おてら日記

願船坊での日々のことをつづります

謹賀新年

2022年01月01日 18時01分28秒 | 日記
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
久しぶりの家族再会の喜びに浸っておられることと思います。
しかし、徐々にコロナのオミクロン株が迫ってきており、毎日のニュースが気になるとこにですね。
さて、今年の住職の抱負としては、「今一歩前に」を今年のスローガンにしたいと思います。 「昨年の沢山の学びを、少しでも多くの方々と共有する」
ここに、つとめていく所存です。

なまんだぶ。

演奏家冥利につきる

2018年11月26日 09時10分39秒 | 日記
昨日、大植英治さん指揮の威風堂々広島クラシックのフィナーレコンサートが終わりました。
僕はブラームスのバイオリンとチェロの二重協奏曲の二楽章を演奏いたしました。終わった後のパーティーの席で、オーケストラの幾人かの若人から、いろいろ嬉しい言葉をかけてもらい、伊達に歳を取ってはいないのかな?と、思ったのでした。
所謂「渋さ」が必要な曲を、英治さんが僕のために選んでくださったのだろう、と。
自分の存在する理由を教えてもらった様な気がした、良い日でした。

日曜学校盆踊り会

2017年08月15日 08時00分32秒 | 日記
先日、日曜学校の盆踊り大会を開催しました。
お寺の日曜学校の盆踊り大会なだけに、ただワイワイ楽しい会ではなく、しっかりと押さえるところは押さえました。
先ずは、本堂でお勤め。そしてご法話。
日曜学校のみんなは、お手本を沢山の人の前で示してくれました。
また、仏壮の方々は盆踊りの出し物の用意や、ちょうちん灯篭の準備をして下さいました。
保育所からは、盆踊りの練習のために先生がお手伝いに来て下さいましたし、日曜学校のみんなのお母さんたちも、出店のお手伝いをして下さいました。
境内には保育所、幼稚園、小学校のお友達たちも、沢山来てくれました。
参加者70名程でしたから、関係者も入れて、90人規模の事となり、盛大に盛り上がりました。
事前に近隣の方々にもお知らせし、快くご理解を頂けたことも、本当に有難いことだと思っています。
地域や関係者のご協力なしには、出来ないことですから。





お寺に外国の方が参られました

2017年07月19日 04時23分26秒 | 日記
昨日は少し変わったお参りがありました。
それは外国の方のご相談でした。
その方は日本人の方と国際結婚をされて日本におられますが、遠い祖国で亡くなったおばあさまの何らかの形の追悼の形でのお勤めをしてほしいと言うことでした。
最初は僕の頭の中に音楽葬と言うものが浮かびましたが、お話をしていく中で、決してそれは好まれるものではなかったようです。ですから、いつも自分がやっているスタイルが使えない、ある意味僧侶として力量を問われている思いでした。
話していくうちに、あえて仏式でお願いしたいと言うことでした。
もうすでに亡くなられて日にちが経っているので、仏教で言うところの満中陰法要という形でさせていただきました。
しかし、仏教のお宗旨が違うと言う次元ではなく、宗教が違うと言う感覚の中で、一体こちらで何ができるのかかなりの手探り状態でした。

お勤めは『仏説阿弥陀経』をいただきました。まだ日本語が辿々しい感じでしたので、いつもよりも遅いスピードで、ゆっくりかみしめるようにいただきました。
そしてその後、阿弥陀経のあらすじと、お釈迦様のお話の中では割と有名な菩薩の布施行の話をしました。飢えて今にも死にそうな虎に自らの命を与えるという、施しのなかでも最も勝れた布施行といわれる行為です。私達が持ち続ける『欲』というものへの執着が無くなり『菩提心』の境地を表すお話と言えるでしょう。そして、阿弥陀様が「迷いの世界で生き死にを繰り返しているもの」に対して向けられた菩提心の向こうに極楽浄土があり、迷える私たちを迎え入れるための功徳が詰まったものが『南無阿弥陀仏』であること、などお話しさせていただきました。

今日の追悼のお参り、また法話の内容がどうだったかは、あとでお茶をお出ししてお話しをした後の顔の表情を見て、安心しました。

「またお寺に来たいけど、‥」
と言われたのです。

有難いことです。

合掌

雨水

2016年02月19日 01時33分54秒 | 日記
寒い日、暖かい日が入れ替わり立ち替わり訪れますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日はうすい(雨水)といい、雪は雨に、氷は溶けて水になる、いわゆる春の到来を感じるくらい暖かくなるようです。

地面から顔を出すもの、蕾を膨らませて芽や花をつけようとしているものなど、注意して観察してみたいものです。

命の芽吹きを見つけれた時、ようこそようこそと声をかけてあげたいですね。

合掌