母から六つの贈り物 一人暮らしの心構え

浜みね子著
早稲田出版　2007年


親が全然頼りにならないから、本に教えてもらうのさ。

・盗写グッズの探し方
部屋を真っ暗にして、携帯電話のカメラで覗いてみる。
盗写様カメラがあると、マイクにセンサーが反応して光るとな。

・公的なID書類を盗難・紛失したときは、すぐに警察と個人信用情報機関に連絡して、悪用を防ぐ。

日本で見つけたGIRO'Sイタリアーノ

～素材で愉しむ我が家のレシピ51
パンツェッタ・ジローラモ/パンツェッタ・貴久子
実業之日本社　2006年


・浅草のパン屋さん、ペリカン、絶対行ってみよう。

・ピッツァ作りたい
フランスパン用準強力粉　200g
（または強力粉　180g＋コーンスターチ　20g）
ドライイースト　5g
水　100cc
EXVオリーブオイル　20g
塩　3g

・憧れのリモンチェッロって、家庭で作っていいの？
レモン　15個
ピュアアルコール　1リットル
グラニュー糖　700g
水　1リットル

レモンの皮の黄色い部分を、アルコールに入れて密閉、日向に2～3週間放置。
ボトルに(1)漉したレモン酒、(2)冷ましたシロップの順に入れ、冷暗所で3週間。
もう1度漉して、別のボトルで、冷暗所で3ヶ月寝かせる。

佐光さんちのなるほどエコ生活

佐光紀子著
リヨン社　2004年


・血液汚れ洗いに、ほうれんそうの茹で汁が良い。
シュウ酸がたんぱく質を分解するため。

・乾燥した月桂樹の葉は、衣類の防虫剤として使える。

八月がくるたびに

おおえひで作　篠原勝之え
理論社刊どうわの本棚　1974年



小学生のときの課題図書だったんだけど
何も知らずに開いたら


原爆げんばくゲンバク
ヒロシマで25万人がナガサキで10万人が死んだ


怖いのよ。


怖いのよ。


すごく怖いのよ。

結局、本文を読むことはなく、恐ろしさだけがずっとトラウマになっていたこの本に、ついに向き合うことにした。

長崎の原爆の話だったのか。
（広島の原爆記念館になかったわけだ。）
原爆に家を焼かれ、家族を失い、火傷や原爆症に苦しみながらも助け合って生きていく家族。
年寄りも子供たちもみんな頑張った。
恐ろしさの中にも、人々の思いやり、優しさが残った。

絵を描いていたのは、ゲージツ家のクマさんだったのね。
戦争は恐ろしく不快なものだってことを肌で感じさせるこの装丁、
30年経った今見てもすごい。

あなたは「三光作戦」を知っていますか

～日本にも戦争があった-2
坂倉清・高柳美知子著
新日本新聞社　2007年


殺光（殺しつくす）
焼光（焼きつくす）
搶光（奪いつくす）
日本軍が華北で行った残虐な掃討作戦を、中国側は「三光作戦」と呼んだ。

南京大虐殺はなかったなんて説もあるし
優しい日本人がそんな残酷なことをするとは思えないし
日本を嫌いな国が誇張して捻じ曲げてるんじゃないの？
なんて思うこともあったけれど
実際に蛮行をしたという生き証人が現れてしまった。

貧しい農村の小作たちは、戦争でも起こって景気が良くならないかと願い
貧しい子供たちは、勇ましい兵隊さんになることに憧れる。

訓練で捕虜を銃剣で突き殺したって。
銃で撃ったあとに、死んだ振りしてないか傷口を踏みつけたって。
普通の農民に、魔女狩りのような拷問をしたって。

普通の若者たちが、平気で人を殺すようになって行く。
捕虜の虐待や、毒ガスの使用が国際法で禁止されてることなどまったく知らずに。

上官の命令でやったことだとしても、実行した者としての罪は残る。
日本が敗れ、戦犯として捕らえられたとき、憎いはずの日本兵を戦犯管理所が人道的に扱ってくれたことで、自分たちの犯した罪の大きさに気付き悔いたという。

憎しみには「徳」で返さなきゃね。

・戦争は無残なものです。
・戦争からは良いことは生まれてきません。
・戦争の兆しがちょっとでも見えてきたら、すぐ消しましょう。