ミラクルフルーツ(miracle fruit)はミラクルベリー(miraculous berry)とも呼ばれる果物で、1725年、探検家のデ・マルシェにより原産地である西アフリカで発見された。デ・マルシェは現地の人々が食事の前にこの果物を採って噛んでいる事から、ミラクルフルーツの存在に気付いたという
ミラクルフルーツの木は常緑樹で、コーヒー豆ほどの大きさの小さな赤い果実を実らせる。木は現地では6m以上にもなるが、他所で栽培されたものは多くの場合1.5mにも満たない。花は白く、何ヶ月もの期間にわたり開花している。果実は年に2回、雨季の後に収穫可能である。 ミラクルフルーツの実自体は甘くないが、数本の炭化水素鎖を持つ特殊な糖タンパク質であるミラクリンを含んでいる。この実を食べると、ミラクリン分子が舌の味蕾に結合し、次に食べた苦味や酸味のある食べ物(レモンやライムなど)および薬剤を甘く感じさせる。この効果は30分~2時間程度持続する。ミラクリン自体は甘味料ではなく、感じる甘味は後続の食べ物に左右される。
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