草→スカイツリーを往復飛行
ブラックホークはその後、東京ドーム、上野公園、浅草の上空を通り、東京スカイツリーに向かった。ルートの下には小中高の学校や大学、病院もある。スカイツリーを過ぎたところでUターンし、ほぼ同じルートを引き返して再び新宿駅上空に現れた。駅連結の商業ビル「JR新宿ミライナタワー」(同約170m)をかすめるように飛び、都庁の展望台にいた記者の目の前を悠々と通り過ぎた。高度は高さ202mの展望台とほぼ同じだ。基地に向かったのだろうか、そのまま南下を続けて神奈川方面に飛び去った。
東京の中心部を米軍ヘリが飛ぶ背景には、港区六本木にヘリポートが置かれた米軍基地「赤坂プレスセンター」の存在がある。数十km離れた東京都西部や神奈川県の各基地から米政府要人や軍幹部らを都心に輸送する拠点となり、片道10~20分程度で行き来できる。六本木の基地の敷地は東京ドームの半分ほど。終戦後に連合軍が旧日本陸軍駐屯地を接収し、1952年に米軍施設・区域として日本政府が提供した経緯があり、現在まで使用されている。ヘリコプターの騒音や事故の不安から港区が日本政府に撤去を求めているものの、対応は進まない。港区の担当者は「離着陸時は吹き飛ばされそうなほどの風圧で騒音もすごく、近隣住民は長年、我慢を強いられている」と問題を指摘する。
ここからは投稿者の文章/大スクープ・米軍ヘリ低空飛行を世に知らしめ、連載を続ける毎日新聞社ならびに取材班に敬意を表します。大型旅客機の羽田新ルート飛行の危険性が叫ばれ、北風時・荒川沿いを低空離陸飛行、南風時は新宿・渋谷を低空着陸飛行、同:川崎プラント群を低空離陸飛行しています。コロナ禍、これだけでも恐怖なのに、米軍ヘリまでが「超低空の飛来」とはたまったものではありません。投稿者はこの新聞連載によって、米軍ヘリの飛行実態を知りました。それと、長年、東京に住みながら、六本木に米軍基地である「赤坂プレスセンター」の存在を知りませんでした。これからも、この記事を紹介して参ります。<連載・次回に続く>
*ブログタイトルは、新聞タイトルを基に投稿者が付け加えたものです。
*同じくブログ投稿用に、若干、文章補足を加えた箇所があります。
次号/3・米軍ヘリの新宿駅上空200mの低空飛行度々、野放し許されぬ政府は抗議すべきだ
前号/1・米軍ヘリの都心低空飛行が常態化・超高層ビル群をすり抜け高度200m飛行
毎日新聞大スクープ!米軍ヘリ都心超高層ビル群低空飛行常態化2
米軍ヘリの低空危険飛行は訓練?遊覧?歌舞伎町・浅草を通過しスカイツリーでUターン
東京都庁第1本庁舎南展望室(高さ202m)の近くを通過する米陸軍ヘリ「ブラックホーク」
=新宿区・都庁第1本庁舎北展望室から撮影 20年8月18日午前11時5分頃
●新聞取材時より年月が経過も危険飛行は投稿時の現在も継続されている
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■港区六本木・米軍基地「赤坂プレスセンター」ヘリポートから離発着
毎日新聞の記事/東京・新宿駅の上空で、米陸軍ヘリ「ブラックホーク」による危険な低空飛行が常態化している。米軍ヘリは首都のど真ん中で何をしているのか。要人輸送の訓練、市街戦を想定した訓練、遊覧飛行の可能性など、専門家からはさまざまな見方が上がる。毎日新聞取材班は、昨年20年7月から今年21年1月まで新宿駅に近い都庁展望室や取材ヘリなどから飛行実態を調査した。昨年8月18日午前10時55分、新宿駅から約4km離れた港区六本木の米軍基地「赤坂プレスセンター」のヘリポートに黒い機体が降り立った。多目的軍用ヘリ「ブラックホーク」だ。機体に「UNITED STATES ARMY(米国陸軍)」の文字が見える。ヘリポートの脇に待機していた迷彩服姿の若い男女6人が乗り込むとすぐに離陸した。機体は米軍基地のある神奈川県方面(南西側)に向けて飛び立ったものの渋谷駅周辺で北に進路を変え、記者が撮影していた新宿方面に向かってきた。
一定の高度を保ちながら、代々木駅近くにある「NTTドコモ代々木ビル(ドコモタワー)」と都庁との間を通過して、新宿駅上空を飛んだ。ドコモタワーの先端(高さ約270m)より明らかに低い高度だ。日本の法令は人口密集地などでは、ヘリを中心とした半径600m内にある建物の上端から300mの高さを「最低安全高度」と定めて、それよりも高い場所を飛ぶように規制している。ヘリが通過した都庁とドコモタワーの間は約1.1kmしかなく、このエリアには「JR東日本本社ビル」(同約150m)などの高層ビルが建ち並ぶ。日本のヘリであれば、確実に違法となる低空飛行だった。新宿駅上空を通過したブラックホークは、繭をイメージした斬新なデザインの「モード学園コクーンタワー」(同約200m)を左手に見ながら東側に折れてゆく。近くにあるのは、外国人観光客に人気の歌舞伎町。ヘリからは歌舞伎町のシンボルとなっているゴジラの巨大な頭が見えるはずだ。
■歌舞伎町→東京ドーム→上野公園→浅草→スカイツリーを往復飛行
ブラックホークはその後、東京ドーム、上野公園、浅草の上空を通り、東京スカイツリーに向かった。ルートの下には小中高の学校や大学、病院もある。スカイツリーを過ぎたところでUターンし、ほぼ同じルートを引き返して再び新宿駅上空に現れた。駅連結の商業ビル「JR新宿ミライナタワー」(同約170m)をかすめるように飛び、都庁の展望台にいた記者の目の前を悠々と通り過ぎた。高度は高さ202mの展望台とほぼ同じだ。基地に向かったのだろうか、そのまま南下を続けて神奈川方面に飛び去った。
東京の中心部を米軍ヘリが飛ぶ背景には、港区六本木にヘリポートが置かれた米軍基地「赤坂プレスセンター」の存在がある。数十km離れた東京都西部や神奈川県の各基地から米政府要人や軍幹部らを都心に輸送する拠点となり、片道10~20分程度で行き来できる。六本木の基地の敷地は東京ドームの半分ほど。終戦後に連合軍が旧日本陸軍駐屯地を接収し、1952年に米軍施設・区域として日本政府が提供した経緯があり、現在まで使用されている。ヘリコプターの騒音や事故の不安から港区が日本政府に撤去を求めているものの、対応は進まない。港区の担当者は「離着陸時は吹き飛ばされそうなほどの風圧で騒音もすごく、近隣住民は長年、我慢を強いられている」と問題を指摘する。
ここからは投稿者の文章/大スクープ・米軍ヘリ低空飛行を世に知らしめ、連載を続ける毎日新聞社ならびに取材班に敬意を表します。大型旅客機の羽田新ルート飛行の危険性が叫ばれ、北風時・荒川沿いを低空離陸飛行、南風時は新宿・渋谷を低空着陸飛行、同:川崎プラント群を低空離陸飛行しています。コロナ禍、これだけでも恐怖なのに、米軍ヘリまでが「超低空の飛来」とはたまったものではありません。投稿者はこの新聞連載によって、米軍ヘリの飛行実態を知りました。それと、長年、東京に住みながら、六本木に米軍基地である「赤坂プレスセンター」の存在を知りませんでした。これからも、この記事を紹介して参ります。<連載・次回に続く>
▽飛行の調査方法記事・画像のコピペ“は、適法ではないことを投稿者として認識しております。しかし昨今は新聞を読まない方が増えており、また米軍の常態化する低空飛行の危険性を看過する訳にはいかず、皆様のご認識を高める上で転載を致しております。
毎日新聞は、米軍ヘリの都心での飛行実態を昨年20年7月~今年21年1月にかけて調べた。調査日数は任意で選んだ平日の90日で、1日あたり3~5時間。このため低空飛行の回数はさらに多い可能性がある。東京都庁の展望室(202m)など都心にある高さ200m級の複数の地点や地上、上空(取材ヘリ)から飛行状況を確認。複数の調査地点から機体がビルより低いと確認できた飛行 ▽機体が調査地点から見下ろす位置か水平の位置にある飛行――といった条件を満たしたものを低空飛行とみなし、撮影できたケースのみ集計した。
*ブログタイトルは、新聞タイトルを基に投稿者が付け加えたものです。
*同じくブログ投稿用に、若干、文章補足を加えた箇所があります。
次号/3・米軍ヘリの新宿駅上空200mの低空飛行度々、野放し許されぬ政府は抗議すべきだ
前号/1・米軍ヘリの都心低空飛行が常態化・超高層ビル群をすり抜け高度200m飛行