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米軍ヘリ3|新宿駅上空200mの低空飛行度々、野放し許されぬ政府は抗議すべきだ/少数派

2021年07月01日 | 米軍基地・沖縄問題
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/米軍基地・沖縄問題
毎日新聞大スクープ!米軍ヘリ都心超高層ビル群低空飛行常態化3
米軍ヘリの新宿駅上空200mの低空飛行度々、野放し許されぬ政府は抗議すべきだ

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東京都庁第1本庁舎南展望室(高さ202m)の近くを通過する米陸軍ヘリ「ブラックホーク」
=新宿区・都庁第1本庁舎北展望室から撮影  20年8月18日午前11時5分頃

●新聞取材時より年月が経過も危険飛行は投稿時の現在も継続されている
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■米軍には事故になれば大勢の人を巻き込むリスクに対する配慮は見えない
毎日新聞の記事/在日米軍のヘリコプターが日本の法令上許されない低空飛行を繰り返すのは、日米地位協定によって航空法が定める「最低安全高度」の規制が適用されないためだ。日本が約70年前に米国に与えた特権が今も維持されている。米軍機の低空飛行は、基地周辺の住民を長年苦しめてきた。最近も沖縄県の辺戸岬周辺で大型機が低空飛行を繰り返し、県民を不安に陥れている。全国知事会も2018年から国内法適用を求めているにもかかわらず、日本政府の腰は重い。今回判明した低空飛行は、政府のお膝元である首都で起きていることだ。大勢の人が行き交う新宿駅の真上を飛び、東京都庁舎のそばを平然と通過する。その姿からは、事故になれば大勢の人を巻き込むリスクに対する配慮は見えない。不安定な国際情勢もあり日米同盟は多くの国民に支持されているものの、異常な飛行を野放しにすることは国民の信頼を損ない、同盟にも傷を付けるだろう。米軍は今回の取材に対して日本側との合意を順守していると説明しながら、その具体的な合意内容は明らかにしていない。日本政府は飛行実態を調査するとともに、国民に対して十分な情報開示をすべきだ。

今回低空飛行が確認されたブラックホークは、都心から約30km離れた神奈川県の「キャンプ座間」(相模原、座間市)に複数配備されている。日本国内での主な任務は人員輸送や自衛隊との訓練とされるが、戦地では戦闘にも参加する。日本では2015年に沖縄県うるま市沖で米艦船の甲板上に墜落し、訓練に参加していた陸上自衛隊の2人を含む7人が負傷した。毎日新聞は在日米軍司令部に対し、調査で確認した飛行内容を詳細に伝えて取材を申し入れた。米軍は2週間後に電子メールで回答。日本側との2国間合意を順守していることを強調した上で、「合意の範囲内で最も安全な飛行手順を決めるには、全ての選択肢を検討し、天候、風速やその他の要因が機体の進入や高度、速度、下降などに影響することがある」とコメントした。それぞれの具体的な飛行理由は明かさない一方で、軍の飛行目的は任務に不可欠なものか訓練と即応のためとして、「観光やレジャー目的で許可されることはあり得ない」と強調している。

■法令に反する飛行はヒューマンエラーなどのミスが重なると必ず事故が起きる
在日米軍には日米地位協定に基づく航空特例法(1952年制定)により、日本の最低安全高度が適用されない状態が続く。だが、首都でも低空飛行が常態化していることは新たな議論を呼ぶ可能性がある。地位協定には日本法令の尊重義務も規定され、2018年に岩手県内で戦闘機の基準以下の低空飛行が発覚した際には米側が事実上の謝罪をしたケースもあった。元運輸安全委員会統括航空事故調査官で事故調査を手がけた楠原利行・第一工業大客員教授は、「市街地の低空飛行は高い操縦技術が必要で、法令に反する飛行はヒューマンエラーなどのミスが重なると必ずと言っていいほど事故が起きる。乗組員だけでなく地上で暮らす人々の命も危険にさらす」と警鐘を鳴らす。

在日米軍司令部は取材に対して「(日本側との)合同委員会で定められた2国間合意を順守している」と回答。合意の具体的な内容は示さず「全ての飛行は任務に不可欠であるものか、訓練と即応のためのものだ」とコメントした。一方、外務省日米地位協定室は「事実であれば、米軍に状況を確認したい」としている。

■専門家コメント「都心低空飛行は市街戦訓練」「要人搬送」「遊覧目的」など
▽元海将・米国で防衛駐在官も務めた伊藤俊幸・金沢工業大虎ノ門大学院教授
新宿上空を頻繁に飛ぶのは、六本木の米軍ヘリポートへの要人輸送訓練のためとみられるが、ヘリポートから直接基地に帰らず、新宿駅から東京スカイツリーといったコースを低空で飛ぶケースがあるなら、訓練ノルマをこなすついでに遊覧目的で飛んでいる可能性もある。一方、この低空飛行は市街戦を想定した訓練の可能性もある。国際情勢の変化に直接関与する米軍兵士は常に実戦に備えた訓練を行っている。しかし新宿上空での低空飛行訓練を、米軍が日本政府や東京都に事前に連絡せず、許可なく行っているとしたら大問題だ。日本政府はこれを放置してはならず、厳しく抗議すべきだ。

▽元海上自衛隊ヘリパイロット・小原凡司・笹川平和財団上席研究員
在日米軍ヘリには、東京・六本木の米軍ヘリポートに大統領ら要人を運ぶ任務がある。新宿駅上空を繰り返し飛ぶのは、ヘリポートへの飛行ルートに設定されているからだろう。低空飛行はパイロットが地形などに慣れる「慣熟訓練」で、輸送中に緊急に降りられる適地を把握するなどしているとみられる。また、新宿の高層ビルをホールディングポイント(上空待機空域)の目印にしている可能性もある。ヘリは要人が車でヘリポートに到着する時刻に合わせて着陸する必要があり、上空で待機して時間を調整する。新宿周辺での飛行はこの待機空域を確認しているようにも見える。<連載・次回に続く>

ここからは投稿者の文章/要するに米軍の低空飛行は、都心の高層ビルの狭間を縫うなどとした、ビル利用の市街戦訓練などだ。こんな無謀な低空飛行すれば、必ず事故は起こる。米軍は日本人が大勢亡くなっても、堅固な日米同盟に基づく訓練として居直るに違いない。腰が引けた日本政府は“多数の犠牲者”が出ても、うやむやな態度を取るのだろう。沖縄の実情の通り、戦後1000人以上が「米軍に殺されても」(事故・怠慢・殺人など)政府はまともな抗議をしない。都心に大惨事が起きても、同じことだ。

記事・画像のコピペ“は、適法ではないことを投稿者として認識しております。しかし昨今は新聞を読まない方が増えており、また米軍の常態化する低空飛行の危険性を看過する訳にはいかず、皆様のご認識を高める上で転載を致しております。
*ブログタイトルは、新聞タイトルを基に投稿者が付け加えたものです。
*同じくブログ投稿用に、若干、文章補足を加えた箇所があります。


Sankoub
次号/4・米陸軍ヘリ「ブラックホーク」に留まらず海軍ヘリ「シーホーク」も都心低空飛行
前号/2・米軍ヘリの低空危険飛行は訓練?遊覧?歌舞伎町・浅草を通過しスカイツリーでUターン

Ntopkeiji

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