少数派シリーズ/米軍基地・沖縄問題
米軍オスプレイ・沖縄名護市沿岸に墜落大破は起こるべくして起こった
ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。
■あと数秒違っていたら集落へ墜落・取り返しのつかない大惨事に
米海兵隊のオスプレイが、2016.12の夜間訓練中に、沖縄・名護市沿岸の浅瀬に墜落し、機体は大破し大半が水中に没する重大事故が起こりました。オスプレイの事故について、2回に渡り投稿します。今号は「起こるべくして起こった事故」の惨状と政府の対応について、次号ではなぜオスプレイが「欠陥機」と言われる所以を説明致します。オスプレイ墜落現場は、民家が並ぶ集落からたった数百mしか離れておらず、あと数秒違っていたら取り返しのつかない大変な事故になっていた可能性があります。2004年には米軍大型輸送へりが沖縄大学に墜落、校舎に接触後、炎上した大事故が起りました。同様に今回のオスプレイ事故でも、日本の土地(領土)に墜落したにも関わらず、日本の警察の調査権が及びませんでした。米軍は勝手にフライトレコーダーを始め、機体全体を持ち去り大事な情報・危険情報を隠蔽したのです。
沖縄・翁長(おなが)知事は、即刻、「墜落だ」「起こるべくして起こった」とコメントし、外務省・防衛省・首相官邸に抗議、オスプレイの飛行中止と配備撤回を求めました。しかし墜落の6日後には、日本政府は米軍に原因追及もせず飛行再開を認めてしまったのです。いかに米国・米軍べったりかが、見て取れます。2012年、日米の政府は、オスプレイの飛行は住宅密集地上空を避ける、夜間訓練飛行を制限すると合意しました。しかし米軍は全く遵守せず、やりたい放題です。日常的な飛行に加え夜10時以降の訓練もザラ、また大型の重い貨物を吊り下げ、住宅の真上・数十mの低空で飛ばす訓練も度々です。このように沖縄は、植民地・虫けら同然です。沖縄県民の大多数が自民党を排除し「オール沖縄」になったのは、こうした騒音被害や墜落、度重なる女性暴行などの危険が全沖縄地域に及んでいるためです。また県民の命と暮らしを根本から脅かし、何も対応しないどころか沖縄の声を踏みにじり、米軍にばかりを手助けする政府に強い抗議・反対活動を高まるのは当然の結果です。
■操縦がコントロールできておらず不時着ではなく「墜落」
本土の大手新聞・TVなどのマスコミは、政府見解通り「不時着」と報道しました。前述のように、機体はバラバラになり散乱していました。不時着の定義は、ある程度機体のコントロールができることを言います。コントロールできなかったからこそこんな壊れ方をし、民家のごく近くに墜落したのです。ハドソン川に不時着した旅客機のように、不時着と「墜落」とでは全く意味合いが違うのです。最初から「墜落」と報道したのは、「沖縄タイムス」と「琉球新報」だけでした。また米軍の言うことをそのまま鵜呑みにした政府、その政府の見解を問い質さない最近のメディアのだらしなさに呆れます。さらには在沖縄米軍のトップが、「住宅上空を避けたことを、沖縄県民は感謝するべきだ」「飛行士は英雄だ」言い放ち、米軍の「植民地意識丸出し」に憤りを感じます。政府が何も抗議しないから、連中は優越感・占領意識を助長させるのです。住宅上空を避けたのでなく、コントロールできなかったのが事実です。乗員は早めにパラシュート降下した疑いが出ていますが、真相は不明・隠蔽されたままです。
政府とメディアの能天気ぶりとは裏腹に、海外のほうが深刻に捉えています。米国にある海軍安全センターは、事故の2日後に「損害額200万ドル以上、または死者が出た場合の事故」とする「クラスA=最も深刻な事故」と指定したのです(米軍によると、事故の実害は94.3億円)。また名だたる海外メディアも、次々と「墜落」と報じました。米AP通信、保守系FOXニュース、英ロイター、さらには米軍準機関紙「星条旗」、米海兵隊専門誌「マリンコータイムズ」などです。それに引き換え国内の一部メディアの解説者は、不時着・墜落かを問う必要はないとコメントしていました。とんでもない話で、沖縄に起きた数々の米軍事件の酷さやオスプレイなどの軍用機墜落の怖さを知らない、全く無知な“本土的感覚”です。また本土に住む心無い人間はこんな沖縄の実態も知らず、「沖縄人は勝手なことを言う」など、中国・韓国に対してと同じような「沖縄ヘイト」を行なう人間が多過ぎます。心が狭く、哀しい人間達です。私も本土の一員ですが、ヘイトを繰り返す本土の人間はどれほど偉いと言いたいのでしょうか?
次号/オスプレイは「欠陥機」3つの重大欠陥によって今後も墜落する恐れ
2018年・遂に東京や本土の空にも欠陥機オスプレイが超低空飛行
米軍オスプレイ・沖縄名護市沿岸に墜落大破は起こるべくして起こった
ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。
■あと数秒違っていたら集落へ墜落・取り返しのつかない大惨事に
米海兵隊のオスプレイが、2016.12の夜間訓練中に、沖縄・名護市沿岸の浅瀬に墜落し、機体は大破し大半が水中に没する重大事故が起こりました。オスプレイの事故について、2回に渡り投稿します。今号は「起こるべくして起こった事故」の惨状と政府の対応について、次号ではなぜオスプレイが「欠陥機」と言われる所以を説明致します。オスプレイ墜落現場は、民家が並ぶ集落からたった数百mしか離れておらず、あと数秒違っていたら取り返しのつかない大変な事故になっていた可能性があります。2004年には米軍大型輸送へりが沖縄大学に墜落、校舎に接触後、炎上した大事故が起りました。同様に今回のオスプレイ事故でも、日本の土地(領土)に墜落したにも関わらず、日本の警察の調査権が及びませんでした。米軍は勝手にフライトレコーダーを始め、機体全体を持ち去り大事な情報・危険情報を隠蔽したのです。
沖縄・翁長(おなが)知事は、即刻、「墜落だ」「起こるべくして起こった」とコメントし、外務省・防衛省・首相官邸に抗議、オスプレイの飛行中止と配備撤回を求めました。しかし墜落の6日後には、日本政府は米軍に原因追及もせず飛行再開を認めてしまったのです。いかに米国・米軍べったりかが、見て取れます。2012年、日米の政府は、オスプレイの飛行は住宅密集地上空を避ける、夜間訓練飛行を制限すると合意しました。しかし米軍は全く遵守せず、やりたい放題です。日常的な飛行に加え夜10時以降の訓練もザラ、また大型の重い貨物を吊り下げ、住宅の真上・数十mの低空で飛ばす訓練も度々です。このように沖縄は、植民地・虫けら同然です。沖縄県民の大多数が自民党を排除し「オール沖縄」になったのは、こうした騒音被害や墜落、度重なる女性暴行などの危険が全沖縄地域に及んでいるためです。また県民の命と暮らしを根本から脅かし、何も対応しないどころか沖縄の声を踏みにじり、米軍にばかりを手助けする政府に強い抗議・反対活動を高まるのは当然の結果です。
■操縦がコントロールできておらず不時着ではなく「墜落」
本土の大手新聞・TVなどのマスコミは、政府見解通り「不時着」と報道しました。前述のように、機体はバラバラになり散乱していました。不時着の定義は、ある程度機体のコントロールができることを言います。コントロールできなかったからこそこんな壊れ方をし、民家のごく近くに墜落したのです。ハドソン川に不時着した旅客機のように、不時着と「墜落」とでは全く意味合いが違うのです。最初から「墜落」と報道したのは、「沖縄タイムス」と「琉球新報」だけでした。また米軍の言うことをそのまま鵜呑みにした政府、その政府の見解を問い質さない最近のメディアのだらしなさに呆れます。さらには在沖縄米軍のトップが、「住宅上空を避けたことを、沖縄県民は感謝するべきだ」「飛行士は英雄だ」言い放ち、米軍の「植民地意識丸出し」に憤りを感じます。政府が何も抗議しないから、連中は優越感・占領意識を助長させるのです。住宅上空を避けたのでなく、コントロールできなかったのが事実です。乗員は早めにパラシュート降下した疑いが出ていますが、真相は不明・隠蔽されたままです。
政府とメディアの能天気ぶりとは裏腹に、海外のほうが深刻に捉えています。米国にある海軍安全センターは、事故の2日後に「損害額200万ドル以上、または死者が出た場合の事故」とする「クラスA=最も深刻な事故」と指定したのです(米軍によると、事故の実害は94.3億円)。また名だたる海外メディアも、次々と「墜落」と報じました。米AP通信、保守系FOXニュース、英ロイター、さらには米軍準機関紙「星条旗」、米海兵隊専門誌「マリンコータイムズ」などです。それに引き換え国内の一部メディアの解説者は、不時着・墜落かを問う必要はないとコメントしていました。とんでもない話で、沖縄に起きた数々の米軍事件の酷さやオスプレイなどの軍用機墜落の怖さを知らない、全く無知な“本土的感覚”です。また本土に住む心無い人間はこんな沖縄の実態も知らず、「沖縄人は勝手なことを言う」など、中国・韓国に対してと同じような「沖縄ヘイト」を行なう人間が多過ぎます。心が狭く、哀しい人間達です。私も本土の一員ですが、ヘイトを繰り返す本土の人間はどれほど偉いと言いたいのでしょうか?
次号/オスプレイは「欠陥機」3つの重大欠陥によって今後も墜落する恐れ
2018年・遂に東京や本土の空にも欠陥機オスプレイが超低空飛行