銀閣寺から哲学の道を通って南禅寺へのお散歩旅、最後が南禅寺本坊です。
4時半に閉門のところ、4時を少し過ぎての受付。
仕舞い客、誰もいません。
ちょっと駆け足で見学します。
方丈の前庭、いつ見ても立派な意匠です。
江戸初期、小堀遠州作庭と言われています。
『虎の児渡し』の庭と呼ばれていますが・・・。
龍安寺石庭も同じく『虎の児渡し』(仮説)。
虎が3匹の子を産むと、必ず彪の子が一匹混じり他の子を食べてしまうので、彪の子と虎の子が2匹で残らないように川を渡さなければならない、というトリッキーな故事がベース。
3匹の子を無事に渡すために、4匹分の苦労をする=修行を怠ることのないように、という禅的解釈でしょうか。
一般的には苦心して生計をやりくりすることの喩え。
個人的には大海に浮かぶ蓬莱山のように、ゆったりおおらかな意匠に見えるのですが。
ただ、南禅寺方丈は虎の意匠だらけ!
前庭に面した大方丈の欄間には虎の彫物。
小方丈の障壁画も虎。狩野探幽作と伝えられる水呑の虎は、平和な時代の到来を象徴するかのようです。
こちらは小方丈前の如心庭。
渡り廊をぐるりと進むと北側の六道庭、中庭に出ます。
建物の作りが複雑で映画のセットみたいですね。
茶室、窮心亭。廻し廊の下を潜る設計になっていて、面白いですね。
昭和43年、宗徧流一門から寄進された茶室です。
ぐるり一周、鳴声に呼び止められ、見ると石の右上にちょこんとジョウビタキの雌が!
江戸と昭和の禅の庭、茶室の露地と見所満載の南禅寺本坊。
時代の変化とともに庭の意匠も変化していきます。
それも見所ですね
4時半に閉門のところ、4時を少し過ぎての受付。
仕舞い客、誰もいません。
ちょっと駆け足で見学します。
方丈の前庭、いつ見ても立派な意匠です。
江戸初期、小堀遠州作庭と言われています。
『虎の児渡し』の庭と呼ばれていますが・・・。
龍安寺石庭も同じく『虎の児渡し』(仮説)。
虎が3匹の子を産むと、必ず彪の子が一匹混じり他の子を食べてしまうので、彪の子と虎の子が2匹で残らないように川を渡さなければならない、というトリッキーな故事がベース。
3匹の子を無事に渡すために、4匹分の苦労をする=修行を怠ることのないように、という禅的解釈でしょうか。
一般的には苦心して生計をやりくりすることの喩え。
個人的には大海に浮かぶ蓬莱山のように、ゆったりおおらかな意匠に見えるのですが。
ただ、南禅寺方丈は虎の意匠だらけ!
前庭に面した大方丈の欄間には虎の彫物。
小方丈の障壁画も虎。狩野探幽作と伝えられる水呑の虎は、平和な時代の到来を象徴するかのようです。
こちらは小方丈前の如心庭。
渡り廊をぐるりと進むと北側の六道庭、中庭に出ます。
建物の作りが複雑で映画のセットみたいですね。
茶室、窮心亭。廻し廊の下を潜る設計になっていて、面白いですね。
昭和43年、宗徧流一門から寄進された茶室です。
ぐるり一周、鳴声に呼び止められ、見ると石の右上にちょこんとジョウビタキの雌が!
江戸と昭和の禅の庭、茶室の露地と見所満載の南禅寺本坊。
時代の変化とともに庭の意匠も変化していきます。
それも見所ですね