少数派シリーズ/米軍基地・沖縄問題
毎日新聞大スクープ!米軍ヘリ都心超高層ビル群低空飛行常態化4
米陸軍ヘリ「ブラックホーク」に留まらず海軍ヘリ「シーホーク」も都心低空飛行
●新聞取材時より年月が経過も危険飛行は投稿時の現在も継続されている
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■低空飛行が国会で取り上げられていても日本政府が在日米軍に全く物を言わない
投稿者の文章/既号では在日米軍・陸軍ヘリ「ブラックホーク」の都心低空飛行に乱暴さをお伝えしてきました。しかしそれだけに留まらず、海軍ヘリの「シーホーク」も神奈川方面(厚木または横須賀?)からやってきて、渋谷・新宿の都心や東京スカイツリーなどを低空で蛇行飛行している事実が起きています。記事では毎日新聞が調査した特定の日時しか掲載されていませんが、他の文章などを見ると、実際はその後も常態化しています。何度も書きましたが、訓練目的、物見遊山、重要人物の輸送など多岐に渡ります。専門家によると、高層ビル・タワマン(高層マンション)・スカイツリーなどの狭間や仮想目標物を設定して、実戦さながらの訓練と推察しています。国民・都民を馬鹿にした話で、それこそ訓練失敗で多数死亡者が出ることも織り込み済みとも言われています。当連載では都心飛行を注目していますが、別号(下記リンク参照)のように、それこそアフガンなど海外での実戦を想定して日本各地の山間部で低空訓練飛行が行われているのです。こうした住民苦情が国会で取り上げられていても、日本政府が在日米軍に全く物を言わないことです。
■都心の広範囲なエリアで危険な飛行が常態化していることが判明した
毎日新聞の記事/毎日新聞は、在日米軍のヘリコプターが首都・東京で日本のヘリであれば違法となる低空飛行を繰り返している問題で、米海軍ヘリ「シーホーク」が渋谷駅周辺の繁華街や浜松町周辺のオフィス街で低空飛行をしている様子を計5回確認した。大勢の人が行き交う渋谷センター街近くを低空で通ったり、東京タワー周辺を蛇行したりする飛行もあった。米陸軍ヘリ「ブラックホーク」が新宿上空などで低空飛行する様子も確認されており、都心の広範囲なエリアで危険な飛行が常態化していることが判明した。
毎日新聞は昨年20年7月から都心を一望できる都庁第1本庁舎展望室(新宿区)など高さ200メートル級の複数地点から調査した。シーホークの低空飛行を確認したのは、10月29日▽11月12日▽12月14日▽12月17日▽20年1月20日の5回。複数の米軍基地がある神奈川県方面から渋谷駅周辺を経由して山手線内の上空に進入するなどした。高度は山手線内にある高さ200メートル台のビルと比べると、それより低いか、ほぼ同じだった。日本の航空法は、人口密集地では航空機から半径600メートル内にある最も高い建物の上端から300メートルの高さを「最低安全高度」と定め、それよりも高く飛ぶように規定している。
毎日新聞は昨年8月にも2回、シーホークが似たルートを飛ぶ様子を確認しており、新宿上空を飛ぶ機会が多く確認された米陸軍のブラックホークとは異なるルートを使っている可能性もある。在日米軍司令部は取材に対して「(日本側との)合同委員会で定められた2国間合意を順守している。全ての飛行は任務に不可欠であるものか、訓練と即応のためのものだ」と回答。今回の飛行について日本側に通知して許可を得たかどうかの質問には回答せず、2国間合意の具体的な内容も明らかにしていない。東京都の担当者は「都心での低空飛行訓練の連絡は受けたことがない」としている。
■若者が集まる原宿・竹下通りの「神宮前タワービルディング」すぐ上を通過
取材班は都心の高さ200メートル級のビルから飛行の一部始終を目撃した。昨年12月14日午後1時20分、神奈川方面から都心に向かって来る機影を見つけた。多摩川を越えて都内に入ると、数分で渋谷駅近くまでやって来た。米海軍所属の「シーホーク」だった機体は渋谷駅と代々木駅の間にある明治神宮の上空を通過してJR山手線内に。高度は近くの「NTTドコモ代々木ビル(ドコモタワー)」の建物部分(高さ約240メートル)より明らかに低い。若者が集まる原宿・竹下通りにある「神宮前タワービルディング」(同約115メートル)のすぐ上を通過した。
そのまま山手線南部エリアを円を描くように飛び、広尾にある「日本赤十字社医療センター」の上も低空で過ぎる。2周目に入ると今度は東京湾方面に向かった。東京タワーを低空で横切り、浜松町のオフィスビル街の手前まで来ると急減速。蛇行しながら「日本生命浜松町クレアタワー」(同約155メートル)をかすめるように飛ぶ。300メートル程度しか離れていない二つの高層マンションの間をすり抜け、隅田川に出ると水面に沿って低空で北上。東京スカイツリーを通過すると、東京湾方面に進路を向けて飛び去った。記者がヘリを見つけてから約20分間の出来事だった。シーホークの主な任務は対潜水艦の哨戒や敵機の探索、海難救助、輸送などで洋上活動が多い。首都圏では神奈川県の厚木、横須賀両基地に拠点がある。2013年に同県三浦市の埋め立て地で厚木基地の所属機が不時着に失敗し乗員2人がけがをしたことがある。<連載・次回に続く>
*ブログタイトルは、新聞タイトルを基に投稿者が付け加えたものです。
*同じくブログ投稿用に、若干、文章補足を加えた箇所があります。
前号/3・米軍ヘリの新宿駅上空200mの低空飛行度々、野放し許されぬ政府は抗議すべきだ
毎日新聞大スクープ!米軍ヘリ都心超高層ビル群低空飛行常態化4
米陸軍ヘリ「ブラックホーク」に留まらず海軍ヘリ「シーホーク」も都心低空飛行
●新聞取材時より年月が経過も危険飛行は投稿時の現在も継続されている
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■低空飛行が国会で取り上げられていても日本政府が在日米軍に全く物を言わない
投稿者の文章/既号では在日米軍・陸軍ヘリ「ブラックホーク」の都心低空飛行に乱暴さをお伝えしてきました。しかしそれだけに留まらず、海軍ヘリの「シーホーク」も神奈川方面(厚木または横須賀?)からやってきて、渋谷・新宿の都心や東京スカイツリーなどを低空で蛇行飛行している事実が起きています。記事では毎日新聞が調査した特定の日時しか掲載されていませんが、他の文章などを見ると、実際はその後も常態化しています。何度も書きましたが、訓練目的、物見遊山、重要人物の輸送など多岐に渡ります。専門家によると、高層ビル・タワマン(高層マンション)・スカイツリーなどの狭間や仮想目標物を設定して、実戦さながらの訓練と推察しています。国民・都民を馬鹿にした話で、それこそ訓練失敗で多数死亡者が出ることも織り込み済みとも言われています。当連載では都心飛行を注目していますが、別号(下記リンク参照)のように、それこそアフガンなど海外での実戦を想定して日本各地の山間部で低空訓練飛行が行われているのです。こうした住民苦情が国会で取り上げられていても、日本政府が在日米軍に全く物を言わないことです。
■都心の広範囲なエリアで危険な飛行が常態化していることが判明した
毎日新聞の記事/毎日新聞は、在日米軍のヘリコプターが首都・東京で日本のヘリであれば違法となる低空飛行を繰り返している問題で、米海軍ヘリ「シーホーク」が渋谷駅周辺の繁華街や浜松町周辺のオフィス街で低空飛行をしている様子を計5回確認した。大勢の人が行き交う渋谷センター街近くを低空で通ったり、東京タワー周辺を蛇行したりする飛行もあった。米陸軍ヘリ「ブラックホーク」が新宿上空などで低空飛行する様子も確認されており、都心の広範囲なエリアで危険な飛行が常態化していることが判明した。
毎日新聞は昨年20年7月から都心を一望できる都庁第1本庁舎展望室(新宿区)など高さ200メートル級の複数地点から調査した。シーホークの低空飛行を確認したのは、10月29日▽11月12日▽12月14日▽12月17日▽20年1月20日の5回。複数の米軍基地がある神奈川県方面から渋谷駅周辺を経由して山手線内の上空に進入するなどした。高度は山手線内にある高さ200メートル台のビルと比べると、それより低いか、ほぼ同じだった。日本の航空法は、人口密集地では航空機から半径600メートル内にある最も高い建物の上端から300メートルの高さを「最低安全高度」と定め、それよりも高く飛ぶように規定している。
毎日新聞は昨年8月にも2回、シーホークが似たルートを飛ぶ様子を確認しており、新宿上空を飛ぶ機会が多く確認された米陸軍のブラックホークとは異なるルートを使っている可能性もある。在日米軍司令部は取材に対して「(日本側との)合同委員会で定められた2国間合意を順守している。全ての飛行は任務に不可欠であるものか、訓練と即応のためのものだ」と回答。今回の飛行について日本側に通知して許可を得たかどうかの質問には回答せず、2国間合意の具体的な内容も明らかにしていない。東京都の担当者は「都心での低空飛行訓練の連絡は受けたことがない」としている。
■若者が集まる原宿・竹下通りの「神宮前タワービルディング」すぐ上を通過
取材班は都心の高さ200メートル級のビルから飛行の一部始終を目撃した。昨年12月14日午後1時20分、神奈川方面から都心に向かって来る機影を見つけた。多摩川を越えて都内に入ると、数分で渋谷駅近くまでやって来た。米海軍所属の「シーホーク」だった機体は渋谷駅と代々木駅の間にある明治神宮の上空を通過してJR山手線内に。高度は近くの「NTTドコモ代々木ビル(ドコモタワー)」の建物部分(高さ約240メートル)より明らかに低い。若者が集まる原宿・竹下通りにある「神宮前タワービルディング」(同約115メートル)のすぐ上を通過した。
そのまま山手線南部エリアを円を描くように飛び、広尾にある「日本赤十字社医療センター」の上も低空で過ぎる。2周目に入ると今度は東京湾方面に向かった。東京タワーを低空で横切り、浜松町のオフィスビル街の手前まで来ると急減速。蛇行しながら「日本生命浜松町クレアタワー」(同約155メートル)をかすめるように飛ぶ。300メートル程度しか離れていない二つの高層マンションの間をすり抜け、隅田川に出ると水面に沿って低空で北上。東京スカイツリーを通過すると、東京湾方面に進路を向けて飛び去った。記者がヘリを見つけてから約20分間の出来事だった。シーホークの主な任務は対潜水艦の哨戒や敵機の探索、海難救助、輸送などで洋上活動が多い。首都圏では神奈川県の厚木、横須賀両基地に拠点がある。2013年に同県三浦市の埋め立て地で厚木基地の所属機が不時着に失敗し乗員2人がけがをしたことがある。<連載・次回に続く>
▽飛行の調査方法記事・画像のコピペ“は、適法ではないことを投稿者として認識しております。しかし昨今は新聞を読まない方が増えており、また米軍の常態化する低空飛行の危険性を看過する訳にはいかず、皆様のご認識を高める上で転載を致しております。
毎日新聞は、米軍ヘリの都心での飛行実態を昨年20年7月~今年21年1月にかけて調べた。調査日数は任意で選んだ平日の90日で、1日あたり3~5時間。このため低空飛行の回数はさらに多い可能性がある。東京都庁の展望室(202m)など都心にある高さ200m級の複数の地点や地上、上空(取材ヘリ)から飛行状況を確認。複数の調査地点から機体がビルより低いと確認できた飛行 ▽機体が調査地点から見下ろす位置か水平の位置にある飛行――といった条件を満たしたものを低空飛行とみなし、撮影できたケースのみ集計した。
*ブログタイトルは、新聞タイトルを基に投稿者が付け加えたものです。
*同じくブログ投稿用に、若干、文章補足を加えた箇所があります。
前号/3・米軍ヘリの新宿駅上空200mの低空飛行度々、野放し許されぬ政府は抗議すべきだ