秋から冬にかけて園芸店などの店先を飾る、ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草です。
もともと日本には北アルプスの白馬岳と御嶽山周辺にのみ自生するクモマグサ(クモマソウ=雲間草)という高山植物がありますが、このセイヨウクモマグサ(西洋雲間草)は、ヨーロッパ原産の野生種を品種改良して作り出されたものです。
そのため、園芸店などでは、”ヨウシュクモマグサ(洋種雲間草)”もしくは、”セイヨウクモマグサ(西洋雲間草)”、サクシフラガ(Saxifraga)という名前で販売されていることがあるようです。
赤、ピンク、白などの花色があり、およそ1.5cmくらいのちいさな花をたくさん咲かせます。
名前は、高山地帯に生育し、まるで雲の間に花を咲かせるようなその様子からクモマグサ(雲間草)と名付けられた日本固有の山野草に似ていることと、ヨーロッパ原産であることなどからから、 ”西洋雲間草(セイヨウクモマグサ)”と呼ばれるようになりました。
高温と多湿が苦手ですので、梅雨の長雨に当てないように注意します。また、夏の間は、半日陰の風通しの良い場所で管理してください。
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