家庭用品の危険シリーズ ■抗菌・防虫シート/台所
食器棚に抗菌・防虫シートを敷いても虫は元気に這い回る
ゴキブリや虫は死なずに人間だけが有害物質でくたばる
■抗菌・防虫シートは農薬と同じ成分が使われている
お宅の台所の食器棚に、「抗菌・防虫シート」を敷いていますか?もし敷いてあっても、けっして虫は死なずに這い回り、あなただけが有害物質を吸い込んでしまうだけです。せっかく買ってきたのにと思っても、すぐ捨てたほうがよいでしょう。
この抗菌・防虫シートは、食器棚に直接食器を置くのはどうも汚い、敷くだけでカビや虫を防ぐ~こんな宣伝に乗せられて人気があります。でも食器棚や流しの下に敷く用途のものは、有機系の抗菌剤・防カビ剤・防虫剤が使われています。早い話が、農薬と同じ成分を染み込ませているのです。
防カビ剤は、TBZを成分にしたビオサイドが使われます。TBZはマイブログに度々出て来るもので、米国から輸入されるレモンやオレンジの防カビ用に使われる悪名高き農薬です。催奇形性があります。また殺虫剤のピレスロイド系には、神経に影響を与え急激な麻痺や嘔吐・下痢を起こします。
■食器棚を開ける度に危険な化学物質を摂り込むことに
実際には抗菌・防虫シートに使われる量はわずかなので、すぐには人体には影響は出ません。しかし食器棚を始め使用されている場所は、ほとんどが密閉されています。従って主婦が扉を何度も開ける度に、揮発性の成分を吸い込んでしまいます。当然、身体に良くないことはお分かりでしょう。
残念なことに抗菌・防虫シートは、虫への忌避作用があるだけです。つまり虫が嫌がるだけで、殺虫効果はないのです。これで虫が来なければいいのですが、現状は“嫌がらない虫”や強いゴキブリが、抗菌・防虫シートの上を平気で這い回っているのです。
虫には効かずに人間だけに影響を与える、こんなバカらしい抗菌・防虫シートは、さっさと捨てるべきです。防虫、防カビ、防腐などのメーカーの安易な言葉に乗せられることなく、ご自分の身体への悪影響を第一に考えましょう。
■■危険への対策■■
こうした薬剤に頼らずに、食器棚などは普段からまめに清掃して清潔にしておきましょう。