映画 『カンパニー・メン』@ヒューマントラストシネマ有楽町
製作国 アメリカ
監督 ジョン・ウェルズ
出演 ベン・アフレック (Bobby Walker)
トミー・リー・ジョーンズ (Gene McClary)
クリス・クーパー (Phil Woodward)
ケヴィン・コスナー (Jack Dolan)
ローズマリー・デウィット (Maggie Walker)
オフィシャルサイト『カンパニー・メン』
カンパニー・メン - goo 映画
いつ終わるとも知れない、世界的な不況。リストラの波は日本にも例外なく押し寄せ、会社に忠誠を尽くしてきた仕事人間がある日突然仕事を失う。それは家族を養い、会社で働く男たちには最悪の状況だ。この映画の男たちも、最初はその事実を受け入れる事ができない。そうした会社人間の悲哀を、名優たちの絶妙な演技のアンサンブルによって描いたのが本作だ。それにしてもあっさり解雇に踏み切る、アメリカの企業の何と冷徹なことか。しかもそれが一般人の感覚からは離れている事は、アメリカで本作のような映画が作られている事が証明している。ハッピーエンドへの道が険しいのもリアリティがあり、多くのサラリーマンが本作に共感するだろう。
(goo映画より)
ボビー・ウォーカー(ベン・アフレック)は、ボストンに本社を構える総合企業GTX社のエリート社員。37歳にして販売部長の座に就いた彼は12年のサラリーマン人生で大邸宅に住み、ポルシェを乗りまわしゴルフに興じる生活を築きあげた。だが2008年9月15日のリーマン・ショックに端を発する不況の中、GTX社は大規模なリストラを敢行。6万人の全従業員のうち3000人が解雇を言い渡され、その中にボビーも含まれていた。
一方、GTX社造船部門の重役ジーン・マクラリー(トミー・リー・ジョーンズ)は、自分の出張中にリストラを行った最高経営責任者ジェームズ・サリンジャー(クレイグ・T・ネルソン)に対して苦々しい思いを募らせながらも、浪費家の妻との生活を維持するためイエスマンにならざるをえなかった。現実逃避の場を求めるように人事部門責任者のサリー・ウィルコックス(マリア・ベロ)と情事を重ねるジーン。そんな中、GTX社で再び5000人のリストラが行われた。その中のひとり、フィル・ウッドワード(クリス・クーパー)は、溶接工から重役にのし上がった勤続30年のベテランだった。納得のいかないフィルは、上司であり昔からの仕事仲間でもあったジーンに詰め寄るが、ジーンも解雇されたひとりであった。同じ頃、ポルシェも家も手放すことになったボビーは、妻マギーの兄で小さな工務店を営むジャック・ドーラン(ケヴィン・コスナー)に「働かせてくれ」と頭を下げていた……。
(goo映画より)
この映画でもリストラを行っている会社の経営者は莫大な報酬を取っていて本社ビルを新築したりしている。リストラされる方はリストラの前にやる事が有るだろうと言うが、経営者はリストラはリストラ、本社ビルの新築や自分の高給は別な話なのだ。
アメリカでは連日大きなデモがニューヨークを初め全米の都市に広がっている。若者を中心とした労働者が富の配分が違いすぎて階級社会に成っている事に怒りを表現し始めたのだ。映画が厳しい現実を描いたが、現実は更に映画を超えて動き始めていると感じる。
さて一方、日本の現実はどうだろう、日本では経営者の報酬がアメリカほどは高くないかも知れないがアメリカと同様に階級社会が出来ているように思う。また東北大震災や福島原発事故の対応など政治や経済の動きが国民や若者に向いているとは思えないが、日本ではアメリカのようなデモが起きる事も無く若者達が大人しいのは何故なのか、自分たちの思いを声に出して行ってはどうだろうと思う。
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製作国 アメリカ
監督 ジョン・ウェルズ
出演 ベン・アフレック (Bobby Walker)
トミー・リー・ジョーンズ (Gene McClary)
クリス・クーパー (Phil Woodward)
ケヴィン・コスナー (Jack Dolan)
ローズマリー・デウィット (Maggie Walker)
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いつ終わるとも知れない、世界的な不況。リストラの波は日本にも例外なく押し寄せ、会社に忠誠を尽くしてきた仕事人間がある日突然仕事を失う。それは家族を養い、会社で働く男たちには最悪の状況だ。この映画の男たちも、最初はその事実を受け入れる事ができない。そうした会社人間の悲哀を、名優たちの絶妙な演技のアンサンブルによって描いたのが本作だ。それにしてもあっさり解雇に踏み切る、アメリカの企業の何と冷徹なことか。しかもそれが一般人の感覚からは離れている事は、アメリカで本作のような映画が作られている事が証明している。ハッピーエンドへの道が険しいのもリアリティがあり、多くのサラリーマンが本作に共感するだろう。
(goo映画より)
ボビー・ウォーカー(ベン・アフレック)は、ボストンに本社を構える総合企業GTX社のエリート社員。37歳にして販売部長の座に就いた彼は12年のサラリーマン人生で大邸宅に住み、ポルシェを乗りまわしゴルフに興じる生活を築きあげた。だが2008年9月15日のリーマン・ショックに端を発する不況の中、GTX社は大規模なリストラを敢行。6万人の全従業員のうち3000人が解雇を言い渡され、その中にボビーも含まれていた。
一方、GTX社造船部門の重役ジーン・マクラリー(トミー・リー・ジョーンズ)は、自分の出張中にリストラを行った最高経営責任者ジェームズ・サリンジャー(クレイグ・T・ネルソン)に対して苦々しい思いを募らせながらも、浪費家の妻との生活を維持するためイエスマンにならざるをえなかった。現実逃避の場を求めるように人事部門責任者のサリー・ウィルコックス(マリア・ベロ)と情事を重ねるジーン。そんな中、GTX社で再び5000人のリストラが行われた。その中のひとり、フィル・ウッドワード(クリス・クーパー)は、溶接工から重役にのし上がった勤続30年のベテランだった。納得のいかないフィルは、上司であり昔からの仕事仲間でもあったジーンに詰め寄るが、ジーンも解雇されたひとりであった。同じ頃、ポルシェも家も手放すことになったボビーは、妻マギーの兄で小さな工務店を営むジャック・ドーラン(ケヴィン・コスナー)に「働かせてくれ」と頭を下げていた……。
(goo映画より)
この映画でもリストラを行っている会社の経営者は莫大な報酬を取っていて本社ビルを新築したりしている。リストラされる方はリストラの前にやる事が有るだろうと言うが、経営者はリストラはリストラ、本社ビルの新築や自分の高給は別な話なのだ。
アメリカでは連日大きなデモがニューヨークを初め全米の都市に広がっている。若者を中心とした労働者が富の配分が違いすぎて階級社会に成っている事に怒りを表現し始めたのだ。映画が厳しい現実を描いたが、現実は更に映画を超えて動き始めていると感じる。
さて一方、日本の現実はどうだろう、日本では経営者の報酬がアメリカほどは高くないかも知れないがアメリカと同様に階級社会が出来ているように思う。また東北大震災や福島原発事故の対応など政治や経済の動きが国民や若者に向いているとは思えないが、日本ではアメリカのようなデモが起きる事も無く若者達が大人しいのは何故なのか、自分たちの思いを声に出して行ってはどうだろうと思う。
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