皆様ごきげんよう。黒猫でございます。
わたしが知らないうちに極地がジャンプして彩の国は極地圏に入ってしまったのかと思うような寒さでしたが、帰宅してニュースを見てみたら全国的に寒波に襲われているようですね。雪が降った地域の方々、お出かけの際は暖かくして行って下さいね。移動にも通常より時間がかかるかとは思いますが、安全第一です。怪我などないようお気をつけ下さい。
そんな黒猫さんは、雪が降っても可能な限りチャリで駅まで行きますが。お前が気をつけろって話ですね。
さて、昨日『キング・コング』のジャパンプレミア試写会に行って参りました。
ジャパンプレミアということで、来るわ来るわ、ピーター・ジャクソン監督、主演のナオミ・ワッツ、相手役のエイドリアン・ブロディ、船長役のトーマス・クレッチマン、船のコック役の他、今回のキング・コングのモーションキャプチャーを担当したアンディ・サーキスなど。会場の外にレッドカーペットが敷かれ、そこでサインに応じたり手を振ったりするキャスト陣の様子を会場のスクリーンから眺めました。
最初は「ほうほう」とか思って見ていたんですが、なかなか会場に入ってこない。こちらは18:15までに会場入りさせられたので、途中で待つことに飽きて疲れてしまいました(笑)。
もういっそちょっと寝ておこうかしら、とか思った頃にようやく舞台上での挨拶スタート。キャスト・監督にひとりずつ通訳がついています。わたしは念のためオペラグラスを持って来ていたので、それでよく見てみたところ、なんか見覚えのある顔が。あの通訳、まさか・・・。
まさかの戸田奈津子さんでした。
マジでか!?てことはもしや・・・慌ててもらったパンフを見ると、「字幕:戸田奈津子」の文字が。
No~~~~~~!!!!と思いました。LotRの時の数々の珍訳で、原作派のファンから字幕担当者を替えろと激しいクレームが巻き起こったのを関係者一同は忘れたんでしょうか。
しかも戸田奈津子氏はナオミ・ワッツになりきって(?)質問に答える反面、他のキャストが質問されている時はその内容を訳してあげていない。仕事しろよ。
戸田氏の仕事ぶりをポカーンと見守っていると、「さらにここでサプライズゲスト!横綱・朝青龍さんです!」と。
何その人選????
と思ったのですが、聞けば朝青龍がピーター・ジャクソンの大ファンだそうで。自分で是非会いたいと希望したのかもしれませんね。今朝になって、ピーター・ジャクソンとエイドリアン・ブロディが朝青龍にぶら下がっている画像とともに「PJ監督、朝青龍とキング・コングごっこ」という見出しをネットニュースで見て笑いました。そういうオチか(笑)。
本編は33年のキング・コングのリメイクだそうで、わたしはそちらをよく知らないので何とも言えませんが、面白かったですよ。
大恐慌時代のアメリカ。不景気で閉鎖された劇場で喜劇女優をしていたアン(ナオミ・ワッツ)は、新しいサファリ映画を撮ろうとしていた映画監督(ジャック・ブラック)に主演女優として誘われる。尊敬する脚本家ジャック(エイドリアン・ブロディ)が脚本を担当するというので、喜び勇んで話に乗ったところ、すぐに船に乗せられる。ほぼ難破寸前で着いた島は、船乗りたちの間で伝説となっている骸骨島だった。アンは原住民に捕らえられ、彼らが畏怖する「タル・コング」への生贄として捧げられるが・・・?
というようなお話です。
骸骨島に着いてからはPJの嗜好炸裂。ゾンビ映画撮ってた頃に立ち戻ったかのような気味の悪い生き物たちやら恐竜やら、ものすごく高度なCGと、一難去ってまた一難のアクションの連続でした。LotRの戦闘シーンで興奮した方は間違いなくまた興奮できるかと思います。特にキング・コングの戦いぶり、表情の動きなどはものすごい。WATA(特殊効果担当チーム。LotRも彼らが担当)の技術力もさることながら、モーションキャプチャーを担当したアンディ・サーキスが頑張ったんだと思います。(LotRのゴラムもこの人)つーかアンディ、わたし結構好みのタイプなので(笑)。今回はコックのアンビー役も演じたアンディと船長役のトーマス・クレッチマンがひたすら素敵でした。船長ってなんであんなにかっこいいんだろうね!?(笑)
後半、島を出てからはキング・コングに感情移入している側から見るとひたすら切ない感じです。オリジナルの映画を見たことがない人でも知っている、美女を片手にビルに登るシーンもアクション的にはハラハラですが、そこに追い詰められる前に、美女とふたりきりで氷の上でふざけるシーンがあるのですが、幸せはそう長くは続かないんだろうと暗示され、尚更切なかったです。
全体的に面白かったですが、とにかく長いというのがネックかも。正直、島に行くまでは長く感じました。
あ、あと、やっぱりところどころに戸田奈津子節。これはもう仕方がありません・・・仕様ですので諦めて下さいと・・・。
しかし一見の価値はあります。前日よく眠ってから劇場へどうぞ!(笑)