食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

JR新宿駅人命救助中のブルーシート内側にスマホを入れ撮影するあさましい奴等/少数派

2019年10月05日 | 社会の弱者・人権
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/社会の弱者・人権
JR新宿駅人命救助中のブルーシート内側にスマホを入れ撮影するあさましい奴等

191004mda800faab31c64de48c76348f36fe977_ フリー素材/山手線他駅

■現場駅員もいたたまれず「お客様のモラルを問う」と異例のアナウンスを連呼
2019年10月2日、JR新宿駅で男性がホームから落下し、入ってきた山手線にはねられ死亡しました。救助作業のため現場周辺をブルーシートで覆っていたが、シート下部から内側にスマホを差し込み、撮影する乗客(野次馬)が複数いたという。救急隊は、怪我人が命を落とさぬよう、あるいは軽微で済むよう必死の救助をします。それを盗み撮りするようなことは、普通の人間では到底できません。現場にいた駅員もいたたまれず、「お客様のモラルを問います。スマホでの撮影はご遠慮下さい」と、撮影をやめるよう異例の呼び掛けアナウンスを繰り返しました。撮影を続けた奴等は、何とも言いようのないあさましい人間だ。

おそらくユーチューブ、SNSなどに載せたいのでしょう。ハプニングや笑いを誘うネタならともかく、人命に関わることさえも分別できないのだろうか。そうでなくても危険な場所での撮影、迷惑撮影が蔓延り、社会問題化しています。撮影者は、事故に巻き込まれた方の人権や、立場が逆だったらどう思うかの想像もできなかったのでしょうか。人の生死よりというか人の生死さえも、“インスタ映え”を期待する腐った心が見苦しい限り。気の毒にも亡くなった方は石井宏幸さんで、ブラインドサッカーの元日本代表選手、同協会の副理事長も務めました。石井さんは、視覚障害者のホーム転落事故を防ぐ活動もしていました。なお落下したJR新宿駅(山手線)には、ホームドアは未設置でした。

■パラリンピックが開かれようとしても日本には障害者差別がなくならない
視覚障害者の約半分が、ホームから転落した経験を持っているそうです。投稿者は過去から、ホームドア設置の整備が進まないことや踏み切り事故の多さを気に掛け、記事や資料を集めておりました。いつか、改めてまとまった投稿をしたいと思っております(今後予定)。ホームドアの設置費用は、1駅・数億~数十億円が掛かります。東京では都心部のJRや地下鉄は設置が完了、早くから転落は避けられていますが多摩地区が遅れています。特にJR中央線が手つかずで、完了は10年以上先の2032年頃と言われています。日本の交通政策は間違っており、道路・高速道路の延伸・拡充ばかりに予算が付きます。鉄道会社は民間企業ですが、都心では1日数百万人が利用しており、公共性が極めて高いのです。であるならば、危険を回避できるホームドアや踏切を廃止し立体化工事に、さらなる国の予算・補助金などで促進すべきです。

一方、私達の精神も大きく見直す必要があります。東京オリンピックと共に、「パラリンピック」もやってきます。パラリンピックは障害者の競技参加はもちろんのこと、開催市民・国民へ障害者への理解向上も兼ねています。残念ながら日本国民ほど障害者への理解がなく、軽蔑する風潮がなくなりません。白杖(はくじょう)の方が、“歩きスマホ”の男に当たられ転倒、挙句に「邪魔だ・バカヤロ」と怒鳴られる、酷い例では白杖を折って立ち去る人間さえいるそうです。既号のように五輪パラ組織委員会も呆れる行為~オリンピックとパラリンピックのチケット購入の点字案内さえ作らず、視覚障害者団体から抗議を受けても無視する始末です。2020年東京パラリンピックが開催されますが、日本から障害者差別がなくなるのはいつのことでしょうか。

Sankoub
五輪パラ組織委は点字による入場券購入方法を作成せず視覚障害者にも不誠実
19人殺害の相模原殺傷事件・日本は障害者軽視と差別の風潮を断たねば

Ntopkeiji

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