大分県日田の中学卒業してすぐに、福岡の医院に就職。
夜間高校に通いながら住込みの看護婦見習いと雑用。
時間外でも夜中でも患者さんが来ればいつも診る優しい先生だったので、患者さんが多かった。
ちょうど学校から帰ってくると親子連れの患者さんが来ていたので、学校の制服のまま応対した。
定時制だと言うことが分かると、患者のお母さんが「ふんっ!中卒のくせに」と聞こえよがしに言ったのが聞こえた。
患者さん本人は、普通の女子高生。母親の後ろに隠れるようにして、ぎこまめを見ていた。
母親の言動に悪いと思ったのか、蔑んでみてたのかは分からない。
すごく悔しくて、そして母親に甘えているのが羨ましくて。
あちらは優越感、こちらは劣等感という構図。
働きながら頑張って高校も卒業して、会社に就職ていう自分の将来に希望を抱いていたのだが、ガタガタと意気消沈する思い・・・。ガンバッテルノニ。
超大昔の事なのに、消えずにいつまでもジメジメと脳に残っていたのを呼び起こしたのは・・。
この唄。
若いうちに色んな試練に遭いながら強くなっていく。
そして今はもう婆ちゃんになってしまったけど、いまだに新たな試練が次々と襲う、でも乗り越えられる。
どんなに傷ついても前に向かって行くって、自分自身の為に大事ですね!。ファイトぉ!。