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【こ(な-わ行)】気になる言葉の辞書 P.20/54
いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
ありがとうございます。
●チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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【こ(な-わ行)】
▽五人組 = 江戸幕府が村々の百姓、町々の地主・家主に命じて作らせた組織。近隣の5戸を1組とし、火災・盗賊・浮浪人・キリシタン宗徒等の取締り、また婚姻・相続・出願・貸借等の立会と連印の義務、納税・犯罪の連帯責任を負わせたもの。投/お笑い三人組は、昭和の頃のNHK娯楽番組。
▽鮗(このしろ) = ニシン科の海産の硬骨魚。全長約25cm。日本各地の沿岸に分布し、内湾にも入る。中等大のものはコハダ・ツナシといい、鮨(すし)の材料。投/小鰭(こはだ)と言えば、江戸前ネタの代表・江戸っ子の大好きなネタ。それは過去のものとなり、回転寿司はほとんどが外国魚。大半が形や味が似た、別魚「偽装魚(代用魚)」が使われている。だから安い。
▽木の(ノ)葉隠れ(このは・がくれ) = 野鳥などが木の葉の陰に隠れること(アニメについては省略する)。
▽海鼠腸(このわた) = 海鼠(なまこ)の腸(はらわた)、あるいはその塩辛(しおから)。投/語源は、(ナマ)コのワタ(腸)を縮めたもの。尾張徳川家が徳川将軍家に献上したことで知られ、ウニ、カラスミ(ボラの卵巣)と並んで日本三大珍味の一つに数えられる。
▽小林秀雄 = 文芸評論家、1902(M35)-83(S58)年。自我の解析を軸とした創造的批評の確立者。「無常といふ事」などを著す。投/本格的には読んでないが、他者の小説・論評や出版物の中に、度々、名前が載り存在は知っていた。
▽小春日和(こはるびより) = 暖かで春に似ている陰暦10月の異称。新暦では、およそ11月頃。投/間違えやすく、毎年のようにクイズに出されたり気象予報士が説明したりする。山口百恵「秋桜」(コスモス)、「♪淡紅の秋桜が秋の日の何気ない陽溜りに揺れている・・・こんな小春日和の穏やかな日は~」と、歌にもある。過日、新聞で読んだのだが(答えはなかった)、なぜ秋だけ「深まる」と言うのだろうか。春が深まる、夏が深まるとは言わない(冬は多少言うかな?)。
▽ご飯論法 = 国会答弁など意図的な論点ずらし、はぐらかしの不誠実な答え方。投/「朝ご飯は食べたか」という質問に対し、「ご飯は食べていない」と答える。しかしパンやパスタは食べている様を指す。
▽御不浄(ごふじょう) = 便所を丁寧にいう語。はばかり。投/数十年ぶりに聞いた。昔、祖母がよく使っていた。
▽牛蒡抜き(ごぼうぬき) = 牛蒡を土中から引き抜くように、一気に抜き上げること。デモ隊の人員を排除するために、引き抜くこと。投/競走・マラソンなど多人数を一気に抜き去ることに使われるが、本来は誤用。追加クイズ「3位のランナーを抜いて2位に躍り出た!」正解か?
▽護摩の灰(ごまのはい) = 護摩の修法の時にできる灰を、弘法大師の護摩の灰と称して押売りした者の呼び名から転じ、旅人らしく装って旅人をだまし財物を掠(かす)める盗賊。
▽顳顬(こめかみ) = 耳の上部と目尻との間の、物を噛めば動く所。米を噛む時、動く所の「米噛み」から来ている。
▽米櫃(こめびつ) = ①家庭で米を入れて保存しておく箱。②生活費の元、または稼ぎ手を意味する俗語。
▽コモンセンス = common sense・常識。良識。
▽子安地蔵(こやすじぞう) = 妊婦の安産を守護するという地蔵。
▽五稜郭(ごりょうかく) = 北海道函館市にある洋式城郭趾。1864年、江戸幕府が箱館奉行所として築いた平面が星形の平城。箱館戦争で榎本武揚(たけあき)らが立て籠もり、維新政府と交戦。72(明治5)年、廃城。堀・石垣・土塁が残る。
▽五輪塔(ごりんとう) = 五大にかたどった五つの部分から成る塔。下から地輪は方(四角)、水輪は球、火輪は三角、風輪は半球、空輪は宝珠形。平安中期頃から供養塔・墓塔として用いた。石造が多く、金銅・木・泥土などでも造った。
▽五輪書(ごりんの・しょ) = 武道書。宮本武蔵著。地・水・火・風・空の5巻。厳しい剣法修業によって究めた兵法の奥義を述べたもの。1644(正保1)年頃に成る。投/東京五輪を食いもの・金儲けに使い、詐欺まで働いた連中に読ませたい(笑)。思えば宮本武蔵は、二刀流の祖。ショーへー大谷の大先輩、本家本元。
▽固陋(ころう) = 見聞が狭くて、頑なであること。古いことに頑固に執着し、新しいものを嫌うこと。
▽根(こん) = ①方程式の解、「-を求める」。②ある数を何乗かした数に対するそのもとの数。「平方-」。投/昔は「根」、現在は「解」という。
▽コンサドーレ札幌 = 札幌市を中心とする北海道をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグJ1。投/コンサドーレとは、「道産子(ドサンコ)」の逆さ読み+ラテン語の「オーレ」を付けた名称。
▽コンセント = コンセントは日本人にしか通じない横文字。英語はoutlet(アウトレット)か、socket(ソケット)。
▽権太(ごんた) = 投/箱根駅伝を見ていると、横浜・保土ヶ谷区に権太坂の地名が出てくる。坂の改修に藤田権左衛門が貢献し、「権左坂」が転じたものなど諸説あり。駅伝コースは、その元々の坂ではない。
▽根治と完治(こんち+かんち) = 「根治」は、病気が根本から完全に治ること。また、根本から完全に治すこと。「持病を-する」。「完治」は、病気やけがが完全に治ること。「-までに2か月かかる」。投/どちらも同じ意味だが、「根治」のほうが元々・大本を治すことが強いと思うが。
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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。
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【こ(な-わ行)】
▽五人組 = 江戸幕府が村々の百姓、町々の地主・家主に命じて作らせた組織。近隣の5戸を1組とし、火災・盗賊・浮浪人・キリシタン宗徒等の取締り、また婚姻・相続・出願・貸借等の立会と連印の義務、納税・犯罪の連帯責任を負わせたもの。投/お笑い三人組は、昭和の頃のNHK娯楽番組。
▽鮗(このしろ) = ニシン科の海産の硬骨魚。全長約25cm。日本各地の沿岸に分布し、内湾にも入る。中等大のものはコハダ・ツナシといい、鮨(すし)の材料。投/小鰭(こはだ)と言えば、江戸前ネタの代表・江戸っ子の大好きなネタ。それは過去のものとなり、回転寿司はほとんどが外国魚。大半が形や味が似た、別魚「偽装魚(代用魚)」が使われている。だから安い。
▽木の(ノ)葉隠れ(このは・がくれ) = 野鳥などが木の葉の陰に隠れること(アニメについては省略する)。
▽海鼠腸(このわた) = 海鼠(なまこ)の腸(はらわた)、あるいはその塩辛(しおから)。投/語源は、(ナマ)コのワタ(腸)を縮めたもの。尾張徳川家が徳川将軍家に献上したことで知られ、ウニ、カラスミ(ボラの卵巣)と並んで日本三大珍味の一つに数えられる。
▽小林秀雄 = 文芸評論家、1902(M35)-83(S58)年。自我の解析を軸とした創造的批評の確立者。「無常といふ事」などを著す。投/本格的には読んでないが、他者の小説・論評や出版物の中に、度々、名前が載り存在は知っていた。
▽小春日和(こはるびより) = 暖かで春に似ている陰暦10月の異称。新暦では、およそ11月頃。投/間違えやすく、毎年のようにクイズに出されたり気象予報士が説明したりする。山口百恵「秋桜」(コスモス)、「♪淡紅の秋桜が秋の日の何気ない陽溜りに揺れている・・・こんな小春日和の穏やかな日は~」と、歌にもある。過日、新聞で読んだのだが(答えはなかった)、なぜ秋だけ「深まる」と言うのだろうか。春が深まる、夏が深まるとは言わない(冬は多少言うかな?)。
▽ご飯論法 = 国会答弁など意図的な論点ずらし、はぐらかしの不誠実な答え方。投/「朝ご飯は食べたか」という質問に対し、「ご飯は食べていない」と答える。しかしパンやパスタは食べている様を指す。
▽御不浄(ごふじょう) = 便所を丁寧にいう語。はばかり。投/数十年ぶりに聞いた。昔、祖母がよく使っていた。
▽牛蒡抜き(ごぼうぬき) = 牛蒡を土中から引き抜くように、一気に抜き上げること。デモ隊の人員を排除するために、引き抜くこと。投/競走・マラソンなど多人数を一気に抜き去ることに使われるが、本来は誤用。追加クイズ「3位のランナーを抜いて2位に躍り出た!」正解か?
▽護摩の灰(ごまのはい) = 護摩の修法の時にできる灰を、弘法大師の護摩の灰と称して押売りした者の呼び名から転じ、旅人らしく装って旅人をだまし財物を掠(かす)める盗賊。
▽顳顬(こめかみ) = 耳の上部と目尻との間の、物を噛めば動く所。米を噛む時、動く所の「米噛み」から来ている。
▽米櫃(こめびつ) = ①家庭で米を入れて保存しておく箱。②生活費の元、または稼ぎ手を意味する俗語。
▽コモンセンス = common sense・常識。良識。
▽子安地蔵(こやすじぞう) = 妊婦の安産を守護するという地蔵。
▽五稜郭(ごりょうかく) = 北海道函館市にある洋式城郭趾。1864年、江戸幕府が箱館奉行所として築いた平面が星形の平城。箱館戦争で榎本武揚(たけあき)らが立て籠もり、維新政府と交戦。72(明治5)年、廃城。堀・石垣・土塁が残る。
▽五輪塔(ごりんとう) = 五大にかたどった五つの部分から成る塔。下から地輪は方(四角)、水輪は球、火輪は三角、風輪は半球、空輪は宝珠形。平安中期頃から供養塔・墓塔として用いた。石造が多く、金銅・木・泥土などでも造った。
▽五輪書(ごりんの・しょ) = 武道書。宮本武蔵著。地・水・火・風・空の5巻。厳しい剣法修業によって究めた兵法の奥義を述べたもの。1644(正保1)年頃に成る。投/東京五輪を食いもの・金儲けに使い、詐欺まで働いた連中に読ませたい(笑)。思えば宮本武蔵は、二刀流の祖。ショーへー大谷の大先輩、本家本元。
▽固陋(ころう) = 見聞が狭くて、頑なであること。古いことに頑固に執着し、新しいものを嫌うこと。
▽根(こん) = ①方程式の解、「-を求める」。②ある数を何乗かした数に対するそのもとの数。「平方-」。投/昔は「根」、現在は「解」という。
▽コンサドーレ札幌 = 札幌市を中心とする北海道をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグJ1。投/コンサドーレとは、「道産子(ドサンコ)」の逆さ読み+ラテン語の「オーレ」を付けた名称。
▽コンセント = コンセントは日本人にしか通じない横文字。英語はoutlet(アウトレット)か、socket(ソケット)。
▽権太(ごんた) = 投/箱根駅伝を見ていると、横浜・保土ヶ谷区に権太坂の地名が出てくる。坂の改修に藤田権左衛門が貢献し、「権左坂」が転じたものなど諸説あり。駅伝コースは、その元々の坂ではない。
▽根治と完治(こんち+かんち) = 「根治」は、病気が根本から完全に治ること。また、根本から完全に治すこと。「持病を-する」。「完治」は、病気やけがが完全に治ること。「-までに2か月かかる」。投/どちらも同じ意味だが、「根治」のほうが元々・大本を治すことが強いと思うが。
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