使用キット アカデミー (商品コードAM13206)
制作期間 2014年2月12日~3月29日
製作記事 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11 その12 その13 その14 その15 その16 完成です!!
総評・備考
今回制作した大洗女子学園のM3中戦車リーはテレビ版仕様の劇中車を再現したが、これはアニメ独自の要素が多い形状であるため、公式キット、適応キットのいずれを用いても大幅なガルパン仕様への改造工作が必須となる。基本的には中期型の車体に前期型の特徴が混じる形状で、ディーゼルエンジン車であるため背面に点検ハッチが付く他、排気管が前期型の形状となる。
これらの諸特徴に公式キットのタミヤ製品は完全に一致せず、最も近い適応キットが今回使用したアカデミー製品であったが、この状況はタコムやミニアートの新製品が出揃った2021年11月時点でも変わっていないようである。タコムやミニアートの新製品群はテレビ版仕様よりも劇場版仕様の劇中車に近いので、テレビ版仕様の劇中車の製作にはやや不向きである。
なお、公式キットを用いて作る場合、車体背面は完全な作り直しとなる他、転輪も5本スポークタイプに交換する等の必要があり、制作時のハードルが最も高くなるため、初心者クラスには厳しいものがあるだろう。割り切ってストレートに組んで雰囲気を楽しむ、という選択肢もおすすめである。
M3中戦車リーの適応キットに関しては、最近のミニアートの新製品群が注目されている。アカデミー製品では省かれていたエンジンも含めたフルインテリアキットもあるので、内部構造を学び楽しみながら、ウサギさんチームの雰囲気にひたりつつ作りこんでみるのも良い。
公式および適応キット一覧(2021年10月現在) 黄帯が今回の使用キット