少数派シリーズ 特設|新型コロナウイルス VOL.186
尾身会長と脇田氏退任・扱いは“お祓(払)い箱”、歴代政権はコロナ失敗の尻拭いをさせる
8月26日付
■岸田政権の“コロナ隠し”のスピード加速、国民に切迫さを伝えない工作がされている
毎日新聞要約/内閣感染症危機管理統括庁の新設に合わせて、尾身茂・新型インフルエンザ等対策推進会議・議長の退任が決まった。尾身氏は「人間、喉元過ぎれば熱さを忘れる、平時に危機への準備をすることが大事だ」と強調。大流行時の急激な医療需要の高まりに、どう対応するか頭の体操が必要だと話した。これまで10年以上、政府の感染症対策への助言に関わってきた。推進会議はメンバーを刷新し、新たに国立成育医療研究センターの五十嵐隆理事長や、国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長らが就任する。
ここから投稿者の文章/これで、ますます岸田政権の“コロナ隠し”のスピードが加速した。23年5月の「5類への移行」でコロナ感染者の公表を中止し、完全にマスクなしで行動するよう指示した。その影響で5月以降、感染者の数は10倍に増加し、8月のお盆を終えて第9波の感染者は全国で12~13万人/日、東京は連日15000人を超える(投稿日現在)。そんな中での尾身会長と国立感染症研究所脇田隆字所長の退任、コロナ分科会が解散される。これで、コロナ減少の歯止めが効かなくなった。政府やメディアは沈黙しているが、医療関係者の間では再び恐怖が走っている。我が家へ訪れ母親の面倒を見てくれる介護医療の方は、「世間ではあまり騒がれていないが、大量の感染者で医療や介護仲間ではとんでもないことになっていると言う。これからも気を許さず、対策を十分に行って!」と注意された。投稿者が毎日掲示している、「モデルナ」の数値を見たら分かる。グラフの22年冬の第6波を遥かに超えていても、政府・厚労省は国民には切迫さを伝えない工作がされている。
■尾身会長や分科会の提言を歴代政権が無視したから今もコロナが止まらない
さて世間では、お二方の評価が分かれている。政権や官邸の都合が悪くなると2人を矢面に立て、そのくせ尾身会長(議長)や分科会の意見を無視する。そもそも分科会が医療・感染症分野の関係者だけなら方向性がはっきりしたものを、明確な提言が出されると困る安倍首相が経済人をメンバーに加えた。そのためいつも分科会の意見が割れ紛糾するので、代表する会長は中途半端な見解しか出せなくなった。つまり政府は医療・感染症専門家からの指摘を恐れ、長きに分科会に圧力を掛けてきたのだ。政権の質(たち)の悪いのは、その経済人は政権によいしょするメンバーがほとんど。専門家の意見を聞かず経済関係者の意見ばかりを聞いたため、対策が甘くいつまで経っても感染者は減らない。挙句の果てには、政権自らの失敗をあからさまに分科会のせいにした。結果、政治に翻弄され責任を取らされ、最後は“使い捨て”お祓(払)い箱”にされた。さらには政権忖度だけで勉強しない石原良純氏や一部のタレント、新聞を読まないネット人はこうした背景が分からず、あたかも尾身会長が「コロナ感染を拡大させた」とのボロクソな言い方をし気の毒だった。投稿者は、尾身会長等・医療感染症関係者の必死の努力を称えたい。
尾身氏はそんな馬鹿な政治から離れて、本来の専門分野でのご活躍を期待したい。投稿者が尾身氏の存在を知ったのは、まだ会長になる前のTBSラジオ「久米宏・ラジオなんですけど」(現在は終了)にゲスト出演された時。気さくな方で、コロナ前だったので下記のプロフィールのように、地域医療やWHОの話が主体だった。田舎や離島の地域医療に熱心で、苦労話をされていた。
<ウィキペディアのプロフィール(抜粋)>日本の地域医療のメッカを目指すという自治医科大学の方針に賛同、1972(S47)年、医学部に1期生として入学。自治医科大学医学部助手となり、同学名誉教授。伊豆諸島の診療所での勤務を経るなど、地域医療、感染症、国際保健などを専門とする医学者でもある。西太平洋地域において急性灰白髄炎(ポリオ)の根絶を指揮、のちに世界保健機関(WHO)執行理事、同・西太平洋地域事務局長・名誉事務局長。独立行政法人地域医療機能推進機構の初代理事長。
ここから再び投稿者の文章/立派な業績の持ち主で、本来なら政権・官邸の“御用聞き”のような仕事に就くべきではなかった人物と考える。
次号/187・「毎日、抗原検査をすればコロナクラスターは3割に減少する」名大研究チーム発表
前号/185・沖縄「第9波」突入!流行は全国に拡大する恐れ、5類以降自治体は強い措置取れず
尾身会長と脇田氏退任・扱いは“お祓(払)い箱”、歴代政権はコロナ失敗の尻拭いをさせる
8月26日付
■岸田政権の“コロナ隠し”のスピード加速、国民に切迫さを伝えない工作がされている
毎日新聞要約/内閣感染症危機管理統括庁の新設に合わせて、尾身茂・新型インフルエンザ等対策推進会議・議長の退任が決まった。尾身氏は「人間、喉元過ぎれば熱さを忘れる、平時に危機への準備をすることが大事だ」と強調。大流行時の急激な医療需要の高まりに、どう対応するか頭の体操が必要だと話した。これまで10年以上、政府の感染症対策への助言に関わってきた。推進会議はメンバーを刷新し、新たに国立成育医療研究センターの五十嵐隆理事長や、国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長らが就任する。
ここから投稿者の文章/これで、ますます岸田政権の“コロナ隠し”のスピードが加速した。23年5月の「5類への移行」でコロナ感染者の公表を中止し、完全にマスクなしで行動するよう指示した。その影響で5月以降、感染者の数は10倍に増加し、8月のお盆を終えて第9波の感染者は全国で12~13万人/日、東京は連日15000人を超える(投稿日現在)。そんな中での尾身会長と国立感染症研究所脇田隆字所長の退任、コロナ分科会が解散される。これで、コロナ減少の歯止めが効かなくなった。政府やメディアは沈黙しているが、医療関係者の間では再び恐怖が走っている。我が家へ訪れ母親の面倒を見てくれる介護医療の方は、「世間ではあまり騒がれていないが、大量の感染者で医療や介護仲間ではとんでもないことになっていると言う。これからも気を許さず、対策を十分に行って!」と注意された。投稿者が毎日掲示している、「モデルナ」の数値を見たら分かる。グラフの22年冬の第6波を遥かに超えていても、政府・厚労省は国民には切迫さを伝えない工作がされている。
■尾身会長や分科会の提言を歴代政権が無視したから今もコロナが止まらない
さて世間では、お二方の評価が分かれている。政権や官邸の都合が悪くなると2人を矢面に立て、そのくせ尾身会長(議長)や分科会の意見を無視する。そもそも分科会が医療・感染症分野の関係者だけなら方向性がはっきりしたものを、明確な提言が出されると困る安倍首相が経済人をメンバーに加えた。そのためいつも分科会の意見が割れ紛糾するので、代表する会長は中途半端な見解しか出せなくなった。つまり政府は医療・感染症専門家からの指摘を恐れ、長きに分科会に圧力を掛けてきたのだ。政権の質(たち)の悪いのは、その経済人は政権によいしょするメンバーがほとんど。専門家の意見を聞かず経済関係者の意見ばかりを聞いたため、対策が甘くいつまで経っても感染者は減らない。挙句の果てには、政権自らの失敗をあからさまに分科会のせいにした。結果、政治に翻弄され責任を取らされ、最後は“使い捨て”お祓(払)い箱”にされた。さらには政権忖度だけで勉強しない石原良純氏や一部のタレント、新聞を読まないネット人はこうした背景が分からず、あたかも尾身会長が「コロナ感染を拡大させた」とのボロクソな言い方をし気の毒だった。投稿者は、尾身会長等・医療感染症関係者の必死の努力を称えたい。
尾身氏はそんな馬鹿な政治から離れて、本来の専門分野でのご活躍を期待したい。投稿者が尾身氏の存在を知ったのは、まだ会長になる前のTBSラジオ「久米宏・ラジオなんですけど」(現在は終了)にゲスト出演された時。気さくな方で、コロナ前だったので下記のプロフィールのように、地域医療やWHОの話が主体だった。田舎や離島の地域医療に熱心で、苦労話をされていた。
<ウィキペディアのプロフィール(抜粋)>日本の地域医療のメッカを目指すという自治医科大学の方針に賛同、1972(S47)年、医学部に1期生として入学。自治医科大学医学部助手となり、同学名誉教授。伊豆諸島の診療所での勤務を経るなど、地域医療、感染症、国際保健などを専門とする医学者でもある。西太平洋地域において急性灰白髄炎(ポリオ)の根絶を指揮、のちに世界保健機関(WHO)執行理事、同・西太平洋地域事務局長・名誉事務局長。独立行政法人地域医療機能推進機構の初代理事長。
ここから再び投稿者の文章/立派な業績の持ち主で、本来なら政権・官邸の“御用聞き”のような仕事に就くべきではなかった人物と考える。
次号/187・「毎日、抗原検査をすればコロナクラスターは3割に減少する」名大研究チーム発表
前号/185・沖縄「第9波」突入!流行は全国に拡大する恐れ、5類以降自治体は強い措置取れず