五大母音の中心
日本語の五十音の中で「アオウエイ」を五大母音という。
「アオ」は青であり、「天」を指す。
「エイ」は「地」で、理で「エイ」との気合いになる。
「ウ」は中心にあり、天地を結ぶ。
「ウー」で赤ん坊は産まれる。数霊では「3」です。
小は原子から大は宇宙に至るまで、この世のすべてのものには中心があります。
中心があって安定し、その中心がより大きな中心に統一されている。
そして、それぞれが中心を巡って、一糸乱れぬ運行と統制を続けている。
それがこの世の中の真の姿であり、宇宙の秩序である。
中心があるからこそ生命は平安を保ち、国家は平和となる。
世界で続く紛争は、中心を欠いているからとも言える。
中心は「忠」で、中心がないと心中となる。
日本は菊の御紋に表現されているように、その根本にあるのは”中心”の思想である。
日本には、地軸の如き万世一系の皇統があり、いつの世も”今上天皇”が
その中心にあり、「中心(なかごころ)、日月無私照の誠の心」で民を思いやる。
”忠恕(ちゅうじょ)”であられる。
個人においては、中心の臍(へそ)は永遠なる自己の真我である。
そして、有意識の額の心と、無意識の意識の中心の心とを結ぶ道を
”神経(道)”と言う。
言葉はその心の現われであり、その裏に”忠恕(ちゅうじょ)”の言霊が秘められているのが
日本の言語である。
(”忠恕”の忠は人間が自然に持っている真心。
恕は人間が自然に持っている思いやりの心。
忠恕をひとつの漢字で「仁」で表す。)