

コロナ公費が全廃・患者自己負担ではとても払えず治療控えで感染拡大・重症化

モデルナ社発表・推計患者数 3月28日(木)時点、全国35027人・東京3465人/日
■コロナ治療費・薬代の窓口負担が3割に、コロナワクチンも有料、他制度も悪化

公費負担の廃止で患者負担が大きく増えるのは治療薬です。もともと全額公費負担でしたが、昨年10月から一部自己負担が導入され、医療費の窓口負担3割の人は1回の治療で9千円の負担になりました。4月以降、公費負担が廃止されると窓口3割の人の場合、重症化リスクのある人向けの「ラゲブリオ」は1回の治療で約2万8千円の自己負担に、軽症~中等症向けの「パキロビッド」は3万円、「ゾコーバ」は1万6千円と大変高額になり、とても払えないという人が続出しかねません。コロナワクチンも無料から有料になります。自治体の定期接種の対象は65歳以上と60~64歳で重い基礎疾患を持つ人に限定され一部自己負担(7千円程度)となります。それ以外で接種を希望する人は全額自費です。入院医療費補助は、現在、高額療養費制度を適用したうえで公費で最大1万円の補助がありますが、4月からは補助が廃止されます。医療機関への病床確保料は全廃されます。当初、最大30万円で現在15万円の高齢者施設の施設内療養の補助もすべて廃止されます。


■投稿者の文章|こんな逆向き政策ならコロナの収束より岸田政権の終息のほうが早そう


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