映画 『アジョシ』@新宿バルト9
製作国 韓国
監督 イ・ジョンボム
出演 ウォンビン (Cha Tae-sik)
キム・セロン (Jeong So-mi)
キム・ヒウォン (Man-seok)
オフィシャルサイト
『アジョシ』
アジョシ - goo 映画
韓国を熱狂させた、2010年度No.1大ヒットのアクション・エンタテインメント
心を通わせた少女を守るため、犯罪組織の闇と闘う男テシク(ウォンビン)主演で
人と人の絆を描く強く切ない感動のストーリー。
第62回カンヌ国際映画祭で上映された韓仏合作映画『冬の小鳥』(09)で世界を驚愕させた
天才子役キム・セロンがソミに扮し、愛を求める孤独な少女を健気に演じて、涙を誘う。
都会の片隅で質屋を営み、世間を避けるように生きている男、テシク。過去のある事件が
彼から夢も希望も、未来すらも奪ってしまった。テシクの隣に住む少女ソミも、いつも一人ぼっちだ。
クラブダンサーの母は、娘の世話よりも自分の人生に忙しい。ソミはテシクを“アジョシ=おじさん”と呼び
ただ一人の友だちとして慕っていた。
ある日、麻薬密売に巻き込まれた母親と共に、ソミは犯罪組織に誘拐される。
ソミを救出するために組織を追うテシクは、その背後に隠された恐るべき真実を知る。
愛する者を二度と失いたくないテシクは、ソミを守るために組織の闇へと足を踏み入れるのだが──。
少女救出のサスペンスに、韓国の裏社会の深い闇が絡まる緊迫のストーリーは
テシクとソミの絆を描く感動のラストへと辿り着く。
ソミを守ろうとすることで、テシク自身の壊れかけた魂もまた、再生していく。
ザックリ言ってしまえば韓国版の「レオン」とも言える作品だ。
テシクの身元やソミの境遇などの設定もレオンと似ていると言える、韓国ヤクザや警察の描き方も
一般的とも言えるが、この悪役ヤクザが半端じゃなく徹底的な悪で彼らのあくどい残虐な仕業が
エグイほど見せつけられる。
その分テシクが鮮やかな腕で彼等を次々とし止めていくアクションシーンは残酷な中にも小気味良く
感じて思わず肩入れし応援してしまう、ベトナム人殺し屋とのナイフでの対決シーンも見物だ。
テシクのクールなアクションが最初から最後まで画面を引き締め緊張感が漲る。
ウオンビンの甘いマスクに加えて、鍛え上げられた体と訓練した格闘技の切れの良さに女性ならずとも
惚れ惚れするが、このような映画を日本で作れる役者も監督も見当たらないと思うと残念だ。
この作品はそっくりそのままハリウッドでリメイクされるのでは、と予測してみる。
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