食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

江戸しぐさ第21話・女しぐさ男しぐさ/性差別をつくらない江戸の知恵

2025年02月13日 | 江戸しぐさ
Edotp 江戸しぐさシリーズ第21話
女しぐさ・男しぐさ/性差別をつくらない江戸の知恵

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■女しぐさ・男しぐさ
古い言い回しをすれば、女性は控えめで慎ましく、男性は勇ましく思慮深く振る舞うのが「女しぐさ」 「男しぐさ」です。力仕事は男性が行うものであり、奥向きの家事関係は女性の担当でした。現在では男女差別だという声が上がりそうですが、決して差別ではなく言わば役割分担です。江戸の女性は風下に置かれていた訳ではなく、男女の立場は対等でした。

江戸の町は圧倒的に男性の数が多かったので、むしろ女性は尊敬されていたのです。時代劇で、いつも女性が泣かされるのは嘘です。武士社会や各地から江戸の町に人が集まることから、男女比が極端に違い男性は誰でも結婚できたのではありません。女性のほうから、離縁を迫ることが多かったと言います。また離婚した女性も再婚の口が多くあり、江戸の町はけっして男性天国ではなかったのです。

▽不粋オヤジの独りゴト
腰が重い割に、尻が軽いマイ妻に敷かれ放しの暮らしをしているせいか、今回のテーマ(しぐさ)ほどコメントしにくい回はありません。現在は、男性・女性が全く同じことをするのが男女平等という背景があり、男は男、女は女の得意分野をカバーしてこそ男女平等と思うのですが。でもそんなことは、通用しない時代に変化してしまいました。

江戸時代の夫婦の助け合いと言えば、数々の映画や文学作品があります。中でも投稿者は、深川で豆腐職人としての商いを綴った、山本一力氏の直木賞受賞の「あかね空」を思い出します(2007年・映画化)。作品の舞台は、投稿者の地元でもある江東(こうとう)区、現在の永代橋・門前仲町・富岡八幡宮辺りでしょうか。ところでウチの妻からは、「豆腐の角に頭をぶつけて死んじまえ!」と言われる始末。映画のDVDを見せて、良き妻になってもらいたい、が・・・

江戸しぐさは偽史であり昭和の時代に創作されたことが、多くの専門家や研究者に
よって明らかにされています。

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