風速40m

2012-04-05 | ノンセクション
3日午後10時頃から一段と強まり、4日午前8時くらいまで猛烈な風だった。報道によれば40m以上の風が吹いたそうだ。至る所で大なり小なりの被害があった。
我が家では停電。両隣はついているが、もう一軒先では停電。その隣では看板が落ち2階の大きな窓が割れ、その隣でも看板がぶら下がっていた。シャッターがやられてガラスが割れている店や瓦が落ちているうち等々。
    
トタンが電線に引っかかっている光景はあちこちにあった。

電気はきょうの夕方復旧した。

気流欄

2012-04-05 | ノンセクション
Y新聞に「気流欄」という投稿欄がある。3月の気流賞が発表になり、加藤さんという方の『習う前の漢字も使える指導を』が選ばれた。
3年前、小2の息子が担任の先生に「名前を書くときに習っていない漢字は使わないように」と注意をされたという内容で、理由は他の生徒が読めないから、というものだったとか。4年生で加を習ったら「加とう」と交ぜ書きを指導され、加藤をちゃんと漢字で書けるようになるのは中学に入るまで待たなければならないということで、これに異を唱える投稿だった。
至極もっともな意見だが、学校の先生にとっては習わない漢字を書いてはいけないというのが、指導がしやすく面倒がなく楽で常識なんだろうな。

自分が学校に入った頃は名前ぐらいはちゃんと書けるように、と教えられて入学した子も多かったと思う。
小学校に入る前、新聞の星取り表とラジオ放送で「大起(オオダチ)」「出羽湊(デワミナト)」「大晃(オオヒカリ)」「鶴ヶ嶺」「松登(マツノボリ)」「星甲(ホシカブト)」などの相撲取りの名前は私も弟も(近所のガキどもも)読めたもんだった。
またメンコを見て「岩見重太郎」「荒木又右衛門」「地雷也」「霧隠才蔵」「源義経」なんてのも読んだものだった。もちろん書けるわけではないし、イメージで認識していただろうからちょっと違って書かれても分からなかっただろうが。
丸谷才一だったとおもうが、読める漢字はどんどん読ませたらいい、分からなかったらフリガナをつければいい、と言っていたのを思い出す。

気流欄の隣にある記事が三浦雄一郎の「時代の証言者」で、きょうは富士山で行ったパラシュートをつけての直滑降の話。直前にBOAC機の事故があり、神聖な山を汚す、などの批判もかなりあったようだが、岡本太郎の「世間の評価を気にせず、創造の自由を追求する信念をまげない」という生き方に「人がやらないことに挑む冒険という道を歩む」ことの後押しをして貰った、と書いていた。
かたや規則通り、かたや人がやらないことを。
自分がそれらの人のそばにいたらどっちもしんどいかなあ。でも、どっちが面白いかははっきりしている。

学校の先生を含めて公務員は「なにごとも規則通り、前例踏襲、責任を問われることのないように」というのは仕方がない面もあるが、先生には普通の公務員とは違う役目があるはずで、その分若干給料が高いのではなかったかな?等と考えながら気流欄を読んだのであった。