少数派シリーズ/政治情勢
与良政談★武田総務相・麻生副総理ら菅政権の「底が抜けた」閣僚たち
毎日新聞の夕刊、「熱血!与良政談」というコラムからの記事をご紹介します。
コラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*タイトル付け、文章の省略化、補足は投稿者によるものです。
◆ごまかし続ける姿勢がかえって疑念を深めていることになぜ気づかないのか
聞くに堪えない閣僚の国会答弁や記者会見での応答が続く。武田良太総務相は先週の国会でNTTの澤田純社長らと会食していた事実をようやく認めた。武田氏はそれまで「個別の事案に答えるのは控える」とかわし続けていた。しかし、週刊文春の報道で詳細な事実を突きつけられて渋々、認めたに違いない。ところが今度は「滞在は1時間に満たず、ビールを2、3杯程度飲んで1万円を支払った」と説明し、NTT側から要望や依頼は受けていないから大臣規範には抵触していないと言い張っている。ならば、なぜ最初から会食したことを認めなかったのか。こうしてごまかし続ける姿勢が、かえって疑念を深めていることに、なぜ気づかないのだろう。
放送事業会社「東北新社」の外資規制違反をめぐる審議中、答弁に向かう総務省幹部に対し、武田氏が自席から「『記憶がない』と言え」と声をあげた点も看過できない。その弁明がすごい。「なぜか無意識で出たんでしょう。答弁を指図するつもりも意味もないし、命令することはない」。無意識なら何を言っても許されるとでも言うのだろうか。麻生太郎副総理兼財務相は記者会見で新型コロナウイルス感染を防ぐためのマスク着用について、「いつまでやるの?」「真面目に聞いてるんだよ、俺が。あんたら新聞記者だから、それくらい知ってんだろ」と言い放った。感染防止対策に政府が責任を持つという自覚が全くない。こんな人が長く副総理を務めているのである。「麻生さんには何を言っても無駄」とあきらめずに、担当記者はもっと怒ってほしかった。
一体、いつからこんな言動がまかり通るようになったのか。やはり安倍晋三前内閣からだと思う。安倍氏本人が一切、非を認めずウソを重ねてきたのだから。その揚げ句に倫理観、いや常識の底が抜けてしまった。試みに新明解国語辞典で【底抜け】を引いたらこうあった。「生活態度や物の考え方などが常識で許容される限度を超えていて、接する人をあきれさせるほどであること」。その都度「誤解を招いたとしたら申し訳ない」と謝るだけで、辞めて責任を取らなかったからこうなる。それを許してきてしまった私たちマスコミの責任も大きいと改めて思う。
投稿者の文章/武田大臣は国会で数十回も「国民の疑念を招く会食はしていない」と繰り返した挙句、"文春砲"(週刊文集記事)によって、会食していた事実を突きつけられあえなく撃沈。現在の週刊誌は、しっかり事実関係をつかんでから報道する。そうした流れさえ想像できない、官僚の「脳死」状態。本文の麻生副総理の「マスク発言」について、本来なら新聞記者より№2の本人が一番知っているはず。言い方を変えれば№2でさえ対策が分からないのだから、図らずとも菅政権のコロナ対策の無能ぶりが露呈した。こんな川柳を見た。「あなたこそ いつまでやるの? そのポスト」。与良氏は「底抜け」を強調されていたが、昔のTVに「底抜け脱線ゲーム」という番組があった。また歳がバレる。金原アナが司会、パフパフ!(知る人ぞ知る)。政権は底抜けを越えて、脱線状態。もっと言うなら、三波伸介・伊東四朗・戸塚睦夫「てんぷくトリオ」のお笑いグループもいた。もしかしたら政府は、既に"転覆"状態か?
与良政談★武田総務相・麻生副総理ら菅政権の「底が抜けた」閣僚たち
毎日新聞の夕刊、「熱血!与良政談」というコラムからの記事をご紹介します。
コラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*タイトル付け、文章の省略化、補足は投稿者によるものです。
◆ごまかし続ける姿勢がかえって疑念を深めていることになぜ気づかないのか
聞くに堪えない閣僚の国会答弁や記者会見での応答が続く。武田良太総務相は先週の国会でNTTの澤田純社長らと会食していた事実をようやく認めた。武田氏はそれまで「個別の事案に答えるのは控える」とかわし続けていた。しかし、週刊文春の報道で詳細な事実を突きつけられて渋々、認めたに違いない。ところが今度は「滞在は1時間に満たず、ビールを2、3杯程度飲んで1万円を支払った」と説明し、NTT側から要望や依頼は受けていないから大臣規範には抵触していないと言い張っている。ならば、なぜ最初から会食したことを認めなかったのか。こうしてごまかし続ける姿勢が、かえって疑念を深めていることに、なぜ気づかないのだろう。
放送事業会社「東北新社」の外資規制違反をめぐる審議中、答弁に向かう総務省幹部に対し、武田氏が自席から「『記憶がない』と言え」と声をあげた点も看過できない。その弁明がすごい。「なぜか無意識で出たんでしょう。答弁を指図するつもりも意味もないし、命令することはない」。無意識なら何を言っても許されるとでも言うのだろうか。麻生太郎副総理兼財務相は記者会見で新型コロナウイルス感染を防ぐためのマスク着用について、「いつまでやるの?」「真面目に聞いてるんだよ、俺が。あんたら新聞記者だから、それくらい知ってんだろ」と言い放った。感染防止対策に政府が責任を持つという自覚が全くない。こんな人が長く副総理を務めているのである。「麻生さんには何を言っても無駄」とあきらめずに、担当記者はもっと怒ってほしかった。
一体、いつからこんな言動がまかり通るようになったのか。やはり安倍晋三前内閣からだと思う。安倍氏本人が一切、非を認めずウソを重ねてきたのだから。その揚げ句に倫理観、いや常識の底が抜けてしまった。試みに新明解国語辞典で【底抜け】を引いたらこうあった。「生活態度や物の考え方などが常識で許容される限度を超えていて、接する人をあきれさせるほどであること」。その都度「誤解を招いたとしたら申し訳ない」と謝るだけで、辞めて責任を取らなかったからこうなる。それを許してきてしまった私たちマスコミの責任も大きいと改めて思う。
投稿者の文章/武田大臣は国会で数十回も「国民の疑念を招く会食はしていない」と繰り返した挙句、"文春砲"(週刊文集記事)によって、会食していた事実を突きつけられあえなく撃沈。現在の週刊誌は、しっかり事実関係をつかんでから報道する。そうした流れさえ想像できない、官僚の「脳死」状態。本文の麻生副総理の「マスク発言」について、本来なら新聞記者より№2の本人が一番知っているはず。言い方を変えれば№2でさえ対策が分からないのだから、図らずとも菅政権のコロナ対策の無能ぶりが露呈した。こんな川柳を見た。「あなたこそ いつまでやるの? そのポスト」。与良氏は「底抜け」を強調されていたが、昔のTVに「底抜け脱線ゲーム」という番組があった。また歳がバレる。金原アナが司会、パフパフ!(知る人ぞ知る)。政権は底抜けを越えて、脱線状態。もっと言うなら、三波伸介・伊東四朗・戸塚睦夫「てんぷくトリオ」のお笑いグループもいた。もしかしたら政府は、既に"転覆"状態か?