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ジャニー喜多川⑤スポーツ各紙はジャニーズの広告塔・広告媒体に成り下がった実態/少数派

2023年10月10日 | メディア・SNS
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ジャニー喜多川⑤スポーツ各紙はジャニーズの広告塔・広告媒体に成り下がった実態

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■白波瀬元副社長がスポーツ紙を取り仕切り、NGリストも指示・関与か?
ジャニー喜多川の性被害を受けた方からの申し出が478人だった。いやいや、あまりにも酷い。申し出があったのは“氷山の一角”で、なかなか名乗り出ることが困難な方もいて、羽鳥慎一モーニングショー出演の玉川徹氏などは実態は1000人を超すとも言っている。また、若くして63歳で亡くなったフォーリーブスの北公次が、当時、孤軍奮闘(孤立無援?)でジャニー喜多川を批判した。まともに訴えたのは、彼ぐらいだろう。健在であれば、現状をどう思うことだろうか。事件以来40年を経過し亡くなった方や“性犯罪”の被害を受けた方は、ジャニーズ事務所(以降、事務所表記)以外にもいるのではないかと思う。TV局・新聞などメディアは一斉に「性加害」と銘打っているが、投稿者が思うにこれは「性犯罪」「性虐待」と言うべきだ。なお事務所の記者会見の不誠実・隠蔽体質への批判は、メディア・ネットに多数出ているので割愛する。

ここでは、しんぶん赤旗に掲載されていた「ジャニーズ事務所とスポーツ紙の癒着、性犯罪を黙認した関係」をお伝えする。記事は“陰の社長”(実際の権力者)とされる、元副社長(現・同社嘱託社員)の白波瀬傑(しらはせ・すぐる)氏の存在だ。エンタメ業界・メディア界を牛耳り、恐れられていた人物だ。騒動の責任を取り副社長を辞めたが、汚い逃げ方をした。依然、社に居残り嘱託社員の立場で睨みを効かせている。東山社長に代われども、白波瀬氏に逆らえない状況はそのままだ。普段、厳しい意見を言う記者などを、記者会見で指さない「NGリスト」なるものが現われた。投稿者は真っ先に、NGリスト作成の指示は白波瀬氏と思った(推測の範疇)が、デーブ・スペクター氏や一部のメディアの方が臭わせている。ではスポーツ紙がジャニーズの広告塔・広告媒体になり、“語るに落ちた?”あるいはその程度のスポーツ紙の実態をご案内する。

■白波瀬氏が記事掲載日・内容まで口出しスポーツ紙は完全に支配されてしまった
しんぶん赤旗を参考にしました(記事の趣旨)/白波瀬氏は1982年に宣伝担当になり、故・メリー喜多川副社長の指示で取材対応を一手に仕切っていた。優先したのは、各スポーツ紙の「ジャニ担」だった。<※投稿者補足/ジャニ担とはTV局・新聞社・雑誌社などに置かれた、事務所との対応を専門とする担当部署や担当者>。なぜスポーツ紙を優遇するのか?スポーツ紙は毎日発行され、タレントが掲載されると無料の宣伝になるからだ。各芸能事務所は、スポーツ紙でどれだけ大きな扱いになるか争っている。スポーツ紙に記事を書かせて、「こんなに大きく扱われているから番組で使え」とTV局への宣伝の材料にしていた。TVのワイドショーは、タレントの掲載された紙面を扱うので宣伝になる。ジャニーズの影響力が大きくなったのは、1990年代後半以降。SMAPと嵐の爆発的な人気が起こり、この結果、ジャニーズ事務所が介入し紙面が決まる事態になってきた。所属タレントの映画やイベント出演を発表する前に、白波瀬氏がスポーツ各紙に流し、大々的に掲載させるなど、スポーツ紙は事務所に完全に支配されてしまった。

スポーツ紙の購読層は、男性が85.1%。年代では、88.6%が40代以上。そんなスポーツ紙がジャニーズの男性タレントを大きく扱うメリットは、ジャニーズを掲載すると多数のファンが買うからだ。スポーツ紙の発行部数は2000年に約630万部だったものが、22年には215万部に激減した。そのため、ファンはありがたい存在になり、スポーツ各紙は性加害について沈黙した。今年23年3月以降、性加害が大問題になっている最中にも、スポーツ各紙はジャニーズタレントを大きく扱い続けた。関係者が6月から半月分の日刊スポーツ、スポーツ報知、スポニチ、サンスポの4紙を調べたところ、ジャニーズタレントの記事が出ていない日はなかった。タレントが出演するドラマのスタート時には、各紙はほぼ同じ内容の記事が横並びに掲載されていた。また紙面2ページに渡る大特集もあり、全面広告と見間違えるような編集だった。スポーツ紙は事務所に乗っ取られ、宣伝媒体と化したのだ。とは言えスポーツ紙は大手メディアの傘下にあり、前述のスポーツ紙順に、朝日・読売・毎日・産経だ。これらの大手新聞社にも責任がある。とにかくスポーツ紙は、利害関係がある、性加害には触れたくない、仕方ないこと、大した問題ではないとやり過ごしていた。

Sankoub
次号/ジャニー喜多川⑥メディアの反省文からすり落ちた「事実報道より視聴率と利益に走った」こと
前号/ジャニー喜多川④事務所タレント「数百人が性的搾取(性被害)」国連人権理は日本政府に救済迫る

Akahatatop

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