おてら日記

願船坊での日々のことをつづります

今日から法座です

2012年09月21日 18時09分23秒 | 法座
みなさま

お久しぶりでございますが、お変わりなかったでしょうか?

さて、もう既にご周知のことと思いますが、本日からお彼岸の法座が執り行われています。

ご講師は、深川の明光寺より「牛尾かおり」師です。

ようやく気候も秋らしくなりましたので、どうぞ皆様お誘い合わせの上、日中13時半、夜は19時。次の日は朝9時からとお昼の13時半です。

再度の報告でした。

合掌




御正忌法要のひとコマ

2012年02月21日 09時00分00秒 | 法座
先月の御正忌の法座の時の様子をお知らせします。

毎年、この時だけのお荘厳をしますが、ひとつはこの掛け軸です。



ご本尊に向かって左の余間には、いつもは七高僧の掛け軸が下がっていますが、この御正忌の時は親鸞聖人の伝絵の掛け軸を四つかけます。

また、大きな蝋燭も立てます。



それから、御伝鈔の拝読もあります。
何年前になるかなあ? 住職がやっていたところを、私が替わって勤めることにしました。



まだまだ他にもあります。
この時だけ出現する聖人にお供えする超特大の御仏飯。


最後は、恒例のぜんざいが休憩中に振舞われます。
この中に餅を焼いて入れるわけですが、この餅を焼くタイミングが結構大事で、いつもはその前に住職の法話があるのですが、これが時間通りにいかず、裏方のブーイングをくらってましたので、今年は僕がタイムテーブルを作り、初めてヤキモキしないヤキモチが出来上がり、熱々でフワッとした餅入りぜんざいが出来上がったのでした。


おわり

法座のご案内

2011年10月18日 09時00分00秒 | 法座
来る10月21日(金)と22日(土)の両日、午後1時半より、仏教婦人会法座があります。

今回のご講師は、先月の仏教婦人会大会の時の講師でも来られた、結城思聞さんです。

ちょっとご講師の紹介をいたします。

実は、結城さんは元フジテレビの「プロ野球ニュース」のキャスター、松倉悦郎さんです。
僕は、2年前くらいからご縁があり、昨年、結城さんの自坊(姫路の善教寺)に招かれ、チェロの演奏をしております。 その時から親睦を重ね、現在では「しょうちゃん」呼ばわれしてくださる間柄になりました。
そんなこともあってか、今回のご縁をお願いした際、快く承諾してくださいました。

結城さんに頂いた名刺には

「楽しくなければお寺じゃない」

と書かれております。

お話の講題は

21日が「やさしい、難しい、どっちも本当だ」
22日が「朗読による法話=ガン告知=」

新しい法座のかたちを味わっていただけるものと思いますので、どうぞたくさんの方に足をお運びくださるよう、お願いして終わりにします。

合掌

御正忌

2011年01月19日 09時00分00秒 | 法座
先日15日と16日の二日間、親鸞聖人の御命日に執り行われる御正忌の法要がありました。

この法要は、いつもとはちょっと違う様子を呈しています。

写真を撮ることをすっかり忘れてしまい、お話で説明します。

いつもはお念仏の事、阿弥陀さまの事についてのお話に尽きるところがありますが、この法要の時は親鸞聖人の足跡を尋ねて、いろんな話をお聞かせいただくことが、大事な感じになります。

そのひとつが、内陣の掛け軸を差し替えるところから始まります。
それは、伝絵といい、親鸞聖人の伝記を書いたものになりますが、四つの掛け軸に聖人の御苦労の足跡を分けて書いてあります。

得度をされたとき。信不退・行不退のはなし。板敷山の山伏のはなし。そして入滅をされたときのはなし。

そして、それを今度は語りで伝える御伝鈔拝読があります。
これが、なかなかどうして結構練習しないとなかなか様にならない代物なんです。
ちょっと一文を。

善信申していはく、「などかひとしと申さざるべきや。そのゆゑは深智博覧にひとしからんとも申さばこそ、まことにおほけなくもあらめ、往生の信心にいたりては、ひとたび他力信心のことわりをうけたまはりしこのかた、まつたくわたくしなし。

いささか不例の気まします。それよりこのかた、口に世事をまじへず、ただ仏恩のふかきことをのぶ。声に余言をあらはさず、もつぱら称名たゆることなし。しかうしておなじき第八日午時(うまのとき)、頭北面北(ずほくめんさい)右脇(うきょう)に臥したまひて、つひに念仏の息、たえをはりぬ。

この最期の臨終のところを話すところですが、つひに念仏の息、たえをはりぬ(絶え終わるということ)ここを感情を込めて拝読するのに、言い方を最初は何度も何度もやり直しながら納得のいくまで練習しました。(一度は)

また、今年は、御文章も御正忌にちなんだものを拝読させていただきました。(しかし内容の説明をするところまでには到らなかったので、反省)


しかし、例年のことながら今年も寒い、本当に厳寒のなか、お寺にお参り下さったお同行の方々、ありがとうございました。


では、最後にこの時必ずいただくもの、「煮米」の写真をどうぞ。



判ります? 内容は小豆、大根、こんにゃく、人参、ごぼう、椎茸、お揚げ、里芋。
これらを、5ミリ角に刻む作業が、本当に大変なんだそうです。親鸞聖人の御苦労を食事からも感じるわけですね。

ではでは