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重症者数の数え方「都の基準では23人」「国の基準は552人」と基準の相違をなくし統一せよ/少数派

2022年02月01日 | 新型コロナウイルス
Ns170minoritytp 少数派シリーズ 特設|新型コロナウイルス VOL.1561547230b30
重症者数の数え方「都の基準では23人」「国の基準は552人」と基準の相違をなくし統一せよ

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■都の基準を国の基準に置き換えれば5波時は4~5倍、顕著な時は50倍以上の重症者数に
コロナ感染して、重症になった方の人数の数え方の基準が、国の基準と一部の都府県が異なることをご存じですか? 同じ国なのに、まして一番、感染者数が多い東京都がこともあろうに違う数え方をしているのです。投稿者は初めてコロナ発症が起こった20年からずっと言ってきたことは、「重症者」の定義が東京都の基準と国の基準が異なることを統一せよ!です。関東圏に住んでいる方はもちろん全国の方も、TV放送で東京の重症者数の説明をする時は、必ず「都の基準では~」と前置きすることに気になりませんでしたか。例えばこの投稿日前で、大きな数字の齟齬がある例を拾ってみると、直近1月31日(月)の東京都の重症者数は23人に対し、国の基準でみた東京の重症者数は552人でした。同日の全国の重症者数は767人であり、その意味を成さないものとご理解下さい。第5波のピークの頃、東京都は数百人の重症者と発表していましたが、国に基準に置き換えれば2000人以上でした。多い場合は、都と国の人数比は4~5倍、6波の初め頃3人の時は150人以上と50倍以上に開きがあるのです。どこが異なるのかは当ブログのコロナ情報で書いていますが、あらためて次の通りです。

国の重症者の基準は、①人工呼吸器やECMO(体外式膜人工肺)を使用している患者 または ②集中治療室(ICU)や高度治療室(HCU)で治療を受けている患者を、重症者として集計しています。しかし都は、①だけを重症者としているのです。その理由は、「集中治療室にいる患者全てが必ずしも重症ではない」として、今も都の基準を発表することを継続しています。そこで人工呼吸器はつけていないのに、集中治療室にいる患者はどんな症状なのでしょうか。調度言い当てている記事があったのでご紹介すると~順天堂医院・比企誠医師「集中治療室で透析などが必要の患者や、人工呼吸器一歩手前で、肺炎は広い範囲にあって、いつ何時、人工呼吸器をつける恐れがある高流量の酸素で対応している患者。そういう患者さんが国と都の基準のギャップ(投稿者補足:②の区分)のところに当てはまってくるかと思う。集中治療室に入っているのは、集中治療が必要な重症の患者だ」。比企医師の趣旨は、「都が言うようにICUに入っている患者の程度に差はあるが、重症や急変の恐れがあるから集中治療室に入れている」と聞こえます。一方、TV番組でお馴染みの日本医科大学・北村義浩教授は、「都の基準は重篤・危篤状態で、生還の見込みが薄い医学的な見地から見た分類」と言います。投稿者の考え方は、他の病因による重篤・危篤重症者分類とは異なり、コロナ患者は急変悪化することが多いので、「国の基準」のほうに正当性があると考えます。

■「切迫感」を伝える・正確さを期すためにも重症者数は国の基準に統一して発表すべき
残念なのは国の基準と異なる都道府県は、NHKの調べによると東京都の他にも、茨城県・静岡県・滋賀県・和歌山県・京都府・高知県・福岡県、計8都府県。朝日新聞によれば、沖縄県も違うようです。都や他の府県も過小に見せようとしており、厚労省も基準の違いを直そうと強く言わないのは、“利害”が共有していると考えざるを得ません(苦)。都がいやらしいのは下記のHPのように、都の基準の他に、小さな字でちゃっかり「国の基準の重症者数」を載せていることです。確かに統計は、途中で基準を変えるのは難しいでしょう。しかし都は、どちらの基準とも集計している訳です。であるならば都の基準は自分達が数字を把握するに留め、国の基準で公表することに統一すべきです。厚労省もメディアも、全く別の基準の重症者数を合算して「全国の重症者数」と発表しても意味を成さないことです。NHKはお上意識があるため都の基準1本ですが、羽鳥慎一モーニングショーは国の基準をカッコ書き併記しており、認識度が高い番組です。

投稿者が申し上げたかったのは、こうしたマジックをご存じない方が多く「切迫感」が伝わらないことです。例えば5波時、現実にあったのが全国の重症者数の発表500人ですが、都の基準を国の基準の置き換えると2000人ではどうですか? 重症者の過小数値が、国民にコロナの怖さが浸透していない1つの要因です。21年の5月から投稿者は、毎日、コロナ情報の数値をまとめています。間違いないことは、最初、感染者が増え重症者数・死者は少ないのですが、半月から1か月が経過するとジワジワと重症者数が増えます。重症者数が増えだすと、あっという間に死者に置き換わっていくのです。そういう意味でメディアでは重症者数はあまり大きく伝えられませんが、投稿者は常に重症者数に注目しています。政府や一部の方は、感染者が増えてもベッドが満杯にならなければ大丈夫と無責任なことを言っていますが、とんでもないことです。感染者が増えれば、一定割合で重症者数が増え、重症者数が増えれば一定割合で死亡するのです。まして感染力が強いオミ株は、警戒すべきです。前述の北村教授は、若い方と高齢者は「別のコロナ」と思ったほうがよいと言っています。政府やコメンテーターの「オミ株は軽症だ」という発言を、真に受けてはいけないと警鐘を鳴らします。終わりに、若い方や一部のふざけた方・政治家はこんな高尚な?ブログを見ていないでしょうが、あなた方のいい加減さが = 他の方に感染拡大させ → 高齢者・基礎疾患のある方が重症(重篤)化 → 気の毒にも死亡のコースに歩ませているのです。

Sankoua 「都内の最新感染動向」●月●日の病床使用率等の項・参照=国の基準で見た都の重症者数

Sankoub
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