ガーデンフィールズ オクダ

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実も食べて、紅葉も綺麗!体にもいいベリー!

2019年09月10日 09時50分00秒 | ガーデンフィールズ大学 園芸学部


クランベリーは、ツツジ科の丈の低い蔓(つる)性植物。ブルーベリーと同じスノキ属で、たれさがったピンクの花と小さく厚い常緑の葉をつける。ブルーベリーとコンコードグレープと並ぶ北米原産3つのフルーツの一つです。最初に、食料、染料、薬の役割を持つ野生のベリーの多様性を発見したネイティブアメリカンに利用されました。今日では、北米で広く栽培され、生鮮品でも加工品でも入手可能です。最初の入植者であったピルグリム達は、春に咲くピンク色の花が、鶴(crane)の頭とくちばしに似ていることから、”Cran-Berry”と名付け、それが後に“Cranberry”となりました。
ヨーロッパからの移住者は、ネイティブアメリカンからクランベリーの活用法を学び、またクランベリーを物々交換として重宝しました。アメリカ捕鯨漁師や船乗り達は、壊血病を予防するために、ビタミンCの豊富なクランベリーを航海に持っていきました。1810年には、ヘンリーホール船長が、初めてクランベリーの栽培に成功しました。1871年までには、アメリカで最初のクランベリー生産者の組織が誕生しました。クランベリーには、数々の重要な健康効用があります。ネイティブアメリカンは、昔から、頭痛から癌に伴う痛みまで、様々な病気の治療に利用してきました。
クランベリーの持つ抗付着作用(anti-adhesion)ーバイオフィルム破壊効果が、尿路感染症の感染率を減少させます。クランベリーは抗癌性質の植物性化学物質、例えばフラボノイド、アントシアニン、プロアントシアニン、フラボノズ等をいくつも含有しており、1996年イリノイ大学研究者によって出版された研究では、クランベリーが潜在的に癌の発生抑止とその初期段階抑止の効果があり、これはクランベリージュースが含有しているある特定のフラボノイドに癌の抑止効果があると理論づけられています。
最近ではウェスタン・オンタリオ大学にある生化学部の研究者により、クランベリーが動物実験段階で肺がんの進展を抑止する効果があると発表されています。
この生化学部チームを率いるドクターNajla Guthrieによると、クランベリージュースとクランベリー製品を餌として与えられたラットは与えられなかったラットと比較して肺がん腫瘍の数が非常に少なかったとして発表。またクランベリーを食べることで、腫瘍の進行を遅らせるだけでなく肺やリンパ機能への転移を減少させる効果があるということも発見されています。またクランベリーには豊富にフラボノイド・ケセルチン(黄色染料)がふくまれており、このケセルチンは肺がんと結腸がんの抑止に効果があるとされています。


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