食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

索引【お(あ-さ行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.8

2023年10月20日 | 毎日新聞クロスワード
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お(あ-さ行)気になる言葉の辞書 P.8/54



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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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お(あ-さ行)
OECD = 経済や文化の面で比較的進歩した国。OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development)、経済協力開発機構。1961年に発足した先進工業国の経済協力機構。経済成長・発展途上国援助・通商拡大の三つを主要目的とする。加盟国38カ国、日本は64年加盟。投/果たして日本は先進国なのだろうか?先進7か国最下位、OECD最下位またはかなり下位、世界200か国近い国でも下位にランキングされる評価項目が多くなった。世界の在り方に逆流する、自民党右翼が牛耳る政治に文句を言えぬ歴代首相が続く限り日本はどんどん急降下する。
OTTFFSSEN = クイズでよく出題される one・two・threeなど1~9の英単語の頭文字。
オーバーツーリズム = overtourism。観光地にキャパシティ以上の観光客が押し寄せること。街中の人混みや交通渋滞、トイレの不足といったインフラの問題、騒音やゴミの問題、環境破壊など。地域住民と観光客とのトラブルが挙げられ、「観光公害」という表現が使われる。
老いるショック = 本来のオイルショックは1973(S48)年、第4次中東戦争の際、アラブ産油国がアメリカやオランダなどのイスラエル支持に対抗して原油の減産や値上げを行い、世界経済に大きな影響を及ぼしたこと。石油危機。笑い言葉 < 投/「老いるショック」は、老いることへのショック。「老いるマネー」=老後の資金のこと。長生きには、お金が掛かるの意。投稿者も人並みに、“老後の資金がありません!”(映画名)
追分(おいわけ) = ①道の左右に分かれる所。分岐点。②各地に地名として残る追分節の略。「追分節」とは、民謡。もと、中山道と北国街道との分岐点である信濃追分の宿駅で唄った馬子唄。また、それが各地に伝わったものの総称。悲哀を帯び、声を長く引いて唄うものが典型。越後追分・松前追分・江差追分などが知られる。投/歌謡曲なら、♪リンゴの花びらが風に散ったよな~美空ひばりの「リンゴ追分」でしょう。
蓊鬱(おううつ) = 草や木が盛んに茂っているさま。
横逆(おうぎゃく) = わがままで道理に従わないこと。投/横は正しくないこと、無理にすることの意味がある。思い付くだけでも、横暴・横行・横領・横柄・横着・横転、横取り・横流し・横槍・横車・邪ま(ヨコシマ?)・横恋慕・横紙破り、横道にそれる・下手の横好きなど。
王貞治(おうさだはる) = 投/本塁打王15回、打点王13回、首位打者5回の輝かしい記録。記録の王、記憶の長嶋と、一時代を築いた。現役時、あまりガッツポーズをしなかったのは、少年時代の親の躾による。打たれて悔しがる相手やそれを見る親もいるのだから、今に言うガッツポーズで逆なでをしてはいけない教えだった。投稿者も高校野球はもちろんプロ野球の過剰な自己顕示ポーズや、ビズリーチのような高々と1本指を立てるのは好きではない。
嗚咽(おえつ) = むせび泣くこと。すすり泣くこと。「-が漏れる」。対比・号泣=大声をあげて泣くこと。「悲報に-する」。投/投稿者がイライラする言葉(誤用)が、入籍と号泣なので強調した。女性のタレントがちょっとウルウルしただけで、芸能ニュースではすぐ「号泣」とタイトル付けされる。毎日新聞「松尾貴史のちょっと違和感」では、松尾氏がナレーターの仕事で「号泣」の文言にクレームを付けたが、ディレクターに押し返された記事が載っていた。松尾氏の気持ちは分かるな~。
大石良雄(-・よしお) = 良雄は、正しくはよしたかと読む。江戸中期、赤穂藩浅野家の家老。赤穂義士の頭領。通称、内蔵助(くらのすけ)。元禄15年(1703)12月14日(旧暦)夜、赤穂浪士四十七士が吉良邸に仇を討つ。投/「昼行燈」と渾名され平時は凡庸な人物だったが、いざと言う時には今でいう管理能力・部下統率力を発揮した。主君が“刃傷(にんじょう)”を起こさなければ、歴史に名を残す人物ではなかった。事件から300年余り、泉岳寺に大石内蔵助をはじめとする四十七士が眠っている。墓は小さく、思った以上にこじんまりした所だった。
大取り(おおとり) = ①寄席で最後に出演する者。真打(しんうち)、「-をとる」。②最後に上映または演ずる呼び物の映画や番組。また、演ずる人、オオトリ。投/昔の寄席の出演料は、最後に出る演者に支払うものだった。最後を務める真打ちが出演料の全額を一旦全部受け取り、そこから出演者に分配をした。そのことから、出演料を受け「取る」、出演料を一番多く「取る」という意味で、最後に出演する人を「取り」と呼ぶようになった。
大葉 = 刺身の妻や薬味などに用いる、青ジソの若葉。投/中年以上の方は青紫蘇(しそ)と言い、大葉は同じ物。過日、NHK番組で放送されたので紹介。半世紀以上前に、愛知・豊橋市の農業家が開発・大量生産化。それまで紫蘇の大きな葉は、関西の料亭などのぜいたく品扱いだった。東京の飲食店に卸したところ、人気爆発し今日に至る。元々2~3cmだった紫蘇の葉を、大きくしたので「大葉」と名付けられた。
大風呂敷 = 実際にはできそうにないことを言ったり、計画したりする。大言壮語する。ほらをふく。投/室町時代の風呂は蒸し風呂のようなもので、蒸気を拡散させるために、むしろ・すのこ、布などが床に敷かれていたのが風呂敷の起源。江戸時代に入り湯をはった銭湯が誕生し、衣類や入浴用具を四角い布に包むことになった。
尾頭付き= 御頭と間違って書かれるが多い。
御冠(おかんむり) = 「冠をまげる」ことに由来し、不機嫌なこと。怒っていること。貴族・高貴な方が不満がある時は、冠を横や上下にずらすして態度を表すこと。投/昔いた会社の部長は、立場上しかたなく決裁書類に印を押さざるを得ない場合に、納得できない意思表示に印を上下逆さま、やや不満の場合は斜めに傾けて押印していた。却って、分かりやすかった。
燠(熾)(おき) = 赤くおこった炭火。
置き配 = 宅配業者に事前に自宅内の指定場所を示せば、玄関前・置き配バッグ・宅配ボックス・車庫・物置などに非対面で荷物を届けるサービス。投/置き配は便利なシステムだが、盗まれる・いたずらされる・場所がないなど、希望者は躊躇する。現在、宅配需要が伸びる一方で再配達が多く、大きな負担になっている。24年度から配達員は長期勤務制限が課されるため、却って大変な羽目に。そもそも宅配サービスの前提は、必ず家に「専業主婦」がいて、いつでも受け取れることだった。今や働く主婦が半数以上を占め、これもアナクロニズム(時代遅れ)のシステムだ。
オクトーバー = October。紀元前は3月が年初めだったが、後年、1月・2月を入れたため、月の名称が「7」を意味する「sept‐」が9番目の月「September」に、同じく「8」の「octo‐」(蛸octopus、音程octaveなどの例)は10番目の月「October」と『順送り』なった。
奥の院 = 主に寺院の本堂より奥の方、最高所などにあって、霊仏または開山・祖師などの霊を安置する所。高野山のそれが有名。転じて、みだりに人に見せない大切な所の例え。
送り迎え = 送ったり迎えたりすること。送迎。「車での-」。投/送りと迎えがセットになった言葉と解釈する。しかし投稿者は昔から、幼稚園バスなどの場合、時間的経過(順番)からみると、「迎え送り」「迎送車」が自然と思っていた。また尖閣諸島の領海に中国公船が出入りした際、NHKニュースのアナウンサーは「出たり入ったり」ではなく、「入ったり出たり」と説明した。実際の流れが、言葉と逆なのが他にもある。
おけさ節 = 越後の柏崎、佐渡相川町から流行しはじめた民謡。佐渡おけさ、出雲崎おけさなどがある。おけさの元唄は九州のハイヤ節という酒盛り唄といわれ、船乗りによって各地に伝えられた。投/不確かな情報ながら「おけさ」の由来は、猫の飼い主が経済的に苦しく、助けるために猫が美しい女性に化けた伝説。その女性の名が、「お桂」だったと言われる。
おけら = ①(職人の隠語)ばか・間抜け・阿房あほうなどの意。②所持金が全くないこと。無一文。
御子様ランチ = チコ情報/昭和初期に、子供向けの御子様弁当・御子様ちらしが作られた。1930(S5)年、日本橋・三越に「御子様洋食」メニューの記録が残っている。はっきり「御子様ランチ」の名称が使われたのが上野・松坂屋で、以来、この名称が全国的に定着した。ところで山に見立てたケチャップライスなどに旗が立っているのは、当時の三越食堂主任の安藤太郎氏の発想だった。彼は登山好きで登頂時に旗を立てることから、子供が喜ぶと思いついた。
粔籹・興し(おこし) = 糯米(もちごめ)や粟(あわ)などを蒸した後、乾かして炒ったものを水飴と砂糖とで固めた菓子。胡麻・豆・クルミ・落花生・海苔などを加える。雷おこしの名は浅草雷門を由来としており、「家を起こす」「名を起こす」をかけた縁起物。「雷よけのおまじない」などの謳い文句で売られた、諸説あり。投/実は投稿者が子供の頃、オヤジが家内工業で粔籹を作り上野や墨田区の問屋に納めていた。跡を継ぎたくないと言ったことから、5年後ぐらいに廃業した。
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痴(または烏滸)の沙汰(おこのさた) = おろかなこと。ばか。
幼馴染(おさななじみ) = 幼い時、仲良く遊んだ人。「-と再会する」。投/♪歌「おさななじみ」は、時の経過が猛烈に慌ただしい。ただ1つ、昔から歌詞の間違いが気に掛かる。「急に感じた胸騒ぎ~」、胸騒ぎはときめくこと・嬉しくドキドキすることではなく、家族・身内などの「心配・凶事の予感などのために胸がどきどきして心の穏やかでないこと」。以降、有名曲や女性アイドル曲にこの言葉が載せられおり、投稿者は今も抵抗感を持つ。いずれ、凶事・好事(慶事)どちらにも使われていくのだろう。
御座なりと等閑(なおざり)の違い = 「御座なり」→当座をつくろうこと。その場のがれにいいかげんに物事をするさま。「-の計画」「-にする」。「等閑」→いいかげんにして放っておく。投/よくクイズなど出題にされる。どっちもどっちだが、当座をつくろうことVS放っておくことなので、御座なりのほうが少しは良いことに。
伯父・叔父(おじ) = 林修情報/古代中国の言葉に「伯仲叔季」(はく・ちゅう・しゅく・き)がある。兄弟の順番のことで、伯=長男、仲=次男、叔=三男、季=末っ子。この流れで、親の兄は伯父、親の弟は叔父と使い分けをする。因みに、昔は子供が多く年齢差がないことから、能力の差も少なかった。そこで現在でも、優劣付け難いことを「伯仲」(はくちゅう)と言う。
忍野八海(おしのはっかい) = 山梨県南東部、南都留郡忍野村にある涌泉。富士山の伏流水が湧き出たもの。かつて8つの湧水池があったが、今は多く涸(か)れる。形状、水質、水量、保全状況、景観、仏教思想(富士信仰)などの観点から、1934(S9年)に国の天然記念物に指定。2013年には、富士信仰の古跡霊場や富士道者の禊ぎの場の歴史や伝説、富士山域を背景とした風致の優れた水景が、世界遺産・富士山の構成資産の一部として認定された。
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おじや = 笑い言葉 < 親の兄弟が好きな食べ物→おじや。投/おばあさんが好きな食べ物はババロア。フランスの大統領が好きなお菓子はマカロン。
御釈迦(おしゃか) = 作り損なうこと、作り損なったもの。不良品、「-にする」。鋳物職人の隠語で、地蔵や阿弥陀の像を鋳(い)るのに誤って釈迦像を鋳てしまったことから。投/この言葉の使い方は、御釈迦様に失礼ではないのか? シャカリキになって、阿弥陀像に作り替えろ!
おじゃん = 火事が鎮火した時に打つ半鐘の音(ジャーン)から、事が不成功・駄目になること。
OSINT(オシント) = 公開情報調査、オープン・ソース・インテリジェンス(Open-Source Intelligence)。「合法的に入手できる資料」を「調べて突き合わせる」手法である。情報源は政府の公式発表(プレスリリース)、マスメディアによる報道・インターネット・新聞・書籍・電話帳・科学誌その他を含む。具体的には、対象国の方針を割り出すために、対象国の新聞社交欄、ニュースの断片、人事の異動発令、発表報道などを丹念に集積し、分析するといった手法である。
オスプレイ = 投/osprey。23年11月、米空軍のオスプレイが鹿児島県屋久島沖に墜落、8人全員が死亡。現在まで世界で20機が墜落・57名が死亡、全員が戦闘ではなく事故死だ。オスプレイは、「ウィドーメーカー」(未亡人作り)と呼ばれる「欠陥機」である。一般的なヘリコプターには義務付けられている「自動回転(オートローテーション)機能」がオスプレイにはないので、エンジンが止まれば即墜落する。日本には米軍・自衛隊で44機が配備され、相次ぐ緊急着陸を繰り返し全面撤去撤退が求められている。なおオスプレイとは「(みさご)」という海岸や湖沼に棲む鷹の一種の名称で、古くは万葉集や方丈記にも登場した。昔の時代とは違い、“現代の鶚”は悪鳥極まりない。
お墨付 = ①近世、幕府または諸侯からその臣下に与えた文書。また、それに記した書判。②保証のために与えられた文書。③ (比喩的に) 権威のある人から得る保証。④墨で図案のような花押(かおう)署名のある文書に由来する。投/安倍首相が統一教会へ祝福のビデオメッセージを贈ったことは、霊感商法・金銭巻き上げ犯罪と言える統一教会へまさしくお墨付を与えたもの。こんな人物を、国葬に祀り上げたことは間違っている。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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