BLOWING WIND・風のふくまま

風の吹くまま気まぐれな日々     
  明日も良い日になりますように。

『最強のふたり』 90点

2012-09-12 22:51:09 | goo映画レビュー

最強のふたり

2011年/フランス

爽やかで心地よい。

プロフィール画像

tatsujiiさん

男性

総合★★★★☆ 90

ストーリー ★★★★☆90点

キャスト ★★★★★95点

演出 ★★★★☆85点

ビジュアル ★★★★☆85点

音楽 ★★★★☆85点

事故で首から下が麻痺した大富豪フィリップ、もうひとりはスラム街出身で無職の黒人青年ドリス、歳も趣味も性格も、育ってきた環境もまったく違う2人が出会い男の友情が生まれる。

夜寝付けずに呼吸が苦しくなったフィリップを車椅子に乗せて深夜のパリを散歩するドリス、自分ならその方が気晴らしになりよく眠れそうだと思っての行動だろう。
車イスごと後ろから乗り込めるバンタイプの車もフィリップは荷物じゃないんだと、使ってなかったマセラッティの助手席に載せてパリの街をブッ飛ばす。

介護の事など何一つ知らなくても障害者に同情するのでなく、同じ人間として付き合う爽やかさが心地よい。

障害者と介助者、大富豪と無職の黒人青年、養女と養父、スラム街の低所得者、ゲイ、などなど、いろんなテーマがさりげなく取り上げられているが重過ぎもせずユーモアとエスプリを効かせたサラリとした語り口で後味も良い、もう一度見直したくなる作品だ。


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