BLOWING WIND・風のふくまま

風の吹くまま気まぐれな日々     
  明日も良い日になりますように。

映画 「セントアンナの奇跡」を見てきました。

2009-07-28 21:21:28 | 映画
映画 「セントアンナの奇跡」@TOHOシネマズ シャンテ
アメリカ・イタリア合作 監督:スパイク・リー(「マルコムX」監督)
出演:デレク・ルーク、他

セントアンナの奇跡 - goo 映画




写真はクリックすると大きくなります。


実話から生まれた奇跡の物語。
第2時大戦下のイタリア
アメリカの黒人ばかりで作られた部隊”バッファロー・ソルジャー”が
最前線でナチスと凄惨な戦いをしていた。

ナチスの待ち伏せ攻撃から何とか生き延びた黒人兵士の一人サムは
どこで見つけてきたのか女神の石像の頭部を大事そうに抱えて歩いている
この女神の石像が彼を守ってくれていると信じているようだ。

サムと4人の兵士が偶然一人のイタリア人少年を救いイタリアの
小さな村に立ち寄る、その村はナチスに囲まれるように孤立しているが
今のところ直接に攻撃を受けることは無い
村の裏側にそびえる山・眠る男・が村を守ってくれているという。

少年は他の人に見えない何かが見えているようだ
イタリア語を話せないサムに懐いて離れようとしない
サムは少年にも特別な力を持っていると感じる。

女神の石像・眠る男・特別な何かを持つ少年
これだけそろえば奇跡は起きる、・・・かもしれない。

実話から生まれた物語と言われると違うだろとは
言い難いが、2時間40分は正直長く感じた。

冒頭のNYの郵便局の窓口で担当の男にいきなり銃撃された男
それをニュースで伝える新聞をローマ?の街角で偶然手に入れ
驚愕して走り出す男、この男たちが何者なのか最後まで分らない
それにこの二つの出来事が偶然にしてはあまりに唐突過ぎないか。

この脚本はちょっと引っ張りすぎだろう、もう少し分りやすい流れで
2時間くらいにまとめてくれたら良かったと思うが。

スパイク・リー監督らしく黒人差別の実態が生々しく描かれる
戦闘場面もリアルすぎるくらいだ
黒人兵士を差別する上官は前線からの命がけの無線連絡を無視し
自分の思い込みで前線の米軍陣地を砲撃する。

それにしてもこの映画の時代からわずか60年で
オバマ大統領が実現した、アメリカの変化は素晴らしい事だ。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『セントアンナの奇跡』 75点 | トップ | 真夏日 »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (とらねこ)
2009-08-12 00:55:03
こんばんは、tatsuさん。
そうですね、この物語、時間的に結構長いんですよね。最近だとバーダー・マインホフも2時間半とかなり長かった作品でした。
確かに編集の腕が少しいまいちかな、と思える部分もありましたね。
でも実際、自分はハリウッド映画のようないかにも上手にまとまった物語でないところ、がこの作品を気に入ったポイントだったりしました。
入り込むがゆえに編集することも出来なくなってしまったのかな、というところ。自分はこういうのは最近、特に気にならなかったり、逆に話が破綻していればいるほど、いよいよ前のめりになって喜んで鑑賞してしまう傾向にあります。
返信する
長丁場の作品 (de-nory)
2009-08-19 12:47:46
tatsuさん。こんにちは。

長丁場の作品でしたね。
だけど、私はそんなに長さを感じませんでした。
詰め込みすぎくらい詰め込んで、あれだけにまとめ上げるのは、これくらいかかっちゃうんじゃないかな。
最も、もっと整理してから作ればいいのかもしれないけれど…。
返信する
de-noryさんへ (tatsu)
2009-08-19 20:03:51
denoryさん、今晩は、コメント&TB有難うございます。
2時間半が長いとは思いませんが、脚本が引っ張りすぎで
最初の場面とラストが繋がらず、あれって誰だっけ?となった感じがしました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画」カテゴリの最新記事