木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 575 アキレス腱断裂2

2007-04-24 | PCRT(心身条件反射治療)
No543で紹介した「アキレス腱断裂」の患者さんが手術後の後療法で転移してきた。初検時来院下と気の診断どおり、アキレス腱が完全断裂をしていた。

下宿先の出来事なので、何かと不便さゆえ地元の整形外科へ転医して手術を勧めた。4,5日前ギプスが外され、跛行だが何とか歩行ができるようになり、新学期も始まっていることだし、戻ってきた。

この選手は剣道の選手で、全日本学生選手権でも優勝を争う強豪校の選手である。チームのメンバーに入るためにも、小生たちの想像以上の熾烈なチーム内の争いがある。その中でのアキレス腱断裂と言う長期的なケガは1年を棒に振ることもある。

当然焦りがある。再発の不安もある。アキレス腱断裂は剣道選手に比較的多い怪我である。かこにも何回かアキレス腱の断裂をした剣道選手を見てる。治療は特別なものはないが、経験からいかに早期に現場復帰ができるか、治療法の工夫はできている。

当たり前の治療を行っていればそれなりに早期復帰はできる。この早期復帰に大きな困難が待ち構えている。「焦り」「再発不安」これは、剣道選手だけでなくアキレス腱を断裂したスポーツ選手は皆同じである。どういうわけか「アキレス腱断裂」と言うのは「再発不安」と言う感情の「魔物」があるようだ。

中には、アキレス腱断裂が回復し(力学的には再発の可能性はなし)通常の練習はできるようになったが、なかなか本気での練習ができないと言う選手もいた。心理的な面を垣間見るようだった。

さて、この選手の先ず始めの治療は、心理的(感情)な要素が早期改善を左右することを理解してもらうことから始まった。理解なしには先へは進まない。秋の全日本学生選手権のレギュラー取りに目標を置く。

拳骨