今月は、数々の心に響く素敵な作品を夫婦で上演する一糸堂の高橋素子さんの日記をお届けします♪2度目のリレー日記ご登場です。
一糸堂のモコです。
舞台に関わってもう30年以上経った。
短大を卒業後汎マイム工房に入り、舞台やイベントに参加させてもらった。あの頃は何も知らないで、ただただ楽しくて楽しくて。
こどもができて舞台から離れ、食事やからだのことを考え人を育てる大変さと面白さを味わい、シュタイナー教育にも出会った。「人は、課題を持って生まれてくる」という考え方がいいなと思った。本質とは何か。自分とは何か。たくさんのおもしろい人と出会い、いっぱい考えいっぱい行動した。芸術体験や手仕事の大切さも学んだ。ただただ面白かった。
夫婦二人で少しずつ活動をし始めて、さくパンやマイムフェスでは小さな作品を少しずつ創った。作品を創ることは、自分は周りの世界をどう観るのか、何を大切にするのか、自分はどう感じるのか、をカタチにすること。虫なんてきらいだった自分が蜜蜂やクモのことが面白くて作品を創るなんて、不思議。
こども劇場、おやこ劇場に作品を提出して、全国の劇場のたくさんの会員さんの熱意にふれ、たくさんの創造団体の存在に、自分が「井の中のカワズ」で、あまりに世間知らずなことに打ちのめされ。
全児演(全国児童・青少年演劇協議会)に出会っては、老舗劇団のプロとしての素晴らしさに感動したり、こどもに関わる姿勢に学んだり励まされたり。
ここ数年、「太鼓と芝居のたまっ子座」の『刻の罠』や、ナラティブシアター土の子の『茶色の朝』など、社会風刺的な作品にも関わらせてもらい。
蜜蜂の作品を創る過程で、ネオニコチノイド系の農薬は神経系の毒で人間にも影響がある、ということを知ったり!
今の政権で、特定秘密保護法案や集団的自衛権が可決され、「種子法」が廃止され、原発も止まらず、防衛費がどんどん増え福祉は削られ、「道徳」が教科になり。若い人やこどもたちに負担が大きくなっていくことに、とても危機感をもっている。
ヨネヤマママコさんが、「マルセル・マルソーさんとは社会的なことをたくさん話した。作品を演じることと、社会で起きていることは切り離せない。」と話されていたことは印象的だった。
自分が舞台に立てるのは、みんなが人間らしく生きていられるから。みんなが人間らしくいられるように舞台に立ちたい。
「あなたのすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないためである。マハトマ・ガンジー」
長文失礼しました。
高橋素子
一糸堂のモコです。
舞台に関わってもう30年以上経った。
短大を卒業後汎マイム工房に入り、舞台やイベントに参加させてもらった。あの頃は何も知らないで、ただただ楽しくて楽しくて。
こどもができて舞台から離れ、食事やからだのことを考え人を育てる大変さと面白さを味わい、シュタイナー教育にも出会った。「人は、課題を持って生まれてくる」という考え方がいいなと思った。本質とは何か。自分とは何か。たくさんのおもしろい人と出会い、いっぱい考えいっぱい行動した。芸術体験や手仕事の大切さも学んだ。ただただ面白かった。
夫婦二人で少しずつ活動をし始めて、さくパンやマイムフェスでは小さな作品を少しずつ創った。作品を創ることは、自分は周りの世界をどう観るのか、何を大切にするのか、自分はどう感じるのか、をカタチにすること。虫なんてきらいだった自分が蜜蜂やクモのことが面白くて作品を創るなんて、不思議。
こども劇場、おやこ劇場に作品を提出して、全国の劇場のたくさんの会員さんの熱意にふれ、たくさんの創造団体の存在に、自分が「井の中のカワズ」で、あまりに世間知らずなことに打ちのめされ。
全児演(全国児童・青少年演劇協議会)に出会っては、老舗劇団のプロとしての素晴らしさに感動したり、こどもに関わる姿勢に学んだり励まされたり。
ここ数年、「太鼓と芝居のたまっ子座」の『刻の罠』や、ナラティブシアター土の子の『茶色の朝』など、社会風刺的な作品にも関わらせてもらい。
蜜蜂の作品を創る過程で、ネオニコチノイド系の農薬は神経系の毒で人間にも影響がある、ということを知ったり!
今の政権で、特定秘密保護法案や集団的自衛権が可決され、「種子法」が廃止され、原発も止まらず、防衛費がどんどん増え福祉は削られ、「道徳」が教科になり。若い人やこどもたちに負担が大きくなっていくことに、とても危機感をもっている。
ヨネヤマママコさんが、「マルセル・マルソーさんとは社会的なことをたくさん話した。作品を演じることと、社会で起きていることは切り離せない。」と話されていたことは印象的だった。
自分が舞台に立てるのは、みんなが人間らしく生きていられるから。みんなが人間らしくいられるように舞台に立ちたい。
「あなたのすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないためである。マハトマ・ガンジー」
長文失礼しました。
高橋素子