食品のカラクリと暮らしの裏側

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クロネコヤマトの宅急便(ヤマト運輸)◇親猫が子猫を運ぶように荷物も大切に!の思い/社名・商品名のイワレ

2021年12月24日 | 社名・商品名のイワレ
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クロネコヤマトの宅急便(ヤマト運輸)|親猫が子猫を運ぶように荷物も大切に!の思い

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◆宅配数の急激な伸び・再配達が2割以上に及びヤマトは限界状態
黒い親猫が子猫を口でくわえた黒と鮮やかな黄色のマークが特徴、クロネコヤマトの宅急便(ヤマト運輸)のネーミングについてです。猫のマークは、1957(S32)年に業務提携した米国の運送会社が使用していた親子猫のマークに創業者が共感し、許可を得てヤマト社員がデザインしたものです。そこには、「親猫が子猫を運ぶようにお客様の荷物を大切に運ぶ」との思いが込められています。最近はゆるキャラを見過ぎたせいか、よく見るとこの親子猫はあまり可愛くないですね(個人の感想)。2021年、ちょっとだけ親子猫のデザインが変わりました。以前の梱包箱や袋と比較してみましょう。「クロネコヤマト」の名称の由来は、誰が・いつ使い出したか社内でも不明そうです。クロネコヤマトが宅急便を始めた1976年(S51)の広告物は「大和運輸の宅急便」、しかし1978年には「まごころ運ぶクロネコヤマトの宅急便」と書かれているそうです。なお「宅急便」の呼称は同社しか使えず、他社や総称は「宅配便」と言わねばなりません。

車が少なかった昔は、大きめの荷物を肩に担いだり、リヤカーを引いて最寄りの国鉄駅(現JR)に持ち込みました。小荷物扱いとされ、遠方には貨物(荷物)列車で数日から1週間も要したのです。昨今は宅配便が翌日・当日に届き、隔世の感がします。宅配便の出現は、社会に貢献しました。しかしインターネット通販の急激な伸び、時間指定や再配達、人手不足などから運び切れず、業務がもはや限界とされ、ヤマト労使は長時間労働などの改善に向けて厳しい協議をしています。特に再配達が宅配便全体の2割以上に及び、負担が掛かっています。以前、別社の宅配便配達員が、不在ばかりで配達できない荷物が多数溜まり、怒りが爆発、荷物をそこらの路上にぶちまけたニュースを見ました。時間を指定したのに、平気で外出・不在のマナー違反が続出しています。各社の配達員が、“親猫が子猫を優しく運ぶ”思いで配達できるようになるには、様々な改善とお客側の心掛けが求められます。

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