回転寿司の真相シリーズ255皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND15 回転寿司のテーブルマナーを守ろう
回転寿司店で偉そうな態度で注文・オヤジギャグ連発の客は周りに迷惑
回転寿司店で「オイ!トロ」、「雲丹(うに)クレ!」と大声でゾンザイな頼み方は、絶対にダメです。“お客様は神様”といっても、板前さんは気分が良いものではありません。周囲の人の気持ちも、害します。酔いが回った人や中高年の横柄な態度は、人間的に許されない行為です。ただ高齢者の中には、自分でも気が付かないまま乱暴な物言いをする人がいます。比べて今時の若い方は、総体的にマナーが良くなりました。
次に、オヤジギャグの連発も好ましくありません。「お久し鰤(ブリ)ーフ」「このハマチ、ハウマッチ」「鮭は避けよう」「この烏賊、イカス」「引っ張り蛸」など、古~いオヤジギャグは“イクラ”でも出てきそうです。一般寿司店の古典的ギャグは、「ガレージをくれ!」~蝦蛄(しゃこ・車庫)のことです。もう少し若いと、“シャコの海岸物語”~サザンが急~と言ってるよと注文する人もいます。
知ったかぶりして寿司屋の符牒を、お客側が使うのはどうかと思います。ことさら醤油を“むらさき”、山葵(わさび)を“なみだ”と言う必要はありません。さらに“オビヅケ”(ネタとシャリが分かれないように海苔で巻く)、“クラカケ”(分厚い玉子焼きを真ん中で切り開いたもの)と言うのも、少々嫌味でしょうね。どこにでも、通(つう)ぶって薀蓄(うんちく)や能書きを垂れる奴がいます。却って、頭(オツム)の足りなさや心の貧しさを曝け出しているのです。悲しいことに、それに気が付かないのは本人だけで、周りのお客が辟易させられるだけです。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。
このROUNDは回転寿司評論家の書籍を参考に、投稿者
の一般飲食店での感想と世の中の経験を加え記事にしました。