県立榛名公園の標識を見た後、辻で東に進み、車道の右側の上図の遊歩道を歩きました。左手に榛名富士山の山裾が斜めに見えていました。
そのままロープウェー乗り場の南側の観光駐車場に出ました。ロープウェーに乗る観光客がここに車を停めているようでしたが、道の北側にも広い駐車場がありました。だいたいこのアングルで作中に出ています。
上のシーンですね。例によって広域ワイドの画ですので、実際の景色より広々として見えます。
駐車場の南側には、御覧のように土産物販売店や軽食処などの店舗が並んでいます。が、本格的な食事処は伊香保温泉や水沢のほうに集中しているので、観光客の大多数はそちらで昼食をとり、こちらではアイスとか団子とかの簡単な食べ物で済ませているようでした。並ぶ土産物販売店の全ての店先でアイスやジェラート類の販売をしているのは、観光客の動向に合わせてのもののようでした。
道を北へ横切ってロープウェー乗り場に向かいました。乗り場横の駐車場はほぼ満車に近くなっていて、観光客の多さを思わせました。この日は日曜日ですから、ロープウェーにも行列が出来ているかな、と思いました。
ロープウェーの乗り場です。正式には「榛名山ロープウェー榛名高原駅」といいます。そうか、このあたりは榛名高原と呼ばれるのか、と気付きました。確かに地形的には高原地域です。
このロープウェー乗り場の建物も、作中に登場します。
このシーンです。各務原なでしこ達が山頂から下りてきた場面です。例によって魚眼レンズ風の広域ワイドビュー風で景色や建物が曲がっていますので、実際の建物とはちょっと違う感じに見えてしまいます。
ロープウェー乗り場の受付で上図の往復切符を買いました。個人大人950円ですが、私は身障者割引が適用されて470円となりました。切符にも特別割引をあらわす「特」のスタンプが押されました。
行列には5分ほど並びました。もっと待たされるかなと予想していたので、5分程度で済んだのは良かったです。あまり時間がかかると、その後のスケジュールにも支障をきたしかねないからです。
ロープウェーは上図のような、15人乗り2両連結式のゴンドラです。1996年に日本で初めて採用されたゴンドラのタイプだそうです。初めて見ました。
ゴンドラが連結式なので、索道のシステムも複雑なのかなと思って見上げると、意外にもメインワイヤーは単線であるようでした。このロープウェーシステムのメーカーである滋賀県の「安全索道株式会社」の銘板があり、「単線固定交走式普通索道」とありました。
係員に誘導されて片方のゴンドラに乗りました。その窓から上を見上げ、撮りました。上の「榛名富士山頂駅」との高低差は269メートル、これを2分50秒で結んでいます。だから行列の最低待ち時間が5分程度なのか、と納得しました。
係員の安全確認の合図がなされ、扉が閉じられ、ゴンドラがガタンと揺れ、独特の振動音と共にゆっくりと動き出しました。子供の頃からロープウェーやモノレールなどの変わった乗り物に乗るのが大好きでしたので、この瞬間はいつもワクワクしてしまいました。
各務原なでしこ達も同じようにこのロープウェーに乗ったのでしょうが、作中ではその描写が無く、いつの間にか山頂にいて、いつの間にか下りてしまっているのでした。 (続く)