木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 562 出戻り患者様

2007-04-07 | カイロプラクティック
昨日の患者さん。半年振りの来院である。以前は勤務が木更津で当院に治療を受けに来院していた。腰痛やストレスで来院していた。

半年前に転勤で東京のはずれに転勤(引越し)した。そこで、「先生これから引越し先に誰かいい先生はいませんか?」そこで、同じような(同じ治療ではない、同じようなである)治療をしてくれる先生はいないか、あれこれ探した。

AMCTの治療を行っている先生を探し紹介した。何度かその先生のところに治療に行ったらしい。だが、昨日、急に電話が入り「これから治療ができますか?」と予約が入った。小生が受けたが深刻な話し方であった。今日は久しぶりに変えてきたんですか?

「いや、違うんです。最近、どうも調子が悪く気分も落ち込んでいます。」元気のない声で対応している。治療室に来るなり「先生、最近、全身が痛く、うつ見たいんです。やる気がなくどうしようもないんです。」・・

紹介した先生のところに治療に行っているんでしょう? 「はい、行っていますが、あそこはストレッチングはよく指導してくれるのですが・・・」患者さんの言わんとすることはわかった。

看板倒れである。同じ理念で治療を受けるため同じセミナーを受け、同じ治療を行うと思っていたが、反して機械論的な治療を行っている。患者さんは有機論的な治療を希望して治療先を紹介されたつもりだが、意に反していた。

改善しないないため、仕方なく遠方より休日を利用して来院した。別にその先生を攻めるつもりはないが、何のために有機論的な本質的な治療に目を向けたのか疑問に思う。迷いがあるのかも知れない。

なまじっか国際基準という教育を受けているため、その国際基準という重い鎧を脱ぎ捨てることができないのかも知れない。早く脱皮をしてもらいたい。

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No 561 人形つくり

2007-04-06 | PCRT(心身条件反射治療)
木目込み人形の制作で肩こりが酷い患者さん。6月に木目込み人形の展覧会があり、その展覧会に出展するために制作をしている患者さんが、肩こり腰痛が酷く悩んでいた。

その他に寝汗も酷く、全身の痛みもある。本人は長時間の制作時の座位や手作業が原因と思っている。この患者さんは、ご主人が単身赴任で週末しか帰ってこない。

どうして人形つくりに夢中になっているのですか? 聞いてみた。「面白いし、展覧会に出展して見てもらうのがたのしい。」と返ってきた。検査では人形作りは肩こりや腰痛の原因になっていない。機械的には原因と考えられる。

検査を進めていくと、どうしても「生活」「不安」「寂しい」と言った感情が出てくる。患者さんは意識してはいないようだが、潜在的には「不安」「寂しい」と言った感情があり、その感情の矛先を人形つくりに転換しているようだ。

スポーツや趣味に夢中になるのは、一見楽しそうでストレス発散に安ると思うのが一般的であり、ストレス発散のためにスポーツや趣味を持ちなさいなどとアドバイスする先生もいるが、その場しのぎの発散でエネルギー的には開放されることはない。

スポーツや趣味に夢中になるには、何か隠された原因が在るはずである。その本質的な原因を理解し、ストレスから回避しているもう一人の自分がいることに気付きを得たほうがいいようだ。

拳骨

No 560 上手くなければ面白くない

2007-04-05 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の新患。慢性腰痛の患者さん。仕事中や朝の起床時、洗顔時に腰部を前屈すると痛くなる。車の乗り降りの際も増発する。

仕事中の中腰も痛くなり、ときおり休憩しながら仕事をする。整形外科や整体で治療するが改善しない。合いも変わらず「骨盤の歪み」「骨と骨の隙間が狭い」などといわれて、いわれるままに治療を受けていた。

AMCTの治療後は前屈、伸展が楽になり痛みがない。患者さん「骨盤の歪みが原因でないのなら、何が原因なんですか?」 ずばり「それは、感情的なストレスです」PCRTで検査をする。

意外と仕事に反応がでなかった。プライベートの部分に反応した。「姿勢」「長時間」「座位」この時点で、何か思い当たることはありませんか? 患者さん「ここのところ、毎週末スノーボードをするために長距離の運転をしています。なるほど、長時間の運転がいけないのですね?」

機械論的なそういうことだが、もう少し深く探る。「上手くなりたい」「下手では面白くない」がでてきた。患者さん「どうせ滑るのなら、上手くないと面白くない。彼女にも教えられないから。」しかし、現実には上手く滑ることができず悩んでいたらしい。そんな気持ちで毎週末、長距離で運転をしていたらしい。原因がわかって納得していただいた。

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No 559  何で私が

2007-04-04 | PCRT(心身条件反射治療)
先ほどきた再診の患者さん。今日は休日で午後まで寝ていた。寝ていたと言うより起きれなかったらしい。

全身の痛みと腰痛がひどく、昨日までの仕事が忙しく治療もこれず痛みを我慢していたらしい。治療後はだいぶ楽になった。この患者さんは2月に一回来るかこないかの頻度である。我慢ができなくなると来院する。

仕事が忙しいからくたびれて痛くなると思っている。最近の仕事が面白くないらしい。頭書の仕事への理想と現実の仕事のギャップに悩んでいた。ある同じ仕事の内容に就くと腰が痛くなる。

事務仕事や接客などでは痛くない。肉体的な仕事になると痛くなる。肉体的な仕事だから痛くなると思っている。一般的な誰でもそう思うが、肉体的労働だけで痛くなるわけではない。

そのときの感情が大きな要因になっている。この患者さんは、肉体的な労働のときに「何でオレだけが」と言った感情や「他の人もやったらどうなの?」と言った感情があり、自分だけが肉体労働を「させられている」感情があった。

仕儀とに無駄な仕事はない。仕事を自分のためと思ってやっていると損得が出てくる。損得が出てくると楽な仕事か報酬のいい仕事を選択したくなる。その内容に不平不満が出る。何のために仕事をしているか迷いが出てくる。仕事が疲れるようになる。人生全て悲観的になる。

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No 558 過去と将来のマイナス

2007-04-03 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の二人の新患。一人は男子大学生の「首の痛み」 もう一人は40歳代前半の男性の「右肩の痛みと右下肢の痛み」である。

学生の患者さんは中学よりスポーツを行った後に首が痛くなり、動かなくなる。中学、高校とサッカー部に在籍し、そこそこ活躍した選手である。現在は、気の会う仲間と時間を作ってサッカーを楽しんでいる。

サッカーをした後に、どうしても首が痛くなり、右も左も動かなくなる。1,2週間すると治る。過去に整体やマッサージ、整形外科などで治療を行うが改善せず諦めていた。

治療を進めていくうちにでてくるのは、過去のトラウマがあった。特に高校2年生のときのサッカー部の出来事である。3年生の二人の先輩との出来事がトラウマになり、その感情が開放されず引きずっていた。治療後は痛みも動きも改善した。何年かぶりの開放感ということであった。


も一人の男性。2週間前から右下肢(三頭筋)の痛みと張り感があり、歩行痛、立位姿勢の痛みがあった。3,4日前から右肩の痛みと可動域の制限でてきた。いわゆる四十肩である。

この患者さんは、最近の仕事と、私生活の将来的な不安や心配事が出てきた。仕事の価値観が変わってきて先行きが何となく見えてきて、このままでいいのかと言った不安があった。

また、私生活でも、毎日同じことの繰り返しで何の刺激もなく過ぎていくことが物足りず、このままでいいのかと言った感情があった。いずれの患者さんも、過去のマイナス感情と将来のマイナス感情が影響した症例である。

インフルエンザの小さな兄弟。昨日3回目の治療で終了。両方とも熱、セキ、鼻水なし。元気な笑顔が戻った。タミフルを使わずとも改善する。

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No 557  原因不明の腹痛

2007-04-02 | PCRT(心身条件反射治療)
前回紹介したインフルエンザの小さなご兄弟。翌日の土曜日に2回目の来院した際には熱は平熱に下がっていた。

1回目の治療後20時間以内に下がるとでて、二人ともその通りに翌日には平熱になった。セキもだいぶ治まり、タンが少し出るくらいである。子供は治りが早い。成人みたいにつまらないことをあれこれと考えないのがいいようだ。

土曜日の新患。20歳代後半の男性。数週間前から右足首の痛みをかかえていた。専門医で「捻挫」と言われシップをしていた。捻挫をするような外傷も記憶にない。これと言った原因が特定できない。

触診すると「前脛腓靭帯」に高度な圧痛があった。関節の動揺はない。屈伸痛と正座で疼痛が増発する。歩行痛もある。AMCT治療後は80%の改善率である。胃経の経絡ブロックがあった。

仕事、上司、部下の狭間でいろいろ悩んでいたらしい。開放したら即座に痛みは無くなった。屈伸痛なし。正座もできる。力学的な捻挫ではなかった。シップでは治るはずがない。

治療後、胃経の経絡ブロックの説明をする。患者さん「じつは、足首が痛くなるのとな時くらいに、左の腹部が痛くなり、お医者さんで見てもらったのですが、特別以上がなく、便秘気味だからそのせいでしょうっていわれました。なんだか、お腹まですっきりしました。」便秘薬を処方されたが、やはり効果はなかった。

胃経の経絡と足首や腹部の問題が一致する。最近、仕事上の人間関係が上手くいかず悩んでいたらしい。その悩みが「胃経」の経絡のエネルギーを遮断し、その経絡上の足首や腹部に問題を起していたらしい。

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