食品のカラクリと暮らしの裏側

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象印マホービン◇戦後・東南アジアへの輸出が大半、「象」が現地に親しまれ神聖視されていることから/社名・商品名のイワレ

2023年01月24日 | 社名・商品名のイワレ
Nametp175 社名・商品名のイワレ[製品編]
象印マホービン|戦後・東南アジアへの輸出が大半、「象」が現地に親しまれ神聖視されていることから

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◆半世紀前には花柄模様が主だったが、昨今再び「復刻花柄シリーズ」が人気
日本で初めて「魔法瓶」が生産されたのが、1912(M45、T1)年のことだ。18年、市川銀三郎氏と弟の金三郎氏が魔法瓶の製造に興味を持ち、大阪市内で開業した。ガラス魔法瓶の中瓶づくりの下請けをしながら開発を続け、23年に初めて自社製の魔法瓶を発売。その後を経て、内びんと外びんの二重構造でその間を真空状態にすることにより熱の移動を防ぎ長時間保温・保冷できるようにした。「熱湯がいつまでも冷めない、魔法のような瓶という言い方が、魔法瓶になった」と言われる。昔の魔法瓶は内部がガラス(正確には鏡状の)でしたから落とすと割れてしまいましたが、今のものは内部がステンレス製なので落としても割れなくなった。48年に、戦後第1号製品となる卓上用ポットを開発。商標には現在の社名につながる「象」のマークを採用した。象には家族愛が強く、力持ちで長生きといったイメージがあり、魔法瓶にふさわしいと決めた。当時は東南アジアなどへの輸出が大半だったため、象が現地の人に親しまれ、神聖視されていることも考慮した。

投稿者が調べている最中に分かったことは、戦前・戦後、威勢の良い・高貴をイメージさせる社名が多い(現存していない会社も)。タイガー・ピーコック・エベレスト・グロリア・ダイヤモンド・イーグル・鬼・クラウン・ドラゴン・ペンギンなど、当時の時代背景か。61(S36)年に、現在の社名に。前年に始まった同社提供のテレビ番組、「象印歌のタイトルマッチ」が高視聴率を獲得して全国に知られるようになった。魔法瓶の漢字は硬い印象があるとしてカタカナ表記にし、消費者に親しみをもってもらえるよう工夫した。その後、炊飯器や電気ポットなどの事業にも参入。2006年以降は1台5万円から10万円程度の高級炊飯器が人気となり、圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊(えんぶだ)き」などのヒット商品も開発。今では同社の主力事業に成長した。1本のガラスの魔法瓶から出発して100年余り。今では総合家庭用品メーカーに成長した。投稿者も知っているように、昔の魔法瓶は花柄が多かったが、昨今、再び「復刻花柄シリーズ」が人気だそうだ。

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