食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

索引【き(あ-な行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.13

2023年09月26日 | 毎日クロス辞書/本文
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き(あ-な行)気になる言葉の辞書 P.13/54



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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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き(あ-な行)
気宇壮大(きう・そうだい) = 「気宇」は、気がまえ。心のひろさ。気宇壮大=心意気がきわめて大きく、盛んであること。
競(きお)い肌 = 勇み肌・男達(おとこだて)など、仁義を重んじること。投/昔は平気で、絵具・クレヨンは「肌色」と言ったが、今は皮膚の色による差別用語になり完全にNG。ペールオレンジ(pale=淡い) 等と言い換える必要あり。男達(おとこだて)・男泣きも、女性蔑視に繫がるので避けるべき。
帰化(きか) = 志望して他の国の国籍を取得し、その国の国民となること。「日本に-する」。投/大相撲は世界から力士を受け入れているにも関わらず、親方になるには日本国籍が必要なため、引退した白鵬なども帰化した。投稿者は昔から、人種差別だと思っている。
戯画(ぎが) = おかしみのある絵、または戯れに書かれた絵のこと。落書き、風刺画、漫画、カリカチュア(誇張や歪曲を施した人物画・似顔絵)などと重なる面が多く、これらと明確には区別し難い。鳥羽僧正による「鳥獣人物戯画」が著名である。
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機械文明 = 産業革命以降の、機械による大量生産が行われるようになった。人間が道具を使用する生産手段が、機械に置き換えられたという文明である。逆に機械に使われる存在になったり、社会そのものが機械化され複雑化されるという問題も生まれた。チャップリンの映画「モダン・タイムス」は、機械文明そのものに対する痛烈な皮肉だ。投/「モダン・タイムス」を見たが、チャップリンの皮肉が効いている。人間社会は機械に使われ、そして今やAIにも使われている。だからこそ人間同士、戦争や諍(いさか)いを起こさず仲良く暮らしませんか?
季重なり(き・がさなり) = 俳諧で、一句のうちに季語が二つ以上含まれること。好ましくないこととされる。
キキ[魔女の宅急便] = 映画「魔女の宅急便」主人公である魔女(少女)の名がキキ。ウィキペディアによると、最初からクロネコヤマトとのタイアップ映画ではなく揉めた経緯があった。原作者の角野栄子氏が、「宅急便」を普通名詞だと思い安易にネーミング。ヤマト側は使用禁止のクレームを付け争ったが、特許庁は「魔女の宅急便」と「宅急便」は異なる言葉と認定した。投/結果、ヤマト運輸は掌(てのひら)を変えてちゃっかりアニメ映画版に協賛、映像をそのまま同社の広告・CMに起用した。宅配業者だけに、”ことの運び方”も上手い。宅配便をついつい宅急便と言ってしまうが、公的・SNSなどに書く際は使い分けが必要。
記紀(きき) = 古事記と日本書紀。
危機一髪(ききいっぱつ) = 髪の毛一本ほどのわずかな差のところまで危険が迫ること。危ない瀬戸際。投/007シリーズ2作目・邦題が「危機一発」だったので、その後も間違って使う人が多い。映画評論家の故・水野晴郎氏が、洒落て命名した。リバイバル時は、原題の「ロシアより愛をこめて」に変更された。個人的には、この回のボンドガール「ダニエラ・ビアンキ」が一番美しいと思っている。
奇々怪々(きき・かいかい) = 非常に怪しく不思議なさま。
帰去来(ききょらい) = 陶淵明(とうえんめい)の「帰去来辞」より。222-589年、六朝(りくちょう)時代の東晋の詩人。下級貴族の家に生まれ、不遇な官途に見切りをつけ、41歳の時、「帰去来辞」を賦して故郷の田園に隠棲。平易な語で田園の生活や隠者の心境を歌って一派を開き、唐に至って多くの追随者が輩出される。
揮毫(きごう) = 筆をふるう意、書画を書くこと。
騎虎の勢い(きこ・-) = 虎に乗って走る者が途中で下りることができないように、物事の行き掛かり上、中途でやめにくいこと。
気散じ(きさんじ) = ①心の憂さをまぎらすこと。きばらし。「-に外出する」 ②気苦労のないこと。気楽なこと。のんき。
旗幟(きし) = 旗と幟(のぼり)、旗印。表立って表明する態度・主張。「-を鮮明にする」。
鮮明(きしせんめい) = ①旗印が鮮やかではっきりしていること。②転じて、態度・主義・主張などがはっきりしていること。
岸田劉生(きしだりゅうせい) = 洋画家、ふっくらした娘の「麗子像」を多く描く。実存するだけでも50点もある。投/初めて知ったのは、1981(S56)年発行の切手・近代美術シリーズ。
志倭人伝(ぎし・わじんでん) = 中国の魏(ぎ)の史書「魏志」の東夷伝倭人の条に収められている、日本古代史に関する最古の史料。「三国志」の魏志倭人伝に記された、2世紀後半から3世紀前半頃の「倭(わ)」にあった最も強大な国。女王・卑弥呼(ひみこ)が支配。魏と交通した。その所在地については、九州地方と畿内地方との両説がある。投/「倭」は、当時の日本のこと。現在、和風・和式・和食などに使われている日本風の「和」は、「倭」の字を「和」に置き換えたもの。
記者クラブ = 国会や官公庁などで取材する記者間の親睦をはかり、また共同会見など取材活動に便利なように組織した団体。そのための詰所。投/国会記者クラブほど、追及が甘くなるのは大問題。歯がゆさ・忖度の塊で、日本の政治を悪くする。
喜寿(きじゅ) = 「 喜寿」(きじゅ) 77歳、喜の草書体は「㐂」、七・七に読めることに由来。「傘寿」(さんじゅ) 80歳、傘の簡易字体「仐」が八・十に読める。「米寿」(べいじゅ) 88歳、米の字を分解すると八・十・八になる。「卒寿」(そつじゅ) 90歳、卒の簡易字体「卆」が九・十に読める。「白寿」(はくじゅ) 99歳、百の字から一を引くと「白」になる。「百寿」(ももじゅ)はそのまま、100歳。投/長生き、おめでとうございます!
キスアンドクライ = フィギュアスケートで、競技終了後に選手と監督・コーチが採点発表を待つためのリンク脇のスペース。発表を聞いて喜びのキスを交わしたり、悔し泣きをしたりする場所の意。投/投稿者の90代の母は羽生結弦選手と俳優・斎藤工の大ファンで、部屋中にグッズがひしめき合う。母に、棺桶には花ではなくグッズで埋めて送ってやると茶化す。
帰歳暮(きせいぼ) = 笑い言葉 < コロナ禍では実家の両親に会えない人が多かった。そのため実家にお歳暮を送ることが人気になり、帰省と歳暮を掛けて「帰歳暮」の言葉が生まれた。
北回帰線(きた・かいきせん) = 地球上赤道の南北、緯度23度27分の緯線。北を北回帰線(または夏至線)、南を南回帰線(または冬至線)という。北回帰線上では夏至の日に、南回帰線上では冬至の日に、太陽が真上に来る。これを極限として、太陽は南または北へ回帰する。両回帰線の間が熱帯である。
北区 = 投/調べたら、全国に12ある。設置順は、①大阪市1889年、名古屋市1944年、東京都1947年、京都市、札幌市、神戸市、さいたま市、堺市、新潟市、浜松市、岡山市、⑫熊本市2012年。韓国、台湾、香港、マカオ、ブルガリアにもある。同一区名最多は、南区13、西区12、中央区10。要するに複数地域との合併時、どちらかの地域に命名すると地元が揉めるので、妥協の産物で方角や位置を示す名になる。だから全国でこれだけ多くなり、全く個性なし。
北十字星(白鳥座) = はくちょう座は、夏の代表的な星座の1つ。天の川の上に翼を広げ、北から南に向けて飛ぶ形をしている。十字の形に星が並んでいることから、南十字星と対比する形で北十字星やノーザンクロスと呼ばれる。
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鬼畜米英(きちく・べいえい) = 「鬼畜」は、鬼と畜生。「-にも劣る行い」。残酷な行いをする者、恩義を知らない者。鬼畜米英は、太平洋戦争時、敵国・米国と英国を罵る意味で使われた。投/鬼畜と言えば、投稿者は松本清張の小説と映画を思い出す。映画は、1978(S53)年作。当時は子供の虐待が少なかった頃、子供の置き去りや衰弱死のシーンにショックを受けた。現在では残念ながら、至るところで虐待死がノンフィクションになっている。
キチン = chitin 節足動物・菌類その他の外皮や細胞壁を形成する含窒素多糖類。キチン質=キトサンの総称、グルコサミンは健康食品などで知られる。
キックバック = kickback。①本来は、「強い反動、はねかえり」の意味で、エンジンや機械工具などの始動時に逆転することを指している。②お客様に還元する意味で、普通に「割り戻し」の意味に使われている。③それが比喩的に、得意先への割戻金やリベート(還流)に。④昨今の政治献金の意味も持つようなった。投/言葉の初出は古く、1954(S29)年の国会答弁だった。最初から、曰く付きの用語らしい(笑)。多くの辞書は「望ましくない反応の意として、不当な、あるいは反社会的な形の手数料や礼金など。袖の下や賄賂をいう。」と、ダーティなイメージで書かれている。
牛車(ぎっしゃ) = 牛にひかせた乗用の屋形車。主に平安時代以降行われ、車の種類により乗用の階級が定められたが、金銀の装飾を施し華美を競うに至った。投/チコ情報によると、平安貴族の外出は牛車と決められていた。そのため紅葉を見るにも歩いていけず、見ることも下品な行為とされた。そこで「狩りに出掛ける」口実を作り、もみじを鑑賞した。その名残で、今でも「もみじ狩り」と言う。
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キッシンジャー = 1923-2023年、アメリカの政治家・政治学者。大統領補佐官・国務長官を務め、独自の秘密外交により中国との関係改善やベトナム戦争終結に活躍。投/1972(S47)年、中国との国交樹立に貢献、あるいはニクソン大統領が関与したウォーターゲート事件などとオーバーラップして、投稿者としては印象深い国務長官だった。
切手 = 1円切手の肖像画は、前島密(まえじま・ひそか)。日本の近代郵便制度の創設者で、「日本近代郵便の父」と呼ばれる。投/投稿者は、切手収集歴・半世紀以上。記念切手などがカラフル、デザインが鮮やかになる中、褐色・単色の前島密の1円切手を貼ると異様に見える。新聞の投書欄の改善求めの記事を読んだ日本郵便が、違和感のないキャラクター「ぽすくま」の1円切手を発行した。但し前島密を降ろすことはできず、併用(併売)。
狐色(きつねいろ) = 狐の毛色のような黄がかった薄い焦茶色。投/最近はジェンダー問題から、「肌色」と言ってはいけない。動物を模した表現も、当の動物からクレームが来るかも(笑)。狐色・パンダ模様・ゼブラ縞(柄)など。「肌色」の説明をすると、広辞苑第六版は「人の肌のような色。やや赤みを含む淡黄色」になっていたが、七版では「人種により肌の色が異なるとして絵具などの色名には近年用いない」が追加された。他文献では、薄橙(うす・だいだい)色を使うとしている。クレヨンは、「ペールオレンジ」表記になっている。因みに8世紀の頃は、肌色の前身は「獅子(しし)色」だった。
切符 = JRは「きっぷうりば」とひらがなに統一。投/分かりやすさもあるが、乗車券は「きっぷ」、一時預かり切符・手回り品切符など票・札は漢字にと使い分けている。
着の身着の儘(-・まま) = ①着ている着物そのままで、取り替えないこと。②着ている着物のほか何も持っていないこと。投/昔は①着るものにこだわらない・着た切り雀の意味で使い、②は誤用とされた。しかし度重なる避難者報道で「-で避難する」と多く間違いで使われたことから、広辞苑第七版では②が加わった。ギャグや早口言葉で、「着の身着の儘・木の実ナナ」がある。但しご本人は、きめ細かい方だそうです。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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