少数派シリーズ/社会の弱者・人権
育児ノイローゼ死は本人に責任はなく出産後のホルモンバランスの変調が原因
■WHO手引きに基づき厚労省もメディアの過剰な自殺報道を抑制(お願い)
有名女優が、1歳の子を残し突然の自殺(推測)に至りました。世間は悼む気持ちが高まる中、ネットでは生まれたばかりの1歳の子がいるのに、また映画・ドラマなど重要な仕事に就きながら、自殺するとは無責任との心ない罵声が浴びせられました。投稿者はだいぶ以前に、NHK番組の「チコちゃんに𠮟られる」で『妊娠・出産時にママがイライラするのは「人は群れで生きる動物だから」』のテーマをアップしておりました。そこから今回の事故死を結びつけると、個人差と周辺環境によって異なりますが、出産後のホルモンバランスの変調が原因・影響していると考えられます。従って、本人に責任はありません。その点は、下記の囲み文をご覧頂ければ、彼女への誤解が解けると存じます。正しい理解をお願いします。
もう1つ「WHO(世界保健機関)のメディア手引き」を運用した、下図の厚労大臣指定法人の文章をご紹介します。昔は、センセーショナルな報道がされ、来る日も来る日も繰り返し報道されました。中には、自殺した方法まで紹介する行き過ぎたことがあったのです。そこで同法人が、今回、素早く下記の文を発信しています。自殺を迷っている人を誘発、あるいは後追い自殺も起こり、メディアへ自殺報道を抑制する依頼をしています。このように、国やメディア・関係組織、そして国民が一丸となって<自殺防止>に努める義務があることです。しかしネット社会では、未だに旧態依然の誹謗が続いていることは残念です。この投稿をご覧になった方それぞれが、新たな死者を出さないためにも、見識ある行動をお願いします。
メディア関係者各位 <厚労大臣指定法人>
(令和2年・2020年)本日9月27日、女優の竹内結子さんが逝去され、死因が自殺である可能性があるとの報道がなされています。著名人の自殺に関する報道は、子どもや若者、自殺念慮を抱えている人に強い影響を与え、「後追い自殺」を誘発しかねません。メディア関係者各位におかれましては、以下の点にご留意いただき、WHO『自殺報道ガイドライン』を踏まえた報道に徹するよう、お願いいたします。
《センセーショナルな自殺報道によるリスク》
▼自殺リスクの高い人はメディアの自殺報道の後に模倣自殺を起こしてしまう危険性があること。
▼有名人の自殺や、自らと重ね合わせやすい人(自身と同じ境遇の人など)の自殺は、その危険性が極めて高くなること。(参考「WHO自殺対策を推進するためにメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識2017年版 はじめに」)
*続きは、下記「いのち支える自殺対策推進センター」へリンク
いのち支える自殺対策推進センター(厚労大臣指定法人)
まもろうよ こころ(電話・SNS相談) 厚労省
<新版> *少々見にくいのですが、上が新版・下が旧版
育児ノイローゼ死は本人に責任はなく出産後のホルモンバランスの変調が原因
■WHO手引きに基づき厚労省もメディアの過剰な自殺報道を抑制(お願い)
有名女優が、1歳の子を残し突然の自殺(推測)に至りました。世間は悼む気持ちが高まる中、ネットでは生まれたばかりの1歳の子がいるのに、また映画・ドラマなど重要な仕事に就きながら、自殺するとは無責任との心ない罵声が浴びせられました。投稿者はだいぶ以前に、NHK番組の「チコちゃんに𠮟られる」で『妊娠・出産時にママがイライラするのは「人は群れで生きる動物だから」』のテーマをアップしておりました。そこから今回の事故死を結びつけると、個人差と周辺環境によって異なりますが、出産後のホルモンバランスの変調が原因・影響していると考えられます。従って、本人に責任はありません。その点は、下記の囲み文をご覧頂ければ、彼女への誤解が解けると存じます。正しい理解をお願いします。
もう1つ「WHO(世界保健機関)のメディア手引き」を運用した、下図の厚労大臣指定法人の文章をご紹介します。昔は、センセーショナルな報道がされ、来る日も来る日も繰り返し報道されました。中には、自殺した方法まで紹介する行き過ぎたことがあったのです。そこで同法人が、今回、素早く下記の文を発信しています。自殺を迷っている人を誘発、あるいは後追い自殺も起こり、メディアへ自殺報道を抑制する依頼をしています。このように、国やメディア・関係組織、そして国民が一丸となって<自殺防止>に努める義務があることです。しかしネット社会では、未だに旧態依然の誹謗が続いていることは残念です。この投稿をご覧になった方それぞれが、新たな死者を出さないためにも、見識ある行動をお願いします。
■第1のイライラ/ホルモン分泌のイライラによって人類が子孫を増やし発展させた
妊娠すると胎盤から様々なホルモンが分泌し、その1つが妊娠を育む重要なホルモン「エストロゲン」です。妊娠初期からどんどん増え、出産時がピーク。出産後は急激に減少するので、その時に不安・孤独感を持ちイライラを増幅させます。これが、第一のイライラです。
<投稿者補足=なぜイライラするのか? ホルモンの分泌によるイライラが、人類の長い歴史の中で子孫を増やし発展する術だったのです。説明・次項、以下もカッコは投稿者補足>。
エストロゲンの作用によって母親が不安・孤独を感じ、仲間と一緒に子育てしたいと思うようになり、人類が進化の過程で「共同養育を促す」ことを培ったという仮説です。我が子を他者に任せられるのは、動物では人間だけだそうです。<集団生活する動物でも、基本は雄雌のつがい同士です。共同養育を今で言えば、家族・両親・祖父母・第三者などでしょうか>。人類が進化する中で、共同養育という子育て術を編み出したことによって、次々と子供を生み育てられるようになったのです。
■第2のイライラ/共同子育て術が仇となり核家族化によって逆のイライラが
しかし母親は、出産後も第二のイライラが続きます。それは、別のホルモン「オキシトシン」が関係します。“愛情ホルモン”といわれ、絆を深めるものです。授乳中に分泌されるホルモンで、子供との愛情を深める作用をします。しかし近年マウスの実験研究などで、「攻撃性」を併せ持つことが分かってきました。
人類が勝ち得た共同養育も、現実は8割に及ぶ核家族化によって母親の周りに仲間がいないのです<夫は仕事、大家族でない・近所付き合いがないなど>。寂しさの中、一人で子育てすると、本能と現実の狭間でイライラが募り、オキシトシンの作用が、ちょっとした夫の言動が攻撃的な「敵対シグナル」(攻撃対象)になるのです。そんな妻に対し、夫はそのタイミングを計り労わったほうがよいとのことでした。授乳期の妻がリラックスするのは、授乳の際に“愛情ホルモン”オキシトシンが分泌される時と、夫婦でしっかり会話した時です。
チコ情報◇妊娠・出産時にママがイライラするのは「人は群れで生きる動物だから」
メディア関係者各位 <厚労大臣指定法人>
(令和2年・2020年)本日9月27日、女優の竹内結子さんが逝去され、死因が自殺である可能性があるとの報道がなされています。著名人の自殺に関する報道は、子どもや若者、自殺念慮を抱えている人に強い影響を与え、「後追い自殺」を誘発しかねません。メディア関係者各位におかれましては、以下の点にご留意いただき、WHO『自殺報道ガイドライン』を踏まえた報道に徹するよう、お願いいたします。
《センセーショナルな自殺報道によるリスク》
▼自殺リスクの高い人はメディアの自殺報道の後に模倣自殺を起こしてしまう危険性があること。
▼有名人の自殺や、自らと重ね合わせやすい人(自身と同じ境遇の人など)の自殺は、その危険性が極めて高くなること。(参考「WHO自殺対策を推進するためにメディア関係者に知ってもらいたい基礎知識2017年版 はじめに」)
*続きは、下記「いのち支える自殺対策推進センター」へリンク
いのち支える自殺対策推進センター(厚労大臣指定法人)
まもろうよ こころ(電話・SNS相談) 厚労省
<新版> *少々見にくいのですが、上が新版・下が旧版