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高齢化・長期人口減が予想される中、9兆円も掛かるリニア新幹線は要らない/少数派

2019年04月23日 | リニア・交通網
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高齢化・長期人口減が予想される中、9兆円も掛かるリニア新幹線は要らない
リニア新幹線を全線運転すれば原発1基分に近い電力が必要になる

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リニア新幹線のフリー素材がないので好きなドクターイエローを掲載しました

■品川-名古屋間2027年・新大阪間は2045年の開業予定
「リニア中央新幹線は要らない」と称したカテゴリを、スタートします。当然ながら、リニア新幹線の建設反対の立場からご説明致します。当面は、総括的なことをご案内する予定です。東京(品川駅)-名古屋間を2027年、名古屋-新大阪間は2045年の開業を目標にしています。東京-新大阪間(南アルプスルート)438km、名古屋まで所要時間40分・新大阪まで67分、最高速度505km/h、ルートの約80%がトンネル区間です。9兆円以上の巨額の資金を投入するビッグプロジェクト、何のためにリニア新幹線を建設するのか、果たして国民のためになるのか大きな疑問が寄せられています。

JR東海はリニア新幹線を、今後、東海道新幹線の乗客の需要が伸びるため、第2の路線と位置づけています。しかし年間輸送人員の実態は、バブル以降この20数年間でほとんど横ばいの状態です。今後も続くであろう経済的な下降、高齢化や人口減、中でも深刻な15~64歳のいわゆる生産人口が大幅な減少をし続けています。政府がいくらアベノミクスを叫んでも物が売れないのは、経済を支える働く人口層が長期的にみて減り続いているためです。さらにはインターネットの普及や企業経費(出張)がますます削減強化されるため、新幹線乗客の上向きは予想されないのです。中でも新幹線と飛行機が頻繁に運行している東京―大阪間は、時間短縮への国民の強い要望やリニア新幹線をどうしても必要とする経済的・社会的要請はないのです。

■無人運転で事故や火災・地震が発生したら安全は確保できない
リニア新幹線の使用電力は東海道新幹線の3倍以上も要し、全線運転すれば約74万kw、原発1基分に近い電力が必要とされています。省エネ時代に逆行し、エネルギー浪費型の交通体系を導入することにも国民の理解は得られません。また大半がトンネル、大深度地下(地下40メートル以深)を通過、長野県の中部山岳地帯の真下に全長20kmのトンネルを掘り抜くなどの難工事も予想されています。運行も無人運転の遠隔操縦なので、一旦、事故や火災、地震などが発生したら、安全が確保できるのか重大懸念視されます。

さらに強力な電磁波が、人体に与える影響の不安も残ります。安全上クリアしていない、国民から求められていないリニア新幹線を走らせ、膨大な借金だけを残す過去のやり方から決別しなければなりません。そうでなくてもJR発足時に、旧国鉄の債務24兆円を国(国民)が肩代わりしているのです。毎年、数千億円程度が税金で穴埋めされ、20年以上経った今もまだ19兆円が国の借金になっているからです。JR東海は9兆円ものリニア新幹線を作る余裕があるなら、利益の一部を国庫に入れ(国民に返す)、早期に東日本大震災で被災した鉄道の復旧などに充てるべきと考えます。

Ntopkeiji

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