家庭用品の危険シリーズ ■据置型浄水器/台所
据置型浄水器はカートリッジの管理を怠ると汚染水が出る
洗浄機は安くてもカートリッジ代が高いのでトータルで機種選びを
■カートリッジの有効期間をしっかり守らないと設置の意味がない
昔に比べ、水道の水がおいしくなったと言われています。その反面、全国的にはまだまだ有害物質の問題が解消していません。そのため、「浄水器」を設置する家庭が増えています。有害物質の全てを取り除く、逆浸透膜を用いた浄水器も販売されています。しかしそうした水は、蒸留水のようにミネラルを含まないので、味は悪く身体にも良くありません。
浄水器は、ミネラルを取り去らない活性炭をベースにした機種がよいとされています。イオン交換体を用いて鉛や農薬などを取り除く機種もありますが、従来品より活性炭を減らしているので、カートリッジの有効期間が短い点があります。
問題は、カートリッジの中が有害物質で飽和されると、せっかく浄水器を付けても出る水は有害物質を含んだままです。またそのような状態だと、有害物質を含まない水が浄水器に流れると、飽和状態の有害物質が浄水器から放出される厄介な問題が残ります。浄水器には、そんな落とし穴が潜んでいます。
■熱水で菌を殺せる洗浄器がカートリッジも交換もなくオススメ
安全な水を飲み続けるには、デザインを優先した小さなタイプより、活性炭が沢山入り持続期間が長い大型浄水器のほうがよいとの声を聞きます。一般的に良いタイプは、熱水で菌を殺せる洗浄器です。
菌が増えないうちに定期的に熱水を通して殺菌し、同時に膜やフィルターの目詰まりも解消します。活性炭の能力を復活させながら使うタイプで、カートリッジも交換する必要がありません。CMコピーを鵜呑みにせず、どんなタイプでも浄水器さえ付ければ、ずっと綺麗な水が飲み続けられると思わないことです。
また浄水器全てが本体の価格を安めに設定し、カートリッジを高く売っています(浄水器に限ったことではないが)。使用期間を考えると、トータルで大型浄水器のほうが安く済むことが考えられます。浄水器のタイプや機能を理解して、安全な水が飲める浄水器をお選び下さい。
■■危険への対策■■
性能はもちろんのこと、カートリッジ代を含めたトータルコストを考慮して機種を選びしましょう。
朝一番の水道水は、汚染や水道管の汚濁した物質を多く含みます。飲料水や料理には、しばら
く水を出してから使用すること。