木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 561 人形つくり

2007-04-06 | PCRT(心身条件反射治療)
木目込み人形の制作で肩こりが酷い患者さん。6月に木目込み人形の展覧会があり、その展覧会に出展するために制作をしている患者さんが、肩こり腰痛が酷く悩んでいた。

その他に寝汗も酷く、全身の痛みもある。本人は長時間の制作時の座位や手作業が原因と思っている。この患者さんは、ご主人が単身赴任で週末しか帰ってこない。

どうして人形つくりに夢中になっているのですか? 聞いてみた。「面白いし、展覧会に出展して見てもらうのがたのしい。」と返ってきた。検査では人形作りは肩こりや腰痛の原因になっていない。機械的には原因と考えられる。

検査を進めていくと、どうしても「生活」「不安」「寂しい」と言った感情が出てくる。患者さんは意識してはいないようだが、潜在的には「不安」「寂しい」と言った感情があり、その感情の矛先を人形つくりに転換しているようだ。

スポーツや趣味に夢中になるのは、一見楽しそうでストレス発散に安ると思うのが一般的であり、ストレス発散のためにスポーツや趣味を持ちなさいなどとアドバイスする先生もいるが、その場しのぎの発散でエネルギー的には開放されることはない。

スポーツや趣味に夢中になるには、何か隠された原因が在るはずである。その本質的な原因を理解し、ストレスから回避しているもう一人の自分がいることに気付きを得たほうがいいようだ。

拳骨