丸の内の三菱一号館美術館で開催されている『ルドンとその周辺 夢見る世紀末』展を見に出かけました。
ルドンの作品、岐阜県美術館が大量に収蔵しているのですね
いやはや、展示のボリュームもクオリティも非常に満足度の高い展覧会です。
闇の中の光が繊細且つ大胆に描かれる黒の時代から複雑な青色が印象的な色彩の時代へ。そしてルドンが影響を受け、またルドンが影響を与えた画家たちの作品がとてもわかりやすく展示されています。ギュスターヴ・モローの作品が2点、ムンクが3点展示されていたのがお値打ちです
個人的には1865年頃に描かれた『樹(樹のある風景の中の2人の人物)』の、木の枝にきらめく光の繊細な描写と人物の輪郭を照らす大胆な光の表現から目が離せなかったです。暗室で写真を焼く時に大切にしている光の表現がこの絵に集約されているように感じました。
今回の展示の白眉『グラン・ブーケ』は、そのサイズ(248.3x162.9)にまず圧倒されます。ロベール・ド・ドムシー男爵から任せられた城館の大食堂の36平米の壁面をぐるりと飾るルドンの絵、当時の映像を見てみたいものです。
三菱一号館の界隈、ブリックスクエアは魅力的な場所です。ロブションのカフェあり、フランスの激旨バター「エシレ」のショップあり、そしてメッセージ&コンセプト性の高いリサイクルショップ「パス・ザ・バトン」あり・・・。ついつい買い物してしまいます。
ロブションでは前菜(2種類から選択→キッシュを注文)と本日のガレットとドリンクのセット(1600円)を注文。どれもおいしく満腹満腹
エシレではマドレーヌとフィナンシェのセットを購入。しっかりコンガリ、外側はサックサクです。バターの風味がしっかり感じられます。
素敵なお店がどんどん出現している丸の内界隈。出かける度に発見があります!