おてら日記

願船坊での日々のことをつづります

皆様、お変わりないですか?

2011年02月16日 11時51分12秒 | 日記
今年は、まだまだ氷点下の洗礼を受けて、池の氷が張っては溶け、張っては溶けを繰り返しつつ、梅の枝からはちょっとだけ蕾が出てきて、春の予感は少しずつですが始まってますね。

悪い風も流行っているせいか、街ではマスク姿の人もチラホラ。
どうぞ、お身体には充分ご自愛くださいね。

さて、世の中の事に目を向ければ、悪い話の多い中、エジプトの話には感銘を受けるものがありました。
長年の不満が大きな形になってあのような大きなことをなし得たことは、民衆の力の凄さを改めて知る、良いきっかけになりました。
また、感心したことがあります。革命が成就した次の日から、街のあちらこちらで民衆が片付けを始めている光景を
見たとき、本当にすがすがしい気持ちを持ったのです。
みんなで手にした自由を、自分たちの街を、自分たちで壊してしまったものを直して綺麗にしていたのです。
手には銃もなく、無防備なままで立ち向かったために、何人もの犠牲者も出たのです。その人たちの写真を置き、みんなで静かにお祈りをしているような光景も見ました。

これからどうなっていくのか見守ってあげたいです。

では、本山の団体参拝の締め切りが近づいて参りました。
今回の参拝は今までにない規模のものになるものと思います。
殆どは団体行動になるので、個々のお寺別の特色は出すことがあまり出来ないかもしれませんが、私も一緒に参りますので、何か楽しく、かつ、ためになるような小話を蓄えて、三日間の旅行が一生の良い思い出になるよう、頑張りますので、是非いま一度、参拝に参加されますことをお願いして終わりにします。

副住職