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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 569 痛風4

2007-04-17 | NAETアレルギー治療
痛風の検査で整形外科にいった。最近の整形外科というより医療業界の流れと言うものかもしれない。小生も書生時代に整形外科で1年以上研修をしたことがる。

研修時代はいろいろな経験をさせてもらった。ばね指の手術や骨折の手術の見学(見学などと言うと患者さんも申し訳ないが、実際には見学などさせてもらうことはできない。裏事情でできることもある)など、そのほかにいろいろ裏事情があるがここではかけない。

その当時と現在では社会的な背景が違うので、比較してどうのこうのとはないが、先日の整形外科を受診してびっくりした。整形外科もそうであるが医師会に所属している開業者は保険診療を基盤としている。よって保険点数の対象にならない治療は一切しない。

小生が研修していた時代は、リハビリ(手技で行うマッサージ)は労災保険、交通事故(自賠責保険)による骨折、脱臼、捻挫の外傷の後療法で点数が稼げるので医師の指示の元で柔道整復師やマッサージ師が行っていた。腰痛や肩こりではマッサージは行われないのが通常であった。当時は点数外でお金にならない。

待合室で待っていると、リハビリ室には6,7台のベッド(マッサージ用の座位と復臥位用)が並んで、名前を呼ばれるとベルとコンベアーのように次々とベッドに横になる。マッサージ師? 理学療法士? か、わからないが「今日は天気がいいですね。肩の凝りはどうですか?」と言う声が聞こえてくると同時にマッサージが始まる。時間にして5~7分程度。

ジリジリ~ ベルが鳴る。「ハイ今日はここまで。お大事に。」いつの間にか癒し系である。本来の整形外科の行うリハビリの姿が見えない。いつの間にか癒し系の「てもみん」と同じ時間マッサージである。(もしかして小生の保険料も使われているか)

お医者さんの乱立で競争が激しいのはわかるが、患者さん獲得のため本来の「治療」の部分がどこか見えなくなってしまった。薬と検査、サービスが両立しないと経営が成り立たなくなっているようだ。医療も様変わりをしている。

拳骨