6月6日、大洗滞在三日目は朝から天候が崩れつつありました。時折小雨もちらつきましたが、この日の夕方にはTさんも私も帰途につくので、予定はTさんの希望していた二ヶ所を中心にコンパクトに回ることにしました。
宿の「浜の湯」での朝食は、いつもならば一階の囲炉裏付きテーブルで頂いていましたが、今回はコロナ対策ということで、二階の私たちの部屋の向かいの部屋にていただきました。
Tさんが食膳の準備をして下さいました。この三日間、殆ど大学教授と学生のような関係で語らいを重ねていましたから、三日目ともなればTさんも慣れてきて、どこかの大学のゼミの学生のような立ち振る舞いになっていました。その後、並んで美味しくいただきました。
その後は部屋に戻り、まったりと語らいつつ過ごしていたと思います。
宿には10時までゆっくり滞在していました。外が雨だったのもあり、行くべき場所が最低でも三ヶ所しかないので時間的には余裕があったためでした。
上図はチェックアウト時に玄関付近で見た、この宿の戦車パネルです。以前はテレビ版のマチルダⅡでしたが、これは二代目の最終章の図柄になっていました。
チェックアウトの精算時に手続きを待つTさん。大洗の宿ではたいていガルパンの寄贈品類が玄関コーナーに並んだりしますが、ここ「浜の湯」では二階の廊下空間に集約されているため、玄関にあったのはオレンジペコのクリアファイルのみでした。
雨の中、気さくなオーナーさんが傘を提供してくれ、玄関先に出て私たちを見送って下さいました。私自身はこの宿に五回ぐらいお世話になっていて、話もよくしていたので、日本将棋連盟の大洗支部でもある事やガルパンブームへの取り組みなども色々伺った記憶がありますが、とにかく楽しい方です。数ある大洗の宿泊施設のなかで、店主と気楽に話が出来る所は滅多に無いので、なおさらこの宿は印象に残ります。 (上図はTさん撮影)
宿からすぐのまいわい市場に行って、昨日見ておいた土産物をそれぞれに購入しました。そのついでに昨日見かけたどろソースのコーナーに行ってみると、御覧のとおりしっかりと補充されて充実の在庫量が陳列されていました。
見ていて気付いたのですが、関西で出回っているのと違ってこれはガルパンとのコラボデザインになっていました。図柄も2種類ありました。ガルパン商品になっているのであれば、ガルパン巡礼者がドンドン買って売り切れになるのが当たり前、というのはよく分かります。製造元のオリバーソースさんもうまいこと仕掛けてますね・・・。
まいわい市場での買物の後、ガルパンギャラリーに立ち寄りました。ここでTさんが買いたいものがあるようでしたので、私も何か記念に買ってゆこうかと考えました。
相変わらずのガルパン要素満載の外回りです。
雨中の月曜日の午前中なので、店内は閑散としていました。大洗はいつもイベント時や土日に賑わうので、平日はだいたいこんな感じが普通だと思います。 (続く)
スパイシーで本場関西でも好き嫌いが分かれるとおっしゃっていた『どろソース』。
岩手では目にする事がほぼ無いのでガルパン要素を差し引いても興味を惹く物でした。加えてソースを貰って困る人はあまりいませんし、大きさ(量)と値段も手頃。更に大洗限定品で旅行土産に相応しく賞味期限も未開封常温でほぼ2年(私がこの時購入したソースの賞味期限は2024.5.21)と私にとっては総合点が高いコラボ商品でした。タイミングよく購入できて良かったです。
いざ自宅で使ってみると確かに他のソースと明らかに違う風味でした。しかし醤油も薄口、濃口、だし醤油、さしみ醤油などを使い分ける事を考えると、数あるソースの選択肢の1つとして輝く特徴を持っているこのソースを手元に置きたくなる人が多いのもわかる気がしました。我が家ではなかなか減りませんが(笑)。
しかし公式HPに「大洗町はどろソースが全国で最も売れる地域となった」とありますが凄い事ですね。
神戸のメーカー、オリバーさんが製造しているウスターソースの熟成中に発生する沈殿物がどろソースの由来です。沈殿物なのでもとは廃棄したり、一部の飲食店へ無償配布していたのを、商品として売り出したのが始まりです。
関西でそばめしブームがあったときに、その味付けソースとしてヒットして、それであちこちのスーパーで売られるようになったのです。ソースというより香辛料の一種のようなイメージが今も持たれていますね。カレーや焼きそば、お好み焼きなどの隠し味として使われています。