「え」は可能を表す助動詞で、「えね」はその活用形で不可能を表す。
「え」や「えね」が付いた動詞は自動詞の意味を表す。
使い方の例としては、
「くえ」「かえね」、「すえ」「さえね」、「えぐえ」「えがえね」
「みるえ」「みらえね」、「かぐえ」「かがえね」などなど。
ここには「れる」とか「られる」のような使い方はなく、「ら抜き言葉」
とは無縁の使い方がされていて、方言では端から「ら抜き言葉」なのである。
「くえ」「かえね」は勿論「食べられる」「食べられない」のことであり、
「えぐえ」「えがえね」は「行かれる」「行かれない」のことである。
そして「みるえ」「みらえね」は「見られる」「見られない」である。
おおむね動詞の終止形に「え」は付けられ、未然形や連用形には付かない
あたりが方言の方言たる面白いところ。
それなのに「えね」はちゃんと未然形に付く。
「書く」を例に採ると、連用形は「書き」だが「書きえ」とは言わない。
あくまでも「書くえ」なのである。しかし、否定形は「書くえね」では
なく「書がえね」となる。
サ行変格活用の「する」は標準語では し、し、する、する、すれ、せ
と活用するが、方言では さ、し、す、す、せ、せ ときっちり活用し、
れっきとした五段活用になるのである。
方言を聞き取りにくくしているのは、単語が分からないことより、こうし
た助動詞や助詞の使い方の分からないことの方が、原因としては大きいの
かも知れない。勿論発音の難しさ、聞き取りにくさもあるだろうが。
・・・<以上は、ぼんやり考えただけのことで、きっちり調べたわけではない>・・・
「え」や「えね」が付いた動詞は自動詞の意味を表す。
使い方の例としては、
「くえ」「かえね」、「すえ」「さえね」、「えぐえ」「えがえね」
「みるえ」「みらえね」、「かぐえ」「かがえね」などなど。
ここには「れる」とか「られる」のような使い方はなく、「ら抜き言葉」
とは無縁の使い方がされていて、方言では端から「ら抜き言葉」なのである。
「くえ」「かえね」は勿論「食べられる」「食べられない」のことであり、
「えぐえ」「えがえね」は「行かれる」「行かれない」のことである。
そして「みるえ」「みらえね」は「見られる」「見られない」である。
おおむね動詞の終止形に「え」は付けられ、未然形や連用形には付かない
あたりが方言の方言たる面白いところ。
それなのに「えね」はちゃんと未然形に付く。
「書く」を例に採ると、連用形は「書き」だが「書きえ」とは言わない。
あくまでも「書くえ」なのである。しかし、否定形は「書くえね」では
なく「書がえね」となる。
サ行変格活用の「する」は標準語では し、し、する、する、すれ、せ
と活用するが、方言では さ、し、す、す、せ、せ ときっちり活用し、
れっきとした五段活用になるのである。
方言を聞き取りにくくしているのは、単語が分からないことより、こうし
た助動詞や助詞の使い方の分からないことの方が、原因としては大きいの
かも知れない。勿論発音の難しさ、聞き取りにくさもあるだろうが。
・・・<以上は、ぼんやり考えただけのことで、きっちり調べたわけではない>・・・